冒頭、茂達3バカトリオは下校途中です。
何やら夜待ち合わせの約束をしている茂達
茂「今晩七時だぞ!いいな!」
健吾.三郎「うん!」
ここに光太郎登場!
光太郎「よう!」
茂「光太郎兄ちゃん!今日は馬鹿に帰りが早いじゃん!」
光太郎「うん!遊覧飛行のキャンセルがあってさ!ところで茂君!何を約束してんだい?」
茂「熊の木神社のムササビの話知ってる?」
光太郎「いいや…知らないなあ…」
茂「1万メートルも飛ぶんだって!」
光太郎「えーっ!1万メートルも!」
茂「ムササビはリス科の仲間でさ!ほら!鋭い歯を持っていて発達した皮の膜を利用して空を飛ぶんだけど普通180メートルくらいなんだよ!それが1万メートルだよ!僕達今夜そのムササビを見に行こうと約束したんだ!」
光太郎「よーし!そんな凄いムササビがいるなら霞のジョーと玲ちゃんを誘って俺も行くか!なあ!」
茂達「うん!」
光太郎「よーし!帰ろ!帰ろ!」
楽しそうな光太郎と3バカトリオ
夜になりました。
光太郎と3バカトリオ、そして玲子、ひとみは熊の木神社にやってきています。
ひとみ「ねえ!ムササビどこから出てくるの?」
皆、望遠鏡を持ってきています。
カメラマンの玲子は当然カメラを構えてスタンバっています。
茂「ひとみ!大きい声出すなよ!そんな大きい声出したらムササビが逃げちゃうだろ!」
ひとみ「はーい!」
ここに霞のジョーもやってきました。
霞のジョー「ところで兄貴!1万メートルも飛ぶムササビって本当か?」
光太郎「ああ!本当かどうか今確かめているところだ!」
霞のジョー「本当だったらギネスブックもんだぜ!」
光太郎「おお!」
ここで茂が早速ムササビを発見したようです。
茂「あっ!いた!」
玲子「えっ!」
玲子も喜びます。
健吾「あっ!てっぺんにいたぞ!飛ぶかな?」
茂「飛ぶさ!」
ムササビが飛びました。
ひとみ「あっ!飛んだ!!」
無邪気な声を出すひとみ
玲子はカメラで写真を撮っています。
ムササビですが何やら彗星みたいになって飛んで行きました。
喜んでいる玲子、3バカ、ひとみ
光太郎「1万メートルは優に越したな?」
霞のジョー「兄貴…」
光太郎「ああ!」
光太郎と霞のジョーだけはただならぬものを感じたようで後を追います。
ムササビが飛んで行った方向を探る光太郎、霞のジョー
光太郎「確かこの辺だったな?」
霞のジョー「兄貴…ここから熊の木神社までは優に1万5千メートルはあるぜ!」
光太郎「ああ…」
ここで悲鳴が聞こえてきました。
「ああ〜!!!」
「うわーっ!!!」
悲鳴のした方へ走る光太郎と霞のジョー
子供達が倒れていました。
光太郎「おい!大丈夫か?おい!」
倒れている子供達に駆け寄る2人
見ると全員首に噛まれたような傷跡があります。
光太郎「ジョー!救急車だ!」
霞のジョー「OK!」
霞のジョーは救急車を呼びに電話ボックス探して走ります。
光太郎「君!君!!」
倒れている女の子を揺さぶる光太郎
やはり首に噛まれた傷跡があります。
光太郎の心の声「ムササビの仕業か…しかし変だ!ムササビが人を襲ったなんて聞いたことがないぞ…クライシスだ!奴らの仕業に違いない!」(ゴルゴムの仕業に何でもしてた光太郎が今度は何でもクライシスの仕業にし始めました。)
霞のジョーが戻ってきました。
霞のジョー「兄貴!すぐ来るぜ!」
光太郎「ああ!」
救急車がやってきました。
光太郎と霞のジョーは子供達を率先して救急車に乗せています。
光太郎「ジョー!一緒に行ってくれ!」
霞のジョー「分かった!兄貴は?」
光太郎「まだ被害が出る可能性がある!俺は街をひと回りしてくる!頼むぞ!」
霞のジョーも一緒に乗ったまま救急車は走り去りました。
さて女の子がマンションのベランダに出て洗濯物を取り込んでいます。
そこに怪魔異生獣ムサラビサラが飛んできました。
「キャー!!!」
悲鳴を上げる女の子
当然光太郎にその悲鳴は届きます。
「助けて〜!!!」
マンションのベランダでムサラビサラに襲われている女の子が目に入った光太郎
ここでマンションの玄関から階段を登って女の子の部屋に侵入した光太郎
勝手に他人の部屋に入るのは今に始まったことではないし、人命救助のためなので仕方ないですが、何故ジャンプして行かないのでしょう。
人間じゃない光太郎は過去に洋館の2階から顔を覗かせているムカデ怪人の大井裕子を発見してジャンプして部屋に入り込みました。
光太郎がベランダに出ると女の子は倒れていました。
光太郎「おい!しっかりしろ!」
女の子の首にはやはり噛まれた傷跡がありました。
そして何やら鳴き声を出しながら飛び去っていくムサラビサラを目撃する光太郎
さて霞のジョーが3人の小学生と一緒に向かった病院
医師が3人の小学生を診察
医師「君!傷なんかどこにもないじゃないか!」
医師は不機嫌そのものです。
霞のジョー「えっ?」
霞のジョーが見ると首の傷跡は消えています。
そして3人の小学生は目が覚めました。
普通に動き出す3人
霞のジョー「ちょ、ちょっと!なんで起きるの?」
医師は激怒!
医師「き、き、き、君達は私をからかいに来たのか?」
霞のジョー「い、いや!か、か、からかうなんてとんでもない!!えっ???」
狐につままれたような表情の霞のジョー
霞のジョー「し、しかしこれは!いや!と、とにかく無事であったということは喜ばしいことでありまして!い、いやしかし!」
医師は今にも霞のジョーに殴りかかりそうな表情で去っていきました。
霞のジョー「えーっ!!信じられません!!」
素っ頓狂な霞のジョーです。
さてカメラマンの玲子は熊の木神社で撮ったムササビの写真を現像しています。
玲子「おまたせ!!」
写真が出来上がった玲子
3バカとひとみが待っていました。
健吾「見せて!見せて!」
ひとみ「見せて!」
皆に写真を渡す玲子
茂「すげー!」
ひとみ「うわー!凄ーい!」
ここに光太郎がやってきました。
光太郎「玲ちゃん!」
玲子「光太郎さん!」
光太郎「玲ちゃん!写ってるかい?」
玲子「ええ!バッチリよ!でもね…ちょっと貸してね!」
皆から写真を取る玲子
玲子「ムササビってこんなに光る動物だったかしら?それにこのムササビ飛びながらどんどん大きくなっていくのよ!変だと思わない?」
光太郎はどんどん巨大化するムササビの写真に異様なものを感じています。
茂「光太郎兄ちゃん!僕達明日の夜も見に行こうと約束してるんだ!」
全く何も感じてない様子で緊迫感ゼロの3バカトリオ
光太郎「茂君…それはやめといた方がいいよ!」
茂「えーっ!どうして?」
光太郎「まだはっきりしたことは分からないんだが君の学校の生徒の何人かがあの動物に襲われて病院に運ばれたんだ…君の仲良しの文子ちゃんもその1人だ!」
茂「文子の奴が?」
光太郎「ああ…」
茂「玲子お姉ちゃん電話借りるよ!」
玲子「どうぞ!」
茂は文子の家に電話をかけます。
茂「もしもし!佐原茂ですけど……文子?えーっ!お前病院行ってたんじゃなかったのか?」
文子「どうして私が病院に行かなければならないの?えっ?変な動物に?」
文子は普通に家に帰ってきていて全くムサラビサラに襲われた記憶がないようです。傷跡も当然消えてます。
電話を切る茂
茂「光太郎兄ちゃん!何寝ぼけたこと言ってんだよ?文子はピンピンしてるぞ!」
光太郎「えーっ!」
ここで霞のジョーがやってきました。
霞のジョー「いやー!参った!参った!」
光太郎「ジョー!子供達はどうした?」
霞のジョー「それがなあ兄貴!どうにもヘンテコリンなんだ…病院に連れて行ったら子供達の傷口が消えていてさ!皆、前より元気になって家に帰っちまったんだ!」
光太郎「何だって!!」
茂「そーれ見ろ!明日の晩も行こうぜ!」
健吾、三郎「うん!」
茂「おやすみなさい!」
健吾、三郎、ひとみ「おやすみなさい!」
全く警戒感もなく皆、帰って行きました。
霞のジョー「兄貴…」
玲子「光太郎さん…」
光太郎「ああ…どうも変だ…クライシスが何か恐ろしいことを企んでいるのはわかるんだが…それが何なのか…」
光太郎も全くわけが分からない様子
クライス要塞
ゲドリアン「今頃光太郎も霞のジョーも狐につままれた思いでポカーンとしてるでしょうよ!何しろ怪魔異生獣ムサラビサラの傷口は5分もするとかき消えてしまうんですから!」
ガテゾーン「たったそれだけのことで喜んでいていいのかい?」
ゲドリアン「喜ぶのはこれから!傷口は消えても一度ムサラビサラに噛まれた子供の体内には恐ろしい毒がかきめぐっている!その子供達は他の人間に噛み付いて仲間を増やしていく!」
ジャーク将軍「ゲドリアン!その子供達は最後はどうなるのだ?」
ゲドリアン「子供達はムササビ症候群にかかるのでございます!つまり!自分がムササビになったと思い込み空を飛ぼうとするのでございます!」
ジャーク将軍「ほーう!」
ゲドリアン「子供達は次から次へと墜落死して地上は大混乱!」
ボスガン「お前らしい残酷な試みだ!」
ゲドリアン「私の最終ターゲットは南光太郎です!この大混乱のすきを狙って奴をムササビ症候群にかからせて墜落死させてご覧に入れます!」
マリバロン「ゲドリアン!南光太郎に毒は効かん!奴を甘く見ると手酷いしっぺ返しを食うことになる!」
ジャーク将軍「マリバロン!お前のように光太郎を恐れていては何もできぬぞ!」
ジャーク将軍が割って入ります。マリバロンは光太郎に完全にビビっているようです。
ジャーク将軍「ゲドリアン!どんな方法を取っても構わん!RXの息の根を止めろ!!」
茂の小学校
茂が登校してきました。
茂「皆、おはよう!」
健吾「おはよう!」
三郎「おはよう!」
教室に入る3バカトリオ
ムサラビサラに噛まれた文子達が自分の席に座って目をつぶっています。
茂「あれっ?」
健吾「あれっ?」
三郎「皆、目つぶっちゃって黙想なんかしたゃったりして!」
健吾「何やってんだよお前ら?」
茂は文子に近寄ります。
茂「文子!昨日の夜のことなんだけどさ!ムササビに襲われたなんて嘘だよな?」
ここで文子が目を開きました。そして歯を見せる文子
何と牙が生えています。
他の3人も同じです。
茂「うわっ!!」
健吾、三郎「うわっ!!」
ビビりまくる3バカ
茂「化け物!!」
三郎「や、やめろ!!」
腰を抜かしてしまっている3バカは逃げられません。
茂「うわーっ!助けて!!」
健吾「うわーっ!」
三郎「うわーっ!!」
3バカトリオは全員首に噛みつかれてしまいました。
さて光太郎、霞のジョー、玲子は熊の木神社に向っています。
光太郎「玲ちゃん!どんな危険なことが起こるか分からないんだ!ついてくるなよ!」
玲子「何言ってんの!私はね!キャメラマンよ!決定的瞬間が撮れるかもしれないってのに家でじっとなんかしてられますか!」
霞のジョー「責任は持たないからね…」
玲子「光太郎さんが持ってくれるからいいわ!」
光太郎「俺だって持てないもんね!!」
冷たくつき離す光太郎
玲子「いいわよ!自分の命くらい自分で責任持つわよ!!」
玲子を置いてさっさと階段を登っていく光太郎と霞のジョー
取り残された玲子
ここに茂達がやってきました。
玲子「茂君!三郎君!健吾君?」
しかし3バカ達の様子は明らかにおかしいです。
玲子「変ね…」
ヤバいものを感じた玲子は光太郎と霞のジョーのところに急ぎます。
玲子「光太郎さん!ジョー!!ちょっと!ちょっと来て!!」
光太郎「どうしたんだ玲ちゃん?」
玲子「茂君達が!見て!!なんだか様子が変なのよ!」
どんどん高いところに登って行く茂達
光太郎「ああ…確かに変だ!行こう!」
茂達を追う光太郎達
光太郎「茂君!!何をするつもりなんだ?」
茂達は高いところから空を眺めています。
ムササビのように空を飛ぶ仕草をする茂達
光太郎「ジョー!網を用意しろ!」
霞のジョー「えっ?」
光太郎「茂君達はムササビのマネをして空を飛ぶ気だ!」
玲子「えーっ!!」
霞のジョー「冗談じゃないぜ!!」
急いで網を用意する霞のジョー
光太郎「茂君!!やめろ!!!」
玲子「やめなさいよ!!空を飛べるわけないでしょ!!」
顔を覆う玲子
光太郎はずっと見ていました。
あまりにも都合良すぎます。
気を失っている茂達
霞のジョー「兄貴!ムササビ男を捕まえようとした霞網がとんだことで役に立ったぜ!」
光太郎「ああ!」
玲子「よく破れなかったわね!」
霞のジョー「当たり前さ!そんじょそこらの霞網じゃないぜ!これは俺がクライシス帝国から持ち帰った特殊繊維でできている霞網さ!」
光太郎「皆無事のようだ!」
霞のジョー「無事は無事だが皆気絶しちまってるよ!」
網から茂達を降ろす光太郎達
光太郎「茂君!茂君!!」
茂にビンタして起こす光太郎
茂が目を開けました。
牙が出ていることに驚く光太郎
光太郎「うわっ!!」
茂は光太郎の腕に噛みつきました。
光太郎の腕に傷跡ができました。
霞のジョー「兄貴!」
玲子「大丈夫?」
霞のジョー「大丈夫か?」
光太郎「ああ…そうか!ジョー!!分かったぞ!クライシスは異生獣を使って子供達を墜落死させて大混乱を起こそうと企んでいるんだ!!」
聖和中央病院
光太郎と霞のジョーは病院に茂達を連れて行って医者に診察をしてもらったようです。
病院から出たところでふらついている光太郎
倒れた光太郎
霞のジョー「兄貴!」
光太郎「目眩がする…それに身体に痺れが!」
霞のジョー「それじゃあさっきの茂君の?」
光太郎「ああ…恐らくな!これも奴らの企みの1つだ!!」
悲鳴が聞こえて来ました。
見るとムサラビサラが看護婦や患者達を襲っています。
大混乱、カオス状態です。
そしてムサラビサラは光太郎達の前に出てきます。
光太郎「何者だ?」
ムサラビサラ「怪魔異生獣ムサラビサラ!!貴様の身体には俺の毒が回った…ムササビ症候群になるのは時間の問題だ!」
光太郎「それじゃあ茂君達も…」
ムサラビサラ「日本中の人間すべてをムササビ症候群にかからせて高いところから墜落死させるのが俺の目的だ!」
光太郎「おのれ!」
ふらついている光太郎
霞のジョー「兄貴!!その身体では戦うのは無理だ!」
ムサラビサラが襲ってきました。
霞のジョー「兄貴!!」
光太郎を庇う霞のジョー
しかしムサラビサラの攻撃に倒れるジョー
そしてムサラビサラは光太郎の腕に噛みつきました。
光太郎「うわーっ!!」
霞のジョー「兄貴!!」
武器を持ってムサラビサラに挑もうとする霞のジョー
光太郎「ジョー!!手を出すな!」
霞のジョー「兄貴!!いい加減にしろ!!」
霞のジョーはムサラビサラを攻撃!
跳ね返されます。
光太郎は必死にムサラビサラをぶっ飛ばします。
ふらつきながらジョーのところに倒れ込む光太郎
霞のジョーはムサラビサラに霞網を投げつけます。
霞のジョー「兄貴!!今のうちに!」
光太郎を連れて逃げる霞のジョー
ムサラビサラは鳴き声を立てて空中を飛び回っています。
しかし光太郎と霞のジョーを見つけることができない無能ぶりです。
そして光太郎のアジトの車庫にやってきた2人
袖をまくって傷跡を見る光太郎
霞のジョー「兄貴!何故あんな真似を?」
光太郎「茂君達を助けるためにはムサラビサラの解毒剤が必要だ!」
霞のジョー「じゃあ兄貴はそのために奴の毒を?」
光太郎「毒の正体を突き止めることができれば俺はバイオライダーに変身して抗体を作ることができる…」
光太郎は自分の身体から抽出した毒を顕微鏡で観察!
光太郎「おお!分かったぞ!ジョー!ムサラビサラの毒素が!」(馬鹿そうなのにめちゃくちゃ頭いい光太郎です。)
霞のジョー「えっ!」
ここで光太郎はバイオライダーに変身!!
一応RX経由しているらしいですがRXの姿はバイオライダーに変わる瞬間くらいしか映ってません。
バイオライダーになった光太郎は何やら必死に気張っています。
ただただ驚く霞のジョー
バイオライダーの右手の人差し指から解毒剤が出てきました。
バイオライダー「ジョー!試験管だ!」
霞のジョー「うん!」
試験管に解毒剤を入れる霞のジョー
霞のジョー「やったーっ!」
バイオライダーはRXに戻り、そして光太郎に戻りました。
ここでラジオからニュースが流れてきました。
「臨時ニュースを申し上げます。巨体なムササビに噛まれ病院に収容されていた子供達が突然市民を襲い始めました。」
茂達が聖和中央病院で大暴れしています。
患者、看護婦達に噛み付いている茂達
光太郎「ジョー!それをすぐに病院に運んでくれ!」
霞のジョー「うん!」
光太郎「ジョー!ちょっと!」
霞のジョーに何やら耳打ちする光太郎
霞のジョー「えっ?………分かった!」
霞のジョーは飛び出して行きました。
光太郎は凛々しい顔をしています。
ふらつきながら放心状態で歩いている光太郎
そこにムサラビサラが現れます。
ムサラビサラ「光太郎!ついて来い!」
ムサラビサラについて行く光太郎
目の焦点が合っていません。
ムサラビサラ「さあ!光太郎!登ってこい!登ってくるのだ!」
高いところから光太郎を呼ぶムサラビサラ
光太郎はふらつきながら高いところに登ります。
ムサラビサラ「登れ!登れ!」
光太郎は階段を登っています。
ムサラビサラ「さあ〜!登れ!!」
高いところに登って空を眺める光太郎
ムサラビサラ「光太郎!お前は空を飛ぶムササビだ!さあ!飛ぶがいい!飛ぶのだ!飛べ〜!!」
ムサラビサラの言うとおりに光太郎はそのまま飛びます。
ムサラビサラ「ば、馬鹿な!光太郎が空を飛べるはずがない!こんな馬鹿な!!」
ムサラビサラは光太郎を追います。
光太郎は霞のジョーが用意した特殊な糸で飛ばされていただけでした。
光太郎「おい!ジョー!早く降ろしてくれよ!」
霞のジョー「もうちょい!」
木の上から糸を切断する霞のジョー
下にドテッと落ちる光太郎
光太郎「イッテー!」
霞のジョー「それにしても兄貴の無茶には驚いたぜ!この強化繊維でできた糸が切れやしないかとヒヤヒヤもんでさ!」
光太郎「ムサラビサラの奴を脅かしてやろうと思ってさ!ハッハッハ!」
ここでムサラビサラが飛んできました。
ムサラビサラ「光太郎!貴様がどうして空を?」
完全に騙されてしまったムサラビサラ
光太郎「確かに貴様の毒は強力だ!しかし子供達と違って俺には空を飛ぶ能力を同居させる覚醒剤となった!」
ムサラビサラ「何!?俺の毒がお前の身体では逆の効果を現したというのか?」
光太郎「もはや空中での戦いは互角!地上での貴様の力を見せてみよ!」
木陰で光太郎とムサラビサラのやり取りを盗み聞きしてる霞のジョー
霞のジョー「兄貴上手く騙したな!ムサラビサラの奴空を飛べなくて泡食ってら!」
ムサラビサラは口から炎を吐きます。
避ける光太郎
木が倒れました。
光太郎はすぐにRXに変身!!
光太郎「変身!!」
RXは眩い光を放ちます。
RX「俺は太陽の子仮面ライダーBLACK RX!!」
やはりルーティンにこだわってポーズを取ります。
RX「子供達のムササビにかける夢と期待を裏切って命まで取ろうとしたお前を許すわけにはいかんぞ!!」
RXとムサラビサラの一騎打ち
ムサラビサラは口から炎を吐きます。
どこにあるのか池が炎に覆われています。
炎を避けるRX
RX「トゥア!」
RXはムサラビサラを放り投げます。
今度は目から光線を出すムサラビサラ
避けるRX
接近戦を挑みますがムサラビサラに装甲を引っかかれてしまいます。
さらに背後から押さえつけられるRX
ここで霞のジョーが助太刀
武器をムサラビサラに投げつける霞のジョー
ムサラビサラの右肩に刺さります。
RXは怯んだムサラビサラから離れてキック!
そしてRXキック!!
顔面に決まりました!
ぶっ飛ばされるムサラビサラ
RX「リボルケイン!」
ここで必殺リボルケインを出すRX
ムサラビサラは目から光線を出しますが避けるRX
リボルケインを抜いて背中を向けてポーズを取るRX
霞のジョー「やったあ!!RX!!やった!やった!」
霞のジョーがRXに駆け寄ります。
ガッチリと握手をするRXと霞のジョー
学校の校庭で楽しそうにドッジボールをしている茂達を見ている光太郎、霞のジョー、玲子
霞のジョー「3000メートルは飛んだかな?」
光太郎「そうかあ?5000メートルはいったと思うけどな…」
玲子「ねえねえ!ムササビがまた見つかったの?」
光太郎「そうじゃなくてね!一度きりのムササビでね!イッテ!!」
ここでドッジボールが光太郎の頭に命中!
光太郎「痛っ〜!!」
茂「光太郎兄ちゃん!ボール!ボール!」
光太郎「行くぞ!」
ドッジボールに加える光太郎達
光太郎「行くぞお!」
皆、楽しそうにドッジボールをしています。
ナレーション
子供達はRXの作った抗体によってムサラビサラの毒から救われた!子供達の夢を裏切る奴は許さない!RXの活躍でクライシスの陰謀はまたしても敗れ去った!しかしジャーク将軍は飽くことなく恐ろしい企みを進めつつあった!
今回はバイオライダーのチートすぎる能力がまた発揮されましたね。光太郎は毒をわざと食らってその毒から解毒剤を作ることができるバイオライダーです。
ムサラビサラですがなかなか可愛いお茶目な顔をしています。リボルクラッシュ喰らった時の表情も可愛いです。
霞のジョーですがどこに霞網を隠し持っているのでしょう。光太郎から網を用意してくれと言われて何秒かで網を用意し、そこに茂達が全員落下するっていうのはあまりにも都合良すぎます。
霞のジョーって言う名前、ネーミングもそうですが基本ジョーは忍者なんでしょうね。
なんだかんだでジョーにかなり助けられている光太郎です。
茂が文子の家に電話してすぐに文子が出るっていうのも驚きです。普通親が出ると思います。携帯のない時代だったので本当に不便ですね。
連絡取るにも家に電話して親経由しないといけないとかそんな時代でした。
倒れた子供達を病院に運ぶ救急車で霞のジョーが一緒に乗って行きました。仮面ライダー作品に多い偽物救急車で乗っている救急隊員はチャップという展開を予想しましたが、それはありませんでした。