ワシはブログなんぞ殆ど書いた事は無いが、折角ALISというプロダクトがあるので試しに書いてみるのじゃ。
今回はワシらが資材とか火薬とか呼んでいるトークンを使うTierionについて語ろう。
何故ワシがTierionを推すのか、ワシなりの理由を説明するのじゃ。もしも間違いがあったら指摘を頼むぞ。尚、トークン価格の上昇は保証せぬぞ。
Tierionがは基本的に「証明」を行う為のシステムじゃ。具体的にはChainpointという名前じゃな。正直なところ個人向けのサービスとして、現状では殆ど使い道が無いじゃろう。ではどこに使われるか?といえば主に企業じゃ。(将来的には色々なところに使われるとは思っとるが、まず最初はここからはじまるという意味じゃ)
例えば企業では様々なプロセスを電子的に行うが、そこに不正や改竄が無いのか、後から証明しなくてはならぬ場合がある。今どき殆どのドキュメントは編集が可能であり「本物」「非改竄」を証明する事は難しいのじゃ。
上記の様なニーズに対してブロックチェーンの特徴が挙げられる事は多いじゃろう。この記事を読んでいる者ならばそれは解る筈じゃ。では何故Tierionなのか。
それは現時点で「全てのデータをチェーン上に乗せる事は非現実的」だからじゃ。そしてTierionが行うのは「とある時点のデータや処理からハッシュという固有の値を取り出し、BTCやETHのチェーン上に保存する事」であり、そしてそれらを後から照合出来るのじゃ。
例えるならばデータや処理の状態からシリアルナンバーを取得する様なものじゃな。シリアルナンバーとは個別の製品に付けられる固有の番号で、何かを購入してサポートを受けたりする際にはこれを使って行う事が多いのじゃ。
勿論ハッシュ値は文字や数字の羅列である為に人間にはしっくり来るものではない。そんなものの照合は面倒でやってられぬじゃろう。だからTierionが提供するAPIをシステムへ組み込む事で証明の保存と照合が出来る様にするのじゃ。
下記の画像はTierionを導入したUltimusの画面じゃ。
上記のメリットをまとめると下記の様になる。
1. ほぼスケーラビリティの制限を受けない
2. 利用者はブロックチェーンの取扱を知る必要無く改竄不可の証明というメリットを享受出来る
3. APIの組み込みという形で利用出来る為に既存のシステムに簡単に導入出来、様々なサービスに浸透していく可能性が高い
そしてTierionは周知の通りMicrosoftとPhilipsとのPartnershipを持っており、既にいくつかのサービスへ導入されておる。現在発表があるのは下記3社じゃ。なんとそのうち一つはDellのサービスなのじゃ。Ultimusは聞き慣れぬサービスじゃが、ビジネスプロセス系ツールじゃから色々な国と企業である程度使われておる様じゃ。
https://www.liaison.com/liaison-alloy-platform
https://www.xero.com/
※この記事を書いた翌日にはXeroというサービスでも使われるとアナウンスされたので追加したのじゃ
ビジネスの現場で働くワシらからすると、中々ブロックチェーンのメリットを持ち込む事は難しいのじゃが、それをやってのけるのがTierionじゃ。世の中を見れば解ると思うがサービスは旬のうちに早く出して普及させたものが強い。
上記の様な実需が既に存在しており、それが現時点でビジネスに利用できるという凄さが伝わるじゃろうか?だがしかし、これだけのパフォーマンスを持ちながらもTierionは何とCMCランク219位程度じゃ。今後が楽しみじゃのう。
だがしかし、Tierionのトークン価格は一度天井を付けた後に急落しておる。リスク無しに儲かるかと言われればそうではない、という訳なのじゃ。あくまでも投資は自己責任且つ余裕の持った範囲で行うのじゃぞ。