皆さんBraveブラウザ使ってますか?個人的には愛用してます。Chromeからの移行は簡単で、Bookmarkやパスワードも移せますので是非試してみて下さい。
ところで上記の内容が昨夜Twitterで少し話題に挙がってました。
つまり我々国内ユーザーがBraveを利用し、Brave経由の広告を受ける事によって配布されるのはERC20のBAT(トークン)ではなく、それと等価値のBAP(ポイント)であると・・・
これについて個人の想像で勝手な憶測を立ててみます。
まず第一印象としては、Brave側はわざわざ手間をかけて随分面倒な事をするんだなと感じました。
他のCrypto系サービスを見ていると解りますが、大抵の場合法的リスクがある市場への対応は、我関せずで放置かアクセス禁止です。こんな代替手段を提供する事は非常に稀と言わざるを得ません。
これは見方を変えればBrave側としては日本での活動を重要視しているとも言えます。実際ミートアップも何度かやっていますし、サッポロビールの様な日本企業からの広告も受け付けています。また公式Webにも日本語コンテンツがわざわざ用意されています。
では何故トークンでなくポイントなのでしょうか?
ちなみに私は法律について詳しくないので超適当な素人意見になります。
ざっくり言えばトークンの配布は何かのきっかけで刺される可能性がそれなりに高いからではないでしょうか。Coinhiveの例もありますし広告を閲覧して金銭的価値のあるトークンゲットというのは理念として素晴らしいものの、日本で堂々とやるにはリスクがあると言われれば微妙に納得感があります。
対してポイントはどうでしょう。結構定義が曖昧ですよね・・・
一応、先にユーザーが対価を支払って手に入れるタイプは”前払式支払手段”とカテゴライズされ資金決済法が適用。
そうでなくサービス上で発行されるポイントで”あれば景品表示法”が適用されるとの事です。今の所BAPは直接購入出来ないので後者に該当しそうです。
※以前はBraveブラウザ上から購入できた気がするのですが、今は日本からのアクセスだからか、購入出来ない気がします。
これ以上踏み込むのは大変なので法律面はこの辺りにしておきますが、要するに推論としてBraveとRewardの仕組みを可能な限り日本の法的リスクから遠ざけようとしているのではないかという印象を受けました。
ただしひよこさんが言う様に、Dapps的な理念や理想から見て、これはどうなのという指摘は個人的に同感です。とは言え同様にリスクを避ける運営側の姿勢も解らなくはないという気もしてます。
色々語りましたが…まあBAPだって海外ユーザーに送ればBATになるんだろうから、幾らでも抜け道はありそうですよね。という訳で日本らしい建て前だなあとも思っています。
星さんからのTipbot閉鎖≒カストディ問題ではないかという指摘。確かにそちらかも。
併せてGukoさんもこの問題に対して記事を書いていたので是非一読を。
https://coil.com/p/Guko/BAT-BAT-/a8ygkkkiJ
金融や暗号資産に関わる法律や規制を何となく眺めていて明らかに緩い箇所があります。それはポイントと古物(NFT、ERC721等)です。
国内で堂々とICO出来たのはComsaくらい(追記と変更:QASHとALISも?!)。むしろ例外的な存在です。後はCoinExchangeで1satとかね…
そうした厳しい状況でもブロックチェーンゲーム系は堂々と国内法人、国内ユーザーを対象にNFTのプレセールをやっています。
ブロックチェーンに関わるポイント型のセールはまだ見たことはないですが、それは置いといて色々なサービスがポイントを発行していますよね。中には現金をチャージするものもあります(前払式支払手段)
と思ったけど書いてて気付きました。マイクリのGUMとクリスペのSPLは前払式支払手段のポイントに該当する?! その辺りどうなんでしょう。ご存知の方がいれば是非教えてください 笑