冒頭ゴルゴムのアジト
ビルゲニアが三神官にコガネムシ怪人を貸してくださいとお願いしています。
いつも馬鹿にして嫌味ばっかり言ってるくせに何故丁寧にお願いしてるのか疑問です。
ビルゲニア「大神官様!どうかこのビルゲニアにコガネムシ怪人をお貸しください!コガネムシ怪人を使って人間の心に潜む醜さを目覚めさせ人間社会を混乱させとうございます!」
バラオム「一体どういう風の吹き回しだ!」
ビシュム「我々の可愛い怪人をお前のような奴には!」
ダロム「そう頭ごなしに拒むこともあるまい!ここはこやつが怪人を使いこなせるか見てみようではないか!」
リーダー格のダロムがいいと言えばいいとなるようです。
コガネムシ怪人はオオガネムシを夜の街に放ちます。
ビルゲニア「仮面ライダーBLACKよ!貴様に地獄の苦しみを味合わせてやる!」
気合い満点のビルゲニア
小学生の男の子達がオオガネムシを発見して取りに行ってます。
サトルというメガネの少年は参加しません。
「怖いのかよ!弱虫!」
皆から馬鹿にされるサトル
翌日もカゴの中に取ったオオガネムシを見せびらかされ「弱虫!」と馬鹿にされるサトル
「悔しかったらオオガネムシ取ってこいよ!」なんて挑発されています。
そこに相変わらず都合よく登場する南光太郎
皆からイジメられているサトルを救出するためにいじめっ子達にガツンと言ってやろうとする光太郎
しかしそこに中年親父が登場!
「コラ!!」といじめっ子達に怒鳴って追い払います。
そして「バカモン!もっと勇気を出さんか!あんないじめっ子なんかこうやってやっつけるんだ!分かっとるのか?サトル!!」
ここに光太郎が止めに入ります。
光太郎「何ですかあなたは?大人が子供に喧嘩の仕方を教えるなんて!」
おっさん「シャラップ!黙りんしゃい!これは私とサトル、親子の問題だ!」
中年オヤジはサトルの父親でした。
光太郎「お父さんでしたか…」
おっさん「サトル!お父さんこれから会社へ行ってくる!分かってるな!!」
喧嘩の構えをする親父
父親は出勤のために立ち去りました。
光太郎「サトル君だっけ?厳しいお父さんなんだね…」
サトル「違うよ!お父さん、僕に勇気がないから怒ったんだ…僕がオオガネムシを取れないから…」
光太郎「オオガネムシ?」
サトル「コガネムシそっくりで流行ってるんだ…集めるの…」
光太郎「じゃあ今晩一緒に取りに行ってあげるよ!」
サトル「本当?」
光太郎「うん!」
光太郎とサトルは夜に神社にオオガネムシを取りに行きます。
光太郎とサトルがオオガネムシを発見して取ろうとすると我先にと沢山の集団がやってきてオオガネムシを争って取ってます。
光太郎は「たかが虫のために大の大人までが…」と衝撃を受けています。
サトルは光太郎の肩に止まっているオオガネムシを発見!
素手でオオガネムシをつかむサトル
サトル「お兄ちゃん!」
光太郎「やったね!サトル君!」
サトル「うん!これでお父さんも褒めてくれるね!」
光太郎「ああ!」
キャピトラ
パラダイス銀河が流れています。
1人の奥様が客として来店
杏子はうっかり奥様が持ってる虫かごに水をこぼしてしまいます。
「なんてことしてくれるのよ!!オオガネムシのメスは貴重なんだから!!!」
光太郎「たかが虫に少し大袈裟なんじゃないですか!」
「何ですって!私はこのオオガネムシのメスを100万円で買ったのよ!!」
杏子「この虫が100万円!!」
光太郎も杏子もビックリ!
「あんた達知らないの?オオガネムシをツガイで飼うと黄金の巣を作るって話!」
光太郎「そんなバカな!」
光太郎のこの態度に「フン!失礼な人達ね!」と奥様はご立腹で店から出ていってしまいました。
克美が入れ違いでやってきました。
克美「オオガネムシの話ならどこでももちきりよ!バロック音楽が成長させるのにいいとか、飼育温度は何度がいいとか、もう大騒ぎしてるわ!」
光太郎の心の声「異常すぎる…やはりゴルゴムが裏で糸を引いているに違いない!」
光太郎はバイクで出動!
サトルがトボトボと歩いています。
光太郎はサトルを発見!
「メスも捕まえなきゃ本当の勇気じゃないって…」
お父さんに認めて貰えなかったらしく落ち込んでいるサトル
サトルは自分の家に光太郎を連れていきます。
サトルの父親と母親は上機嫌!!
父親は会社を辞めて退職金の500万円でメスを購入したらしいのです!
光太郎「たかが虫一匹のために会社までやめるなんてどうかしてます!」
正論を言う光太郎
しかしサトルの父親は「オオガネムシの作る金の巣は最低でも一つ500万!元はすぐ取れる!」と能天気
「育て方次第では億万長者も夢ではないのだ!君もどうかね?」
光太郎「結構です!」
「倉持御殿を見れば君も絶対にその気になるよ!」
光太郎「倉持御殿?」
倉持御殿には沢山の報道陣が取材に押しかけています。
レポーター「倉持さん!この豪邸を建てるまでの御苦労は?」
倉持「苦労などありません!オオガネムシのおかげで一切働く必要などありませんでした!車は最高級の外車!別荘は軽井沢の他にスイスやハワイなど5軒ほどありますよ!」
「オオガネムシのツガイをご覧に入れましょう!」
報道陣にツガイの作った黄金の巣を見せる倉持
「そんなふうに努力もせずに得た富に価値があるんですか?」
倉持「とんな方法で得ようと富は富!楽をするのがいいに決まってる!」
取材を終えて外に出てきた倉持
そこに光太郎が来ていました。
光太郎を見るなり、逃げる倉持
竹やぶに逃げ込む倉持
追う光太郎
倉持は逃げるのをやめて光太郎を見てニヤけます。
コガネムシ怪人が光太郎に襲いかかります。
倉持はビルゲニアの正体を現しました。
コガネムシ怪人にぶっ飛ばされてBLACKに変身する光太郎
コガネムシ怪人を蹴り飛ばすBLACK
ビルゲニアはビルセイバーでBLACKの身体に一撃!
ビルゲニア「そうしていられるのも今のうちだ!やがて地獄の苦しみが貴様を待っている!」
BLACK「何!!」
ビルゲニアとコガネムシ怪人は姿を消します。
ゴルゴムのアジト
バラオム「フフフフ!人間共め!いいようにオオガネムシに振り回されておるわ!」
ダロム「さらにオオガネムシのオスを放て!欲に目が眩んだ人間共がメスを求めて醜い争いを始めるであろう!」
ビルゲニア「ハハッ!」
まさかのビルゲニアがダロムの指示に従う素振り!
ビルゲニアの心の声「フン!バカめ!俺の目的はあくまでも仮面ライダーだ!」
コガネムシ怪人はまたビルゲニアと夜の街に出てオオガネムシのオスを放ちます。
遂に殺人事件まで発生するほどオオガネムシ騒動はエスカレートしました。
サトルの家では仕事を辞めたバカ親父がヤカンを頭に被ってオオガネムシのメスが金の巣を作るのを「500万円!500万円!」と言いながら待機中!
バカ母親もヘルメットを被ってオオガネムシに餌を与えています。
サトルが「お母さん!お腹空いた!」と訴えても「自分で勝手に作りなさい!」と取り合いません。
そしてオオガネムシに餌をやるのに夢中!
サトルがオオガネムシを殺そう?と迫るとバカ親父から突き飛ばされます。
「あなた達は間違っている!!」と光太郎
「お父さんなんか大嫌いだ!」と飛び出していくサトル
サトルは公園でブランコをこいで黄昏れています。
光太郎が「サトル君!」と声をかけると「お兄ちゃん!」と光太郎に抱きつくサトル
サトル「優しいお父さんとお母さんだったのに…お金なんて儲からなくていいんだ…お兄ちゃん!お願いだよ!お父さんとお母さんを元に戻して!」
光太郎「サトル君!お兄ちゃんに任せろ!きっとお父さんとお母さんを元に戻してみせる!」
サトル「お兄ちゃんホントだね?」
光太郎「うん!」
光太郎の心の声「ゴルゴムが出てくるのを待ってるわけにはいかない…たとえこの身がどうなろうともこれ以上サトル君を悲しませてはいけない…」
光太郎は勝手に住居不法侵入をして人々の夢中になってるオオガネムシを殺すという非道行為に及びます。
「人のささやかな夢を壊して楽しいか?」
「そうだ!お前なんか鬼だ!」
「悪魔よ!」
子供からも鬼、悪魔扱いされる光太郎
次に不法侵入した家では追い出されてバケツで顔に水をかけられる光太郎
これはこたえたようでトボトボと帰る光太郎の後ろ姿が哀愁漂っています。
それを影から見ているビルゲニアとコガネムシ怪人
ビルゲニア「分身であるオオガネムシが殺られてさぞ悔しかろうがまだ機は熟していない!奴が人間に失望し、完全に戦意を喪失した時を狙うのだ!」
悔しがって光太郎に向かっていこうとするコガネムシ怪人を制止するビルゲニア
光太郎はサトルと一緒にサトルの家に行きます。
バカ親父とバカ母親に「そんな虫は捨てて、少しはサトル君のことも考えてあげて下さい!」と言う光太郎
しかしオオガネムシを殺そうとした光太郎はバカ親父から金属バットで襲われます。
「あんただって、あんただって、心のどこかに金の巣を欲しがっている気持ちがあるだろうが!!帰ってくれ!!帰れ!!」とバカ親父
光太郎は追い払われます。
光太郎は線路に停めてある汽車にもたれかかって絶望の表情!!
サトルが追ってきました。
サトル「約束したじゃないか!お父さんとお母さんを元通りにしてくれるって!!」
光太郎「もう嫌だ!欲に目が眩んだ人間に何を言っても無駄なんだ!」
サトル「お兄ちゃんの嘘つき!!お兄ちゃんなんか大嫌いだ!!!」
走り去るサトル
光太郎は汽車にもたれて絶望しきった表情
「ハハハハハ!!」
ここでビルゲニアが登場
ビルゲニア「南光太郎!!俺はこの時を待っていたのだ!命をかけて守ってきた人間共に裏切られ絶望する貴様をな!!たっぷりコガネムシ怪人に可愛がってもらうがいい!!」
ビルゲニアの合図と共にコガネムシ怪人が登場!!
ビビって後ずさりする素振りを見せた光太郎ですが、顔が笑っています。
光太郎「ハッハッハ!ハッハッハハッハッハ!」
ビルゲニア「哀れな…」
光太郎「罠にかかったなビルゲニア!」
ビルゲニア「ん?」
光太郎「お前達を引っ張り出すためにひと芝居打たせて貰ったのさ!!」
ビルゲニア「何?」
光太郎「俺は絶望などしない!サトル君のような純粋な心を持った少年がいる限り絶対にしない!!」
ビルゲニア「おのれ〜!殺れ!!」
光太郎はコガネムシ怪人に蹴りを入れ、投げられたら汽車の上に飛び乗ります。
「変〜身!!」
BLACKに変身する光太郎
BLACKはコガネムシ怪人に対して優勢!!
しかしコガネムシ怪人は突如、金粉をBLACKに向けて放ちます。
BLACK「何だ?この金粉は?」
ビルゲニア「金粉の舞が見物できそうだな!」
BLACK「金粉の舞?」
ビルゲニア「なかなか美しくなってきたぞ仮面ライダー!」
BLACKの身体が見事に金色になってきました。
ビルゲニア「まもなくBLACKからGOLDになるわ!」
BLACKの心の声「それではリプラスフォームが皮膚呼吸できなくなってしまう!」
苦しみ出したBLACK
弱っているのでコガネムシ怪人からぶっ飛ばされるBLACK
ビルゲニアが背後でビルセイバーを抜いて構えています。
BLACKの心の声「ここで負けてたまるかあ!」
ビルゲニアが迫ってきました。
BLACK「ロードセクター!!」
ロードセクターを召喚するBLACK
超高速でBLACKを救出するロードセクター
仮面ライダーGOLDになったBLACKはアタックシールドを使いスパークリングアタック!!
コンテナを2つも破壊するロードセクター!
そしてコガネムシ怪人は跳ねられます。
ロードセクターから降りたBLACKの身体は何故か元通りに!!GOLDも似合ってたんですが…
ビルゲニアはヤバくなったので高いところに飛んで避難してます。
ここでBLACKはライダーパンチ!!
なんとコガネムシ怪人はライダーパンチだけで爆散!!
唯一ライダーパンチだけで沈んだ怪人となりました。
まあ尺の都合でしょう。ライダーキックだけは結構いるんですが…
コガネムシ怪人の死と共にオオガネムシは消滅!!
サトルのバカ親父とバカ母親も悲惨なことに!
BLACK「手段のために人間の夢まで玩び、粉々に打ち砕くとは断じて許さん!!ビルゲニア!!」
怒りに燃えるBLACK
ビルゲニア「黙れ!!」
ビルゲニアとのバトル
ビルゲニアはまたワンパターンなビルセイバーダークストーム!!
ただ相手をぶっ飛ばすだけの技でダメージは与えられません。
ビルセイバーを素手でつかむBLACK
ビルゲニアはビルセイバーに何やら光線を流します。
キングストーンエネルギー全開のBLACK
光線をビルゲニアの方に流し返します。
そして蹴りをビルゲニアの盾に喰らわします。
盾越しとはいえダメージを受けたビルゲニア
そしてライダーキック!!
これも盾で受けたビルゲニア
「おのれ!!」
泣きそうな顔しているビルゲニア
拳を握りしめて迫るBLACK
ビルゲニアは結局は逃走!!
ナレーション
人間の心の弱さをついたゴルゴムの陰謀は仮面ライダーBLACKの手によって阻止された!卑劣なゴルゴムを許すな!戦え!仮面ライダーBLACK!!
時間ギリギリまで使ったためにサトル、サトルのバカ親、そして世間の騒動がどうなったのか、その辺のアフターケアが全くなされていません。
500万円の退職金で会社を辞めたバカ親父ですが、どうなるんでしょう…また就職でしょうけど…
このバカ親父を演じてる赤塚真人ですが、自作仮面ライダーBLACK RXの佐原俊吉を演じています。
仮面ライダーGOLDもなかなか似合ってて良かったと思います。