仮面ライダーBLACK第11話「飢えた怪人たち」を観た感想

冒頭、怪人達がゴルゴメスの実の奪い合いをしています。

ゴルゴメスの実は怪人達の食料です。

やっぱり怪人でも食事はするんですね。

まあ生き物ですから排泄もするんでしょう。

カニ怪人からゴルゴメスの実を奪い取るトゲウオ怪人！！

ゴルゴム最後の怪人になるトゲウオ怪人ですがこんなに早く出番があったんですね。

そして映画版に登場したツノザメ怪人もいます。

バラオム「何ということだ！怪人達が食料の奪い合いを始めだしたぞ！」

ビシュム「無理もありません！長い眠りから目覚めだした怪人が増え、食料のゴルゴメスの実か不足しだしたのです。」（そんなに言うほどゴルゴムの怪人は多くありません。40数体程度では零細組織です。）

バラオム「このままでは怪人達を飢えさせてしまう！」

ダロム「心配するな…既に手は打ってある！」

バラオム「で、その手立ては？」

ダロム「ゴルゴメスの実は光がなく湿度の高い我々の闇の世界では育ちにくい…前の文明を破壊した時と同じように地上で栽培するのだ…」

ビシュム「では…サボテン怪人を？」

ダロム「うん…」

今日のダロムさんは目のところがかなり変です。まあいつもですけどマスクの装着の仕方がマズいです。

バードウオッチング中の登山者2人

鳥が現れないことを嘆いています。　

「全く今日はツイてないなあ…鳥は全然現れないし、踏んだり蹴ったりだよ!」　

「おい！それより変だと思わないか？」

「ん？何が？」

「この山だよ！1ヶ月前来たときと随分感じが違ってると思わないか？」

「ああ…そう言われてみれば随分この木も枯れているようだ…」

「木ばかりじゃない…この土を見ろ！この辺りは湿気を含んだ赤土だったんだが砂のようにパサパサだ！」

「あ、痛っ！アチチ！」

「どうしたんだ？」

1人が足を怪我したようです。

見ると立派すぎるサボテンが何個もあります。

「サボテンだよ！どうしてこんな山奥にサボテンが？」

その時空がピカッと光りました。

「何だあの光は？」

望遠鏡で光の方を見る2人

するとコウモリ怪人が何やら光る物体を運んでいるのが目に入ります。

「コウモリの化け物だ！」

「あの…大きな…カプセルは何だ？」

ビビって区切って言葉を絞り出す1人

その時地割れがするような地震が起きます。

そして地面からサボテン怪人が登場！！

ビビった1人は崖から転落しそうになります。

どうにかもう1人の腕をつかんでしがみつきますがサボテン怪人が針を飛ばして支えてる側の腕に刺さります。

すると手を離してしまい1人は崖下へ転落！！

コウモリ怪人は手に持っていたカプセルを落とします。

するとカプセルが割れて何やらヒラヒラと空中を舞いました。

そうして東京の街は物凄い土砂降りになりました。

キャピトラ

光太郎「ひどい土砂降りだ…お客は期待できそうもないな…」

克美「あらあら、土砂降りは光太郎さんの方よ！サボテンはそんなにヒタヒタになるまで水をやったら腐ってしまうわ！」

光太郎「そうなんだ！ゴメン！ゴメン！フフフ！」

全く謝ってない口調の光太郎です。倉田てつをの演技もわざとらしいです。

杏子「光太郎さんは信彦兄さんと違ってそういうのからっきしダメなんだから！フフフフフフ！」

杏子は笑ってますが信彦の名前が出ると克美の表情は曇ります。

光太郎「杏子ちゃん！」

杏子「あっ、ゴメンなさい…」

克美は落ち込んでいます。

光太郎「克美さん！元気出して！大丈夫！信彦は絶対どこかで元気にいるよ！」

克美「ええ…杏子ちゃん！ゴメンなさいね…妹のあなたが必死で耐えてるのに…」

杏子「ううん…それより遅くなったけどお昼ご飯にしましょう！」

光太郎「克美さん！」

頷く克美

光太郎「さあ食べるぞ！いただきます！！」

その時2人のカップルが雨に濡れて入ってきました。

克美「光太郎さん！タオル！タオル！」

「ああっ！！」

カップルの男の方が急に苦しみ始めて顔を手で覆って倒れ込みます。

「ねえ！どうしたの？」

「顔がヒリヒリする！」

光太郎「どうしたんですか？しっかりして下さい！」

杏子「どうしたの？」

「キャーッ！！！」

カップルの女の方が悲鳴を上げます。

見ると男の顔から葉っぱが生えてきました。

杏子も克美もこれにはビックリ！！！

光太郎の心の声「これは？」

「ねえ！しっかりして！ゆうちゃん！」

彼女は泣きそうな顔で彼氏のことを心配しています。

彼氏は病院に運び込まれます。

光太郎、杏子、克美も一緒です。

医師「いやあ！信じられん！人間の身体から植物が生えるなんて！！」

「ねえ！ゆうちゃん一体どうしちゃったの？一体どうしちゃったのよ？」

彼女は何故か克美に詰め寄っています。

克美が知るわけありません…

光太郎は1人でバイク走行中にまた顔から植物が生えている男が倒れているのに出くわします。

光太郎「しっかりして下さい！どうしてこんなことに？」

「分からん…雨の中練習をしていたら突然肌に激痛が走って！！」

光太郎の心の声「あの青年もガールフレンドに上着を貸していたために直接雨に打たれていた…間違いない！雨にこの奇病の原因がある…」

またも近くでラグビーをしていた子供達が顔から植物が生えてきて苦しみ始めました。

ナレーション

南光太郎はこの大量に発生した奇病の裏にゴルゴムの犯罪の匂いを嗅ぎとった！

（これ犯罪なんですかね？そういう次元の話ではないと思うんですが…）

ゴルゴムのアジト

ダロム「愚かな人間共がうろたえているのが目に浮かぶわ！ウフフフフフフ！」

ビシュム「まさか自分達の肉体がゴルゴメスの恰好の養分になっているとは思いもよらないでしょう！」

ダロム「サボテン怪人よ！怪人達の食料は多ければ多いほどよい！次の雨が降る時に打ち上げるカプセルの用意は整っておるか？」

任せてくださいと言わんばかりのポーズを取るサボテン怪人

ビシュム「あとはゴルゴメスが成長してその実を刈り取るのを待つのみ！」

バラオム「もはやそんな余裕はない！！怪人達の同士討ちを抑えるために蓄えてあったゴルゴメスの実を全て与えてしまった…明日以降の分を大至急確保せねばならぬ！」

ダロム「うーん…いくらここより成長が早いと言っても自然任せではゴルゴメスの実が成るのはせいぜい1週間後…当座分だけでも急成長させねばならんな！」

光太郎は何やら記者会見の会場にやってきています。

「午後2時から3時にかけて東京地方を襲った豪雨を分析したところ正体不明の植物の胞子が大量に含まれていることが判明しました。」

偉そうな人が発表しています。内閣府でしょうか…

「既に1000人以上の患者が出ている奇病との関連はどうなんですか？」

「この赤で囲まれた斜線は今日の雨が比較的激しく降った地域です。これに患者が確認された場所とその地図を重ねてみます。ご覧のように都心部では患者が多数発生していますが、問題はこの山間部です。」

何やらざわつく記者達。

光太郎の心の声「八王子から西には全く患者が出ていない…」

ナレーション

光太郎は降雨時の風の速さと方向を考えゴルゴムが奇病の原因となった胞子を散布した場所を奥多摩の他鏡山上空と割り出した。

その時1人の記者が入ってきました。

そして入ってくるなり「大変だ！コウモリの化け物か病院を襲って患者達を連れ去っている！」と報告します。

光太郎はすぐに記者会見会場を後にします。

病院にいる克美に電話をかける光太郎

克美「ええ…間違いないわ！あれは確かにゴルゴムの怪人よ！光太郎さんお願い！信彦さんの二の舞にならないようにユキさんのボーイフレンド取り戻してあげて！！」

ユキさんですがかなりな美女です！

光太郎はバイク走行中

「おのれゴルゴムめ！必ず患者達を救出してお前達の野望を打ち砕いてやる！！」

光太郎はまた川で倒れている男を警官隊が救出しているところに出くわします。

光太郎「どうしたんですか？」

年配の警察官に尋ねる光太郎

「ああ…昨日の昼山に入ったまま行方不明になっていたバードウォッチャーが今見つかったところなんだ…大怪我してる上にお化けコウモリがどうの光るカプセルがどうのと訳のわからんことを譫言で言っとるんすわ！！」

光太郎「で、その行方不明になった山はどこなんですか？」

「おお！この山のすぐ向こう側だ！」

光太郎は迷わず行こうとします。

「ちょっと待ちなさい！1人で登るのは危険だ！このところあの山に地割れや自崩れが続いて不吉なことが多すぎる！やめた方がいい！待ちなさい！！」

制止するおっさん警察官ですが光太郎は振り払って行きます。

ゴルゴムに囚われた患者達は3神官の目の前にいます。

全員苦しみながら寝そべっています。

ダロムが念動力を使って患者の1人を機械にかけます。

ナレーション

ゴルゴメスはゴルゴムの世界より地上の自然の光で育てたほうが数倍早く実を結ぶが紫外線を集中的に当てることにより、その成長をさらに早めることができるのだ！

ビシュムの顔が毎回印象が変わるのは気のせいでしょうか…（笑）話ごとにメイクが違うんですよね。

サボテン怪人が何と人間の言葉で「腹減った…腹減った…」を連発！！

ゴルゴメスの実を拾って食べます。　

バラオム「勝手に食べることは許さん！！」

バラオムはサボテン怪人にお仕置きの破壊光線を放ちます。所詮お仕置きにしかならない光線の威力です。

光太郎は山に入り、サボテンが成っているのを発見！！

すると怪人登場の時に流れる怪奇音楽が流れ地面からサボテン怪人が光太郎の足をつかみます。

光太郎はサボテン怪人にキックをお見舞い！！

サボテン怪人は針を放ちますが、光太郎は素早く避けます。

針が刺さった木は溶けています。

光太郎はサボテン怪人からぶっ飛ばされて転倒！

立ち上がった光太郎は決まった表情で変身

！！

「変〜身！！！」

変身後にいつものカッコつけたポーズを取るBLACK

蔦を出してBLACKの足に絡めるサボテン怪人

足を取られるBLACK

針を放つサボテン怪人

避けるBLACK

BLACKはバトルホッパーを召喚！！

BLACKに絡まっている蔦を断ち切るバトルホッパー

ぶっ飛ばされて岩に激突するサボテン怪人

何やら緑色の粘液がサボテン怪人の身体から出ます。

バトルホッパーにビビったサボテン怪人は地中に逃亡します。

BLACK「しまった…」

サボテン怪人はヨタヨタしながら3神官のところに逃げ帰ります。

階段を転がり落ちるサボテン怪人

ダロム「どうしたのだ？」

ビッコを引いて歩くサボテン怪人が痛々しいです。

サボテン怪人「腹減った〜！！」

またも勝手にゴルゴメスの実を食べるサボテン怪人

バラオムがこれには激怒！

バラオム「貴様！あれほど勝手に食べるなと言ったのが分からんのか！！！」

サボテン怪人「ライダー！ライダー！ライダー！」

バラオム「何！！仮面ライダーが現れた？」

ダロム「奴め！」

BLACKはバトルホッパーでサボテンが沢山成っているところにやってきました。

バトルホッパーを降りるBLACK

サボテン怪人が落としていった粘液を発見するBLACK

BLACK「これはサボテン怪人の傷口から出ていた粘液だ！するとこの近くに！！センシティブイアー！！」

ナレーション

センシティブイアーは500メートル先のささやき声も聞き取ることができるのだ！

BLACKにビシュムの声が聞こえてきました。

ビシュム「とりあえず怪人達に与えるゴルゴメスの実は3日分確保できました！」

BLACK「この声は大神官ビシュム！」（ビシュムって一度もBLACKにビシュムと名乗っていないと思うんですが…なんでビシュムって知ってるんでしょう…）

ビシュム「秩父山脈上空に発生した雨雲が間もなくこの上空に移動してきます。奴にここを発見される前に次の胞子カプセルを打ち上げた方が得策と思われます！」

ダロム「よーし！コウモリ怪人を呼ぼう！」

バラオム「うん！」

「そうはさせん！！」

そこで階段を降りてくる黒い影

勿論仮面ライダーBLACKです。

ダロム「うん？仮面ライダーBLACK！」

ダロムとバラオムはビビって後ずさり！

部下のサボテン怪人が前に出てきます。

上司が腰抜けで気の毒なサボテン怪人です。

BLACK「怪人の食料の栽培のために人間を使うとは絶対に許さん！！！」

今回も十八番の許さんがでました。

勇敢にサボテン怪人はBLACKと戦います。

腰抜け3神官はバラオムがまた当たってもダメージを与えられないショボい破壊光線を出しますが避けられます。

ビシュムは目から破壊光線！！

これも避けるBLACK

ダロムは念動力でBLACKを転倒させます。

しかしこの人達の攻撃は相手にダメージを与えることはできないという致命的な問題があります。

ダロム「ここはワシとサボテン怪人に任せておまえ達はゴルゴメスの実を運ぶのだ！」

バラオムとビシュムは白マントにゴルゴメスの実を包むようにして運ぼうとしています。

BLACKがジャンプしてきたのを念動力でぶっ飛ばすダロム

飛ばされたBLACKは何やら装置にぶつかって破壊してしまいました。

すると機械にかけられていた患者達の顔から生えている植物が枯れてきてます。

BLACK「そうか…ゴルゴメスの実は紫外線を当てすぎると枯れてしまうのか！！」

BLACKとサボテン怪人のバトル

蔦をBLACKに絡めて攻撃するサボテン怪人

ダロム「どうだ仮面ライダー！！」

どうだ！ってイキるほどの攻撃ではありません…

バトルの舞台はいつしか地上に

サボテン怪人の蔦に苦戦するBLACK

ダロム「仮面ライダー！！いやブラックサン！！最期だ！！」

ダロムは念動力を使ってBLACKを崖から転落させます。

BLACK「バトルホッパー！！」

またもバトルホッパーを召喚するBLACK

というかBLACKは崖から転落した程度では死なないと思います。ダロムはバカなんでしょうか？

バトルホッパーに乗り、崖を走って登るBLACK！！

ダロムさんはヤバくなったら全て部下任せでサッサと退場（笑）

バトルホッパーに跳ねられるサボテン怪人が可哀相です。

そして「ライダーパンチ！！」

しかしライダーパンチを放ったBLACKの右手に針がガッツリ刺さる事態に…

今度は普通のキックを喰らわしたBLACK

すると足がかなり痛々しいことに！！

針が刺さります。

BLACK「ダメだ！体中針だらけのサボテン怪人にはキックやパンチは撃てない！！」

足に刺さった針を抜くBLACKのボディーに今度は針を放つサボテン怪人

これも直撃！！

しかも抱きついて身体に針を突き刺すサボテン怪人

BLACKの心の声「このままではやられてしまう…こいつを倒す方法はないのか…」

その時克美の言葉を思い出すBLACK

「サボテンはそんなにヒタヒタになるまで水をやったら腐ってしまうわ！！」

BLACK「そうだ！これだ！！」

なんとサボテン怪人と抱き合ったまま川に飛び込むBLACK

サボテン怪人はやはり水が苦手なようです。

自分は高いところに飛び上がるBLACK

BLACK「水を吸収しすぎて皮膚が弱くなっている…」

キングストーンフラッシュしてから力を蓄えるBLACK

川から飛び上がってきたサボテン怪人にカウンターでライダーパンチ！！

かなり効いたようです。

そして必殺ライダーキック！！！

サボテン怪人はまた川に転落

そして爆散！！！

俺、カッコいいと勝利の余韻に浸るBLACK

ゴルゴムのアジト

ダロムはトゲウオ怪人やツノザメ怪人達を眠らせました。

ナレーション

仮面ライダーの前に怪人達の食料を確保できなかったゴルゴムはやむなくゴルゴムの世界でゴルゴメスの実が育つまで怪人の3分の2を再び眠らせて急場を凌ぐはめに陥った！

ダロム「仮面ライダー！この敵は必ずとってみせるぞ！！」

凄むダロムですが全く迫力がありません。

さて紫外線でユキの彼氏の治療をする医師

ナレーション

ゴルゴメスを枯れさせるために大量の紫外線を放射した！

「ゆうちゃん！！」

「ユキ！！」

抱き合う2人

「良かった〜大丈夫？」

「俺、どうかしてた？」

「もう！！心配かけて！！」

「ユキ〜！」

「でも良かった〜」

光太郎達の前でいちゃつく2人

克美は複雑な表情

光太郎「克美さん！あの2人のように僕が必ず信彦を連れ戻してやるよ！」（上から目線の光太郎です。連れ戻して見せるでいいと思います。）

克美「うん！」

ナレーション

仮面ライダーBLACKは改造人間である。その怒りと悲しみが今またゴルゴムの卑劣な陰謀を叩き潰した！人間の自由のために彼は戦い続ける！今日もそして明日も！

サボテン怪人が「腹減った」と喋っているのがとても滑稽な第11話です。全体的にサボテン怪人は健闘した方ですね。ライダーパンチを受けてもノーダメージでBLACKの手が痛いことになってますから。

ここまでだとサイ怪人が一番です。一度はBLACKは瓦礫に埋もれて敗れましたから。

しかしトドメを刺さなかったのが悪いです。