冒頭、産婦人科で赤ちゃんと対面する母親になったばかりの新米ママ
「可愛いですね!」
「手を動かしてるわ!」
「本当にね!」
「ほらあなたあの子よ!」
「笑った笑った!」
「可愛いでしょ!」
「どっちに似てるかなあ!」
微笑ましいシーンです。
いきなり退院してタクシーに乗って自宅に帰る新米ママとパパ
「よーく眠っている!ご苦労さまでした!」
「あなたにそっくり!フフフ!」
「二児のパパか…よし、頑張るぞ!!」
頷くママ
タクシーは自宅まで到着しました。
「着いた!大丈夫かい?」
新米パパはママを気遣っています。
その時突然、地面から泡が吹き出しているのに気付いた2人
泡が吹き出している地面を覗き込むパパ
すると泡がパパに向かって放射され、パパは泡まみれに!!
「助けて!!苦しい!!」
倒れ込むパパ
「あなた!あなた!あなた!!」
慌てて駆け寄るママ
ここで何と地面が割れてその割れたところからカニ怪人が出現!!!
かなりグロテスクでキモい外観のカニ怪人はママに迫ります。
「キャーー!!!」
ここで相変わらず都合よく至近距離でバイクを走らせている光太郎
悲鳴に気付きます。
「あの叫び声は!!」
なんとカニ怪人はママから赤ん坊を奪い取って放り投げます。
これを光太郎がナイスキャッチ!!!
キャッチした赤ん坊は地面に置いてカニ怪人の攻撃を受ける光太郎
「逃げろ!早く逃げて!!さあ!!」
光太郎はママを逃がそうとします。
さっさと変身すればいいものを人間体でどこまで戦えるかTHE我慢が好きな光太郎です。
カニ怪人の泡攻撃をかわす光太郎
しかしママは逃げろと光太郎か言ったのに逃げておらずカニ怪人に捕まってしまいました。
なんとそのまま地面の割れたところに飛び込むカニ怪人
そしてカニ怪人が飛び込むと地面は元通りに!!
光太郎はしまった!という表情
さてこの夫婦の長男である太一という小学生が泡だらけになって倒れている父親を発見します。
「お父さん!!どうしたの?しっかりして!お父さん!!」
太一は父親が苦しんでいるのを見て泣いているようです。
光太郎は赤ん坊を抱き抱えたまま太一の後ろにいます。
他にも出産したばかりの新米ママがカニ怪人によって誘拐される事件が複数起きました。
キャピトラでテレビニュースを観ている杏子と克美
「出産したばかりの母親が連れ去られるという事件がまた今日この場所で起きました。全部で11件となり、市民を恐怖のどん底に陥れています。」
克美「酷いわ!」
杏子「でもどうして赤ちゃんを産んだお母さんばかり誘拐するのかしら?」
克美「そうよね…何が狙いなのかしら?」
ここで光太郎が入ってきます。
克美「あっ!光太郎さん!」
光太郎「怪人のいそうなトンネルを徹底的に探したけど全然駄目だった…」
杏子も克美も深刻な表情
ここで太一が入ってきます。
光太郎「君は確かこの間の!」
太一「お兄さん!お母さんを探して!お願い!お母さんかさらわれたの僕のせいなんだ!僕がいつも悪い子だから…だから…お願いお兄さん!!」
光太郎「元気を出すんだ太一君!」
光太郎の心の声「ゴルゴムめ!こんなに可愛い子から母親を奪うなんて!許せん!必ず奪い返して見せる!!」
早速バイクで飛び出す光太郎
太一「お兄さん待って!!僕もお母さんを探しに行くから!」
杏子「太一君!やめなさい!!お兄ちゃんに任せて!」
克美「あっ、太一君!!」
杏子と克美の制止を振り切り太一も自転車で出動!!
ゴルゴムのアジト
ダロム「ンフフフフ!母親を奪われ人間共は相当慌ててる様子だな…でかしたぞカニ怪人!」
ダロムはご満悦の様子!!キモい性格が丸わかりです。
カニ怪人は褒められて有頂天になっているようなポーズ
ビシュム「お前の卵を孵すにはどうしても赤ちゃんを産んだばかりの母親が必要!デリケートに優しく育てなければのう!!」
ビシュムは語尾がのう!なんて話し方が年寄りです。水戸黄門でしょうか…
誘拐された母親達はカニ怪人の卵を孵化させるためにカニ怪人の卵に向かって「育て!!育て!!卵よ育て!!」と呪文のように繰り返しています。
愛情があるとは思えませんが太一の母親が触っている卵も何やら光り始めました。
そして卵にヒビが入ってきて黒くなりました。
ゴルゴムのアジト
ダロム「やがて次々に誕生したカニ怪人はゴルゴムの尖兵となり、世界支配の手足となるのだ!」(一匹だけでも気持ち悪すぎるというのにあんなのが沢山いたら地獄絵図です。)
バラオム「だが…安心してばかりはいられんぞ!またしてもライダーが邪魔してきている…」
ビシュム「その心配は要りません!私によい考えがあります!この際一気にライダーも倒し、一石二鳥を狙うのです!!」(この人のよい考えは全くよい考えでないというのは明らかです。)
バイク走行中の光太郎の前にまたしても悲鳴を上げる母親が!!
「誰か助けて〜!!誰か〜!!助けて!!」
なんとベビーカーが母親の手を離れ勝手に走っていってます。
バイクを降りて全速力でベビーカーを追う光太郎
ジャンプしてベビーカーの前に出て止めます。
「もう大丈夫だよ!怖かったろう!」
光太郎はベビーカーの中に赤ん坊を見ようとします。
するとカニ怪人が中に入っていたというオチ!!
ぶっ飛ばされる光太郎
「罠か!!」
光太郎とカニ怪人のバトル
またしても痩せ我慢して変身せずに戦う光太郎
そこに太一がやってきます。
太一はカニ怪人が出てきたらしい地面の割れ目に気付きます。
「あれっ!あの時の穴だ!あの中へ入ればお母さんのところへ!よし!!」太一は割れ目に飛び込みます。
すると暗いところをゴロゴロ転がってゆく太一
「ワアアアア!!」
光太郎はカニ怪人に人間体では勝てないことが今更分かったらしくジャンプして変身!!
大体、前半での変身は変身ポーズを取らないジャンプパターンです。
なんと変身するなり、いきなり「ライダーパンチ!!」のBLACK
しかしカニ怪人の硬い甲羅に跳ね返されます。
キックをしても跳ね返されるBLACK
ジャンプしてのキックも通用しません。
太一は暗いところを転がっていってどこかの天井を突き破って下へ転落
頭を打って気絶しました。
ライダーパンチが通用しなかったことにショックを受けているBLACKは劣勢!!
カニ怪人の泡をまともに喰らってしまいます。
泡まみれになったBLACK
カニ怪人にボコられます。
川の水で泡を洗い流そうとするBLACK
「ロードセクター!!ロードセクター!!」
BLACKの目が赤く光り、ロードセクターを召喚!!
ロードセクターがやってくると「ロードセクターだ!」とカニ怪人が喋ります。
ロードセクターはカニ怪人を跳ねてBLACKを乗せます。
バトルホッパーも止めてある自分のアジトへ帰ってきたBLACK
ロードセクターから降りるとふらつきながら歩くBLACK
ナレーション
光太郎のダメージは大きかったが改造手術を受けた身体は信じられない生命力と復元力を秘めていた。
「しかし信じられない!カニ怪人にライダーパンチが通用しないとは!どうしたらいいんだ…どうしたら…」
ナレーション
ライダーは回復を待ちながら今まで戦ってきた怪人達のことを思い出しカニ怪人を倒す秘策を練った。
クワゴ怪人、コウモリ怪人、オオワシ怪人、サイ怪人とのバトルを思い出すBLACK
ナレーション
だが今までの戦いからは秘策を発見することは出来なかった。
光太郎は朦朧とした意識の中でロードセクターに歩み寄ります。
そしてロードセクターに跳ねられた時に付いたと思われるカニ怪人の粘液が付いているのを発見!!
「カニ怪人の粘液だ…」
光太郎はカニ怪人の粘液を容器に付けてからマッチで火を付けます。
「かなり燃えやすいな…」
光太郎は馬鹿そうに見えて意外に頭がいいようです。
さらには顕微鏡で観察する光太郎
「これは…」
光太郎は何やら科学辞典みたいな物を開きます。
「これだ!!カルドルアメーバ!!あまり綺麗じゃない海に生息している単細胞生物…綺麗じゃない海…綺麗じゃない海!」
光太郎はカニ怪人のアジトが分かった様子
「駄目だ…いくら怪人のアジトが分かっても今の僕には奴を倒すことはできない…」
光太郎はカニ怪人にボコられたのがトラウマになっているようです。
ビビっている光太郎
「どうしたらいいんだ…一刻も早く母親たちを救わなければいけないのに…どうしたら…」
最近、ロードセクターに浮気している光太郎が久しぶりにバトルホッパーを触っています。
ナレーション
ライダーは新しい必殺技を編み出すべく、猛特訓を開始した。
よく使われる撮影場所の岩山て特訓する仮面ライダーBLACK
木にライダーパンチ、ライダーキックを浴びせて倒すBLACK
ヒーローとしてあるまじき自然破壊行為です…
「駄目だ!こんなことではカニ怪人は倒せない!新しい必殺技はどうすれば…」
キャピトラ
杏子も克美も光太郎が姿を見せないことで心配している様子…
杏子「光太郎さんどこにいるのかしら?太一君も…」
頷く克美
気絶していた太一が上から顔に降ってくる水滴で気が付きます。
暗い倉庫の中を歩く太一
BLACKは巨大な岩を上空高くに投げて落ちてくるところにパンチやキックを浴びせます。
かなりな環境破壊活動です。
突然、犬の鳴き声に気が付くBLACK
見ると可愛い犬が崖から転落しようとしています。
「危ない!!」
犬が崖から転落しました。
そして巨大な岩が降ってきました。
「トゥア!!!」
BLACKはジャンプして子犬をキャッチ!!!
そして降ってきた巨大岩をジャンプした瞬発力を利用したパンチで粉々に破壊しました!!
子犬を抱き抱えたBLACKは「出来た!!新しいライダーパンチだ!!」と手応えを感じます。
「これでカニ怪人と戦える!!」
一見凄くいいことをしてヒーローらしいのですが、そもそも岩が降ってきたり、子犬が崖から転落するような事態を招いたのはBLACKの特訓です(笑)
太一は暗い倉庫の中を歩いています。
「お母さん…お母さん…どこにいる?…」
ナレーション
光太郎は汚染された海水を手がかりにカニ怪人のアジトを探した。
太一は遂に母親のいるところへ辿り着きます。
「育て!育て!卵よ育て!」と唱え続けている母親達
母親を見つけた太一
「お母さん!!」
母親は太一に気付きます。
「お母さん〜!お母さん〜!!」
母親に駆け寄る太一
「太一!太一〜!!!」
太一を抱きしめる母親
「お母さん!僕と逃げよう!」
「太一!」
「さあこっちだ!お母さん早く!!」
母親達を誘導する太一
自分がやってきた道を案内します。
それにしても母親達は洗脳はされてないんですね…それで呪文を唱え続けてたって単にカニ怪人が怖いから言いなりになってただけなんでしょうか…
しかし逃げようとする母親達を妨害するように地鳴りがします。
「太一!隠れて!!」
太一を隠そうとする母親
カニ怪人が帰還しました。
また1人母親をさらってきたらしいです。
母親達が逃げようとしていたのを察知したカニ怪人は激怒!!
そしてしゃがんでいる太一を発見したカニ怪人
「来い!!」
「助けて!助けて〜!助けて〜!!」
カニ怪人に捕まった太一は悲鳴をあげます。
バイク走行中の光太郎は人間ではない聴力で太一の叫び声をキャッチ!!
「あの声は太一君!!」
光太郎はカニ怪人のアジトである倉庫にやってきました。
太一はカニ怪人に抵抗してぶっ飛ばされます。
「ウアアアアアアアア!」
「太一!!」
倒れた太一に近づく母親
カニ怪人が2人に迫ります。
そこで光太郎が登場!!!
「太一君!!」
「お兄ちゃん!!」
「おのれゴルゴム!!!」
「オホホホホ!!」
ここで上品な笑い声を立ててビシュムが登場!
「南光太郎!!いいえ仮面ライダーBLACK!!性懲りもなくまた現れおって!!」(性懲りもなくは失敗続きの自分達の方だと思います(笑)BLACKは勝ち続けているので懲りる理由がありません。)
光太郎「貴様!!母親達に何をしたんだ!!」
「カニ怪人の子供達を育てる野に利用しただけ!!」
光太郎「何っ!人間を何だと思ってるんだ!!」
「お前もカニ怪人の餌食になるといい!カニ怪人!!!」
光太郎に襲いかかるカニ怪人
勝てるわけないのに変身せずに戦う光太郎
BLACKほど人間体で怪人と戦うライダーはいません…
母親達の前で変身したくないのでしょう…
幸いカニ怪人が地下のアジトから上の倉庫にバトルの舞台を変えてくれました。
これで母親達に見られずに変身できると思った光太郎
「変〜身!!!」
高いところにジャンプして「仮面ライダーBLACK!!」とカッコつけたポーズを取るBLACK
素早い動きでカニ怪人の泡攻撃を避けます。
そんなBLACKにカニ怪人は節足を投げつけます。
これもBLACKは避けます。
節足がドラム缶に刺さってオイルが溢れます。
「オイルだ!」
「そうだ…あの時!!」
自分のアジトでカニ怪人の粘液にマッチで火をつけた時のことを思い出すBLACK
カニ怪人の泡攻撃をまた避けたBLACKはオイル缶からオイルをこぼして火を放ちます。
一気にカニ怪人は灼熱の炎に包まれます。
BLACKはキングストーンフラッシュで力を蓄えてからの新ライダーパンチ!!!
これはカニ怪人にダメージを与えたようです!!
ぶっ飛ばされるカニ怪人
そして新ライダーキック!!!
映像も何やらこれまでより綺麗な感じに編集されている新ライダーパンチと新ライダーキックです!!
たまらずにカニ怪人は爆散!!
聖火ランナーのように炎を付けた棒を持って地下の母親達のところへ行くBLACK
「みんな!大丈夫か?」
「仮面ライダー!!ありがとう!!」と太一
母親達もこぞって「ありがとうございます」とお礼を言います。
「ここは爆破する!皆出るんだ!早く!!」
「はい!!」
母親達、そして太一は脱出します。
母親達がいなくなるとBLACKはカニ怪人の卵に火を付けていきます。
卵は爆発してアジトも大爆発!!
ナレーション
産まれたばかりの赤ちゃんから母親を奪うという卑劣な作戦に出たゴルゴムを仮面ライダーBLACKは新しい必殺技で撃退した!だがゴルゴムは今以上に卑劣な作戦に出てくるのは間違いない!頑張れ光太郎!負けるな仮面ライダーBLACK!!
カニ怪人ですがBLACKを苦しめましたね。サイ怪人に続いてBLACKに勝利!!!
サイ怪人は瓦礫に埋もれたBLACKを放置してトドメを刺さずに立ち去ったのに対してカニ怪人はロードセクターで逃げられているのでサイ怪人が一番でしょうか。
ここまでだとサイ怪人>カニ怪人>サボテン怪人だと思います。一番弱いのはクモ怪人です。
6体もいて全員ひとまとめでやられたからです。コウモリ怪人は弱いとは言われますが人工衛星を持ち去ったり、ビルを土台から持ち去ったり、なかなかの怪力です。そして長生きしてるのが凄いです。(逃げ足が速いだけですが…)
そして最近ロードセクターになびいてバトルホッパーを放置している光太郎ですが感情を持つ生体メカであるバトルホッパーの心中はどんなものなんでしょうか?
ロードセクターの登場シーンで必ず流れるブラックホールメッセージですが、カッコいい曲だと思います。