ユーチューブにABEMATVで放映されているドラマ、ブラックシンデレラがアップロードされていました。
主人公は神谷愛波というド平凡を自認する17才の女子高生です。
このドラマはABEMAが手掛ける2021年最初のオリジナルドラマでテーマはルッキズム、外見主義に当て、見た目にコンプレックスを抱いていた女子高生がミスコンテストに挑戦するも事故により顔に傷を負ってしまい、それでも前を向いて進む姿を描いています。
愛波は清藍学園に通う女子高生です。
愛波は小さい頃に清蘭学園の文化祭に行ってミスコンでグランプリを獲得した女の子を見て憧れを抱き、ずっとミスコンへの憧れを持っていましたが、自分は平凡で特に可愛くもないという現実を受け入れており、「私なんか」が口癖のちょっと卑屈な陰キャの女の子です。
清蘭学園に入学した理由もミスコンのお姉さんへの幼い頃の憧れのせいなのですが、ミスコンに出場しようなんて微塵もおもっておらず、「私なんかが出場したら腐ったとか卵投げつけられちゃう!」なんて言って友達を呆れさせています。
ミスコンは開催する意味もないくらい清蘭学園にはぶっちぎりの美人がいます。
香澄百合!!カスミコスメ社長である母親の一人娘です。
百合様と呼ばれており、優勝は間違いありません!!
そしてミスターコンテストも同時開催されますが、こちらもNEXT国宝級イケメンと呼ばれる橘圭吾が優勝間違いなしです。
当然、愛波は圭吾に憧れを抱いています。
ある日バスから降りたおっさんが落とし物をしたのを拾っておっさんに渡そうとしたせいでバスに乗れずに遅刻確定的な愛波
おっさんは「ああ、捨てといて!!」という反応
それもそのはずでキャバクラの宣伝が付いてるティッシュです(笑)
こんなどうでもいい物を拾われても感謝されないのは不思議ではありません。
そこに圭吾が登場!!
おっさんに「おい!おっさん!!そこはまずありがとうじゃねえの?」と正論を言ってます。
愛波は圭吾が登場したことに驚きを隠せません。
「何?見惚れてんの?」と圭吾
「はい…」と認めてしまう愛波
「仕方ねえって!俺、カッコいいから!」
「美しいもんはついつい眺めたくなるもんだろ!」
ナルシスト全開の圭吾(笑)
しかしそれで嫌われないのは実際、カッコいいし、魅力が伴っているからでしょう。
バスに乗り遅れた愛波と圭吾は手を繋いで走って登校!!
遅刻確実と思っていたのにギリギリセーフ!!!
と思いきやアウトだったようです。
国宝級イケメンの圭吾と地味女の愛波が手を繋いで一緒に登校してきたことに驚くクラスメイト
学園祭のミスコンの話になり、ミスコン参加予定者がパパ活して、相手のおっさんとホテルに行ったために停学になったため、参加者の空きが1つできたという話題に。
代役の参加者は誰がいいかという展開になり、ここで百合様が「愛波!!ミスコン出てみない?」と愛波を指名します!
「愛波が出てくれたら皆、喜ぶよ!」
百合に「圭吾もそう思わない?」と振られて圭吾も「まあ、神谷がいいんなら!」
当然、自分に自信のない愛波は「あの…百合様は私なんかが出てもいいと思ってくださっているのですか?」というリアクション
ここまで卑屈なリアクションをしなくてもいいと思います(笑)
「勿論!!愛波可愛いもの!!ねえ?」
百合は側近の戸田京子に振ります。
「まあ…」と露骨に面白くなさそうな感じで同意する京子
「じゃあ決定で!!引き受けてくれた神谷愛波さんに拍手!!!」とクラス委員
というか「私なんかが出てもいいと思ってくださっているのですか?」と言っただけで引き受けてません(笑)
さて家に帰ると母親からミスコン出場について猛反対される愛波
弟が学園のInstagramに愛波のミスコン出場についての投稿が出てるのをバラしたのです。
「あんなものに出たら一生ああ、こいつはそういう女なんだってレッテル貼られるの!!見世物にしていい、容姿を弄っていい女だって!!」
凄い偏見です(笑)
あまりの母親の猛反対に一度は「明日、出場を断る」と言った愛波
しかし「推薦した百合に恥かかせる気?」と京子から言われるし、百合の圧力で断われなくなってしまいます。
ポスター用の写真のためにメイクをしてもらう愛波
「怖がらないで百合を信じて!綺麗って作れるんだよ!」と百合
「私じゃないみたい!!」
愛波は別人のように綺麗になったメイクした自分に驚きます。
百合がいなくなったすきに京子、そして水島渚2人の百合の側近から詰め寄られる愛波
「ねえ!あんた!ガチで出る気?」
「まあ百合が選んだんだから仕方ないけどさあ!」
「ミスコンまでにもう少しマシにしてよね!!その程度で百合と同じ舞台に立つとかマジ勘弁だから!!」
このまま焼きを入れられそうな勢いです。
立ち去ろうとした京子に地味女がぶつかります。
すると足を引っ掛けて転倒させる京子
「いや!ちゃんと謝れよ!ブス!」
「てかいっつも花の手入れしてるけどさあ、他に手入れするところあるんじゃない?ハハハハ」
かなり陰険な2人です。こんなのを側近にしている百合も性悪であることは確実でしょう。
「少しは努力しろよ!見苦しい!」と花瓶の水をぶっかけようとする京子
愛波は「やめて!」と止めます。
「どうかしたの?」と百合がやってきたため京子達は退散!!
愛波は可哀想なメガネ女にハンカチを渡します。
出来上がったポスターを見ても愛波は他の参加者と比べてキラキラ度が落ちると「私なんか」連発!!
圭吾達の前で子供の頃、文化祭に来てミス清蘭のお姉さんから優しくしてもらった思い出、以来ずっとミスコンに憧れてきたことを話す愛波
圭吾から「金輪際、私なんか禁止な!!けどああ〜良かった!嫌嫌出るつもりならふざけんな!ってキレるところだったけど」と言います。
「いやキレるなよ!」と友達からツッコミ入ります(笑)
「でも神谷の夢だったなら後はもう頑張るだけだろ!」と圭吾
「でも…」と言う愛波に「でもも禁止!」と圭吾
圭吾は愛波を励まします!!
「ありがとう!」と感謝して圭吾の手を握る愛波
「凄いね!圭吾君って!そうだね!頑張るだけ!せめて自分が納得いくまで頑張らなきゃ!私、頑張らないで出られただけで満足とか思ってた!〜〜〜」
「いつまで手握り合ってんの?」と圭吾の友達
「ゴメン!」と言って手を離す愛波
「なんで謝んの?俺、そういうところ好きだけど!」
「えっ、好き?」
興奮する愛波
「何?また見惚れてんの?」と圭吾
とことんナルシストです。
愛波は照れてその場を離れます。
「何?随分優しいじゃん!」と圭吾の友達
愛波の友達は「後夜祭の花火を一緒に見た2人は結ばれるんだって!」という話をして愛波に誘ってみるように勧めます。
「さっきの圭吾君の感じ!脈ありじゃない?」
愛波は百合に「綺麗の作り方教えて下さい!」と頼み込みます。
百合は「勿論!」と快諾
愛波はランニングをしたり、必死に努力します。
圭吾も協力!!
ミスコンは間近に迫っています!!
さてミスコン当日がやって来ました。
愛波は圭吾を後夜祭の花火に誘う練習に忙しいです。
あまりに夢中になっていて時間が迫っていることを忘れていた愛波
慌てて教室を飛び出すと島村空という清蘭学園の一匹狼にぶつかります。
その弾みで空のシャツにキスマークがついてしまいます。
焦って「洗わないと!」と空のシャツを脱がそうとする愛波
なかなか積極的です(笑)
愛波のミスコンエントリーのバッジを見て「ミスコンって?君、ないわ!」と言い放つ空
これには愛波もカチンときた様子です。
「糞失礼なことを言ってすみませんでしただろ!分かんないなら見に来いよコンテスト!こいつに謝る気になるから!」と圭吾が登場
「興味ない!」と立ち去る空
「あの後夜祭なんだけど…はな、花火?」
愛波は圭吾を上手く誘えません…
そこで百合がやって来て「愛波!何してんの!髪、セットできてないじゃない!」
同時に愛波から助けて貰ったメガネ女がハンカチを返しにやってきます。
「あんた何しにここに来てんの?覗き見?」
「怖いんですけど!」
「趣味悪!」
京子と渚が登場
「愛波!」と急かされ「ゴメン…」
とメガネ女に言って立ち去る愛波
その様子を見て「ないわ…」と呟く空
髪をセットしてメイクをして準備が整った愛波
「今日の愛波完璧!シンデレラみたい!」と百合
圭吾もやってきて「うん!いいじゃん!」
最高の笑顔を見せる愛波
スタンバイOK!
いよいよ第20回ミス清蘭、ミスター清蘭コンテスト開幕です。
エントリーナンバー1番の橘圭吾
昨年のチャンピオンに黄色い声が飛び交います。
「皆〜俺に見惚れろよ!」と叫ぶ圭吾
あのステージに上がったら何か変わるかもしれない…なりたかった自分に近付ける気がする
愛波は勇気を振り絞って圭吾に花火は好きですか?とLINEを送ります。
百合が愛波に「もうすぐ出番だよ!楽しもうね!」と優しい一言
「エントリーナンバー3番は清蘭学園のプリンセス香澄百合!」とアナウンスが流れます。
「危ない!!!」
百合を庇おうとして百合を押し倒す愛波
両親が付き添っています。
「コンテスト中止になったって。とにかく今日は何も考えずに休みなさい!」と母親
「ごめんなさい!ごめんなさい!俺、姉ちゃんがミスコンに出るって知ってたのに黙ってて!」
弟が泣きながら両親に謝っている声を聞いてしまう愛波
「お医者さんが言ってたことって本当?あの傷は消えないって?」
「でもだいぶ薄くなるとは言ってたし、何年か経てば目立たなくなるって!」と父親
愛波は自分の顔の傷を鏡で見てショックを受けます。
「なんで!なんでよ!なんで!」
号泣する愛波
圭吾は愛波がいない教室で愛波の席を見ています。
愛波の親友のひまりが愛波に会いに来ますが愛波はショックで寝込んでいて会いません。
しかし愛波はそれでも立ち直ろうとします。
顔に絆創膏を貼って登校する愛波
それでも学校の敷地に入るとフードを被って顔を隠す愛波
そして愛波は百合と圭吾のやり取りを柱の陰から聞いてしまいます。
「本当迷惑しちゃう!」
「えっ!」
「愛波のせいでミスコンも中止になっちゃって!百合達の2連覇かかってたのに!」
「それ本気で言ってんのか!」
「だって勝手に転んで勝手に怪我してさあ!」
「だとしても一緒に頑張った仲間だろ!」
「仲間?愛波が?ない、ない!」
「そんなふうに言うならなんでミスコンに誘ったんだよ!」
「だって面白いかなって思ったんだもん!」
「面白いって!そんな理由で!」
「実際相当ネタになってたしね!だって凄かったじゃない!あの子本気で綺麗は作れるって思い込んでさ!本当可哀想!百合とは元の素材が違いすぎるのにさあ!」
「何?その顔?圭吾だって分かってたくせに!百合がお膳立てしたシンデレラストーリーだったって!」
「俺は、俺は、そんなこと別に」
「そうやって圭吾は誰にでも優しくするからあの子も浮かれちゃうの!」
そこで柱の向こうのガラス窓に反射している愛波の姿をとらえる百合
性悪の百合は「ねえ!百合達が婚約しているだってことを知ったらあの子どう思うかなあ?」
「別にいいよ!百合は皆に言っても!圭吾は嫌?」
「いや、俺は…」
いきなり圭吾にキスする百合
愛波はどん底に突き落とされます。
そこに空がやってきて止めます。
「あれっ!君?」
「離してよ!」
「何?」
「離せって言われたから離したんだけど」
「というかその制服!あんたこの?」
「もしかして死ぬ気だった?わざわざここで?」
「はっ?」
「高さもそんなないし、景色も綺麗じゃないし!死ぬ場所向きじゃない気が!」
「馬鹿にしてんの?」
「まあ死ぬ場所のチョイスは馬鹿だなあって!」
「場所なんてどこだっていい!もうしんどいんだよ!私なんか生きてても!」
絆創膏を剥がす愛波
「酷い傷でしょ!これ消えないんだって!分かった?だからもう私なんかのことは放っといて!」
「ここから飛び降りる方がそれより痛いし、しんどいよ!」
「ああ〜もううっさいな!あんたには分かんないよ!憧れの舞台に担ぎあげられて!なりたい自分になれると思い込んで!けど結局、百合様や圭吾君から…きっとクラス中から馬鹿にされて!」
「つまりそれ見られて馬鹿にされたくないから死ぬの?」
「違う!もう元の私にすら戻れないから!だから私は!」
「元の私って?友達シカトしてた君のこと?」
メガネ女がハンカチ返しに来たのに冷たくした自分を思い出す愛波
「違う?じゃあどんな君?」
「それは…」
私なんかばっかり連発してた自分を思い出す愛波
「なんか私って人の目気にしてばっかだ!」
「じゃあいいじゃん!元になんて戻らなくて!元の自分なんか捨ててここからなりたい君になる方がきっといいよ!」
「けどそんなふうには!馬鹿にしてた奴らがこんな私を見たらどう思う?」
「うーん、顔に傷があると思うんじゃないかな…」
「もう…何!気がぬけるよ!ムカつくし!」
「おう!と言うか邪魔しちゃったね!死ぬの!どうすっかは君の自由だから!お好きに!」
立ち去ろうとする空
「ふん!好きにするよ!」
また飛び降りる動作を見せる愛波
これには空も焦ります。
「あああああ〜ああああ〜」
叫ぶ愛波
笑う空
百合が愛波に近付いてきます。
「愛波!良かった!学校通えるようになって!」
「おはよう!百合さん!」
「愛波!それ!酷い傷…可哀想…」
「可哀想じゃないよ!」
「えっ?」
「可哀想になんて絶対ならない!」
「今まで通り宜しくね!」
「勿論…」
圭吾は百合にキスされた時のことを思い出しています。
「まさか初めてだった?」と百合から言われた圭吾
「怒らないでよ!少し妬いちゃっただけ!まあ親が決めただけの関係だから別に何しようが勝手だけど…でもあの子だけは嫌!ムカつくから!」と百合
今回はここまでです。
全8話で構成されるこのブラックシンデレラ面白いです!!!
しかし圭吾は優しいですね。自分の写メをスマホの壁紙にしている末期ナルシストですが魅力があるから許される感じです。
この作品ですがルックス至上主義に対するアンチテーゼを標榜しています。