2月のフーコック島。一応ベストシーズン中。
午前中に、ちょっと通りの方へ歩いて行ったら、ほんのちょっとで、背中に汗。
山の方に行けば違うのだろうけれど、日影がないところが多く、ガンガン照り付けていなくても、紫外線強そうな陽射し。これは昼間歩くのはきついと思った。
気温だけでなく、湿度が高いせいで、体力奪われる暑さ。
道端で見かける人たちは、なんだかてんでばらばら。
似たようなのがいっぱいる東京とは、違って。
しかし、木のあるところでは緑の潤いがあり、湿度も温度も高い割には、日影は暑くない。涼しいとは言えないが、汗が流れてくることはなかった。
以前に4月に宮古島行った時の方がほんと暑くて、日中ちょっと歩くと日焼け止め全部流れそうって思ったのに比べたら、昼間に関しては、フーコック島の2月の方がずっと過ごしやすい。
コロニアル風の邸宅と庭のある空間、そういうのは色々な国にあるわけだが、そこにある空気の感じでずいぶん様子が違う。
「コロニアル風」って、もともと、支配者側のうっとり豪華贅沢なわけで、支配される側からの冷たい視線とか、人の裏表など、人間臭いものが混ざってたのではと想像する。
「ラマン」とか「青いパパイヤの香り」といった映画の雰囲気・・・とろっとして、人を酔わせる空気感と、現実生活のもやもや。
そういうのがあったんじゃないかなぁ、土地が記憶しているもの・・・・ベトナムでは、タイよりも、まだ土地の記憶を感じる気がした。
だから、リゾートホテルも、そこに「置いた」感じで、馴染み切っていないというか・・・。
フーコック島の観光客は、ベトナム人や中国人、韓国人(言葉聴こえないと見分けつかない。台湾人も。)と、欧米人、ロシア人、中でもロシア人が目立つ。
欧米人は、子供も成人して、自由に旅できるようになったようなマダム集団や、老夫婦といった感じの人たちが多く、若い白人グループはロシア人が多そうだった。
中国やベトナムの人は、家族連れ。
交通量も多い道際に、新しいホテルや、飲食店も集まっているところもあり、
若い人達が、外でのんびりしているおしゃれカフェから、現地らしい食堂のような店もあったが、ローカルな感じの美味しい店は、旧正月の時期だったので、休みも多かったし、空いていても、予約一杯とか、すごく待つ、という状態だった。
東南アジアのおしゃれカフェって、欧米人関わっているのかなぁ?それとも留学して帰ってきた人が関わっているのか?
妙に違和感なくなじんだおしゃれで、背伸び感もないし、隅々までしゃれていて驚く。そういうのは、トイレ行ったりしても思う。こんなところにも、工夫が!って。
日本では、欧米風のおしゃれカフェって、欧米人の何かかかってるっていう気配より、日本人がやっているか、または海外の店の日本支店みたいな感じがして、
どうも肩に力が入っているように感じることが多い。それでいてぬかり多いというか。細部までは凝ってなかったりする。
ナイトマーケットに行ってみた。これは市の奥の方で、もうだいぶ終わりの時間だったのだが、手前の方は、道路に屋台が並び、周辺もバイクやら車で混雑していた。
フーコック島は真珠の養殖も盛んなので、真珠の店も多かったが、屋台ではちょっと形のいびつなパールのアクセサリーも安く売っているようだった。しかし本物のいびつならまだしも、単なる偽物もあるようだった。
(ナイトマーケットの話はまた別に。)
夜は、混雑しているところでも暑苦しい感じは今はない。
昼でも夜でも、客引きがうっとおしいといったこともなく。
料理屋は、美味しい店は、現地の人でいっぱい!観光客向けの店は、入りやすそうだ。
欧米人とベトナム人や中国人観光客が、行くところが結構はっきり分かれているように感じた。ビーチ以外は。
観光成熟度高いのと、まだ観光地すれしてないの、どちらがのんびり感強いのかね・・・と思った。のんびりの種類が違うか。