トレードやレンタルを繰り返していると突然発生する謎のエラー。
Bidの注文やカードの購入ができなくなるだけでなく、Splinterlandsのプレイもできなくなる、こちらのアラートを見たことはあるでしょうか?
HiveブロックチェーンのResource Creditsなるものが足りない?HPのリクエストって何??
初見ではどうすれば良いか分からないこのアラート、昔は私も悩まされました。放置すると一時的に問題は解消するのですが、トレードに集中している時に発生しやすく、一度発生すると再発しやすいためもどかしい気持ちになります。
この記事では、この問題の原因を全体像から解説し、解決策を紹介します。
Hiveという単語に見覚えがない人も、実はアカウントを持っているかもしれません。
SplinterlandsはHiveというブロックチェーン(およびエコシステム)を利用して作られています。Splinterlandsアカウントを作成すると、そのアカウント名でHiveのウォレットが作成され、カードやDECなどはそちらに保存されます。ブロックチェーン上にゲームの結果や資産の移動、取引情報を書き込むことで、Splinterlandsというゲームが動いています。知らないうちに、Hiveの恩恵を受けているわけですね。
このHiveのアカウントのSplinterlandsに関連する機能をほかのアプリケーションからも操作できるようにしてあげると、サードパーティの便利な機能が解放されます。ここまで何度も出てきているPeakMonstersですね。
PeakMonstersは、Splinterlandsの公開しているサービスを利用して作られています。プレイヤの持っているカード情報を表示したり、マーケットのカードを表示したり、カードの購入やレンタルができたり。これに独自の機能として購入やレンタルのBidを提供して便利にしてくれています。Hiveのブロックチェーンを検索することで、過去のパックやリワード、取引の履歴を表示したりなんかもできます。
色々できるわけなのですが、PeakMonstersで大量にBid注文を入れたり更新していたりすると、気づくと冒頭のResource Creditのエラーが発生してしまいます。
ブロックチェーンで取引したり記録したりすると、手数料はどうなるのか気になる人もいるかもしれません。HiveではResourceCreditに当たるのですが、基本無料です。
ETHなどのネットワークでは、いわゆるガスとして手数料がかかり、時期によっては送付する金額よりガスの方が高いという状況もあったり、逆に安いときは送金に時間がかかったりするとのことで、ここは無頓着ではいられないですね。
Hiveではトランザクション処理にResource Creditというものを消費します。必要な量のResource Creditが無くなると、ブロックチェーンに記録できなくなって、レンタルなどできなくなってしまいます。
ログインに推奨のHive Keychainをインストールしていると、簡単に見ることができます。右図で囲っている部分に、93.76%と表示されていますね。PeakMonstersでも、最近は画面右上のアカウント名の下に表示されるようになっています。
Resource Credit(RC)は使うと減っていくものですが、時間経過で回復します。1日22%、5日で全回復します。一度0%になってしまうと、普段の消費も考えると回復は中々困難です。
対策として有効なのが、HIVE POWER(HP)によるアカウントの強化です。HIVEトークンを使ってRCを購入するわけではないのですが、HIVEトークンをHIVE POWERとしてロックすることで、RCを保持したり回復したりする絶対量を増やすことができます。
イメージは下の図です。壺ごと大きくすることによって、回復量を引き上げるイメージです。もちろんデフォルトでの5%と強化済みの5%ではRCの量が違うため、トランザクション1回で消費される%が軽減されるようにも見えますね。
私はHPを30まで増やしてからは、RCでエラーが起きたことはありません。少しずつ増やしながら十分な量を探っていくのが良いと思います。
具体的なHivePowerでの強化方法は、利用環境によって変わってしまうので難しいところですが。
kenchan(@spken123)さん解説の日本語の動画を紹介したいと思います。Hive Keychain(公式推奨) + Hive Engine(Splinterlandsアカウントでログイン可能)という構成ですので、ほぼこの方法でカバーできるものと思います。
動画を見る前の準備としては、DEC -> HIVE.SWAP -> HIVE -> HIVE POWERというように変換していくんだなとイメージしておくと流れを追いやすいと思います。
ちなみにHive Keychainの登録方法はこちらが参考になります。
RC枯渇への対策として、Splinterlandsを支えるHiveをざっくり紹介いたしました。
Hiveエコシステムは魅力的なサービスが数多く開発されています。
Hive Engineを利用すると、Betaなどの過去のパックを購入したり、使わないVoucherを売却したりすることもできます。HiveDでブログを書いたり評価したりすると、HBDやHivePowerを得ることもできます。最近は日本の方がコンテストにアートを投稿したりと盛り上がっていて、クリエイターを応援するのも楽しそうですね。
開発者用ポータルも整っていますので、技術者の方であればHiveブロックチェーンから市場の最新情報を得ることも可能です。
エラーから始まったHiveとの関わりですが、Splinterlandsをさらに楽しむきっかけになれば幸いです。
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あともう一回だけ、PeakMonstersでのBid時のエラー対処法の記事を書いてからトレードの記事に戻ります。将来困った人の検索に引っかかればと思います。