前記事の続きです。
柳川で、観光スポットにもなっているお宿。御花。
江戸時代以来、柳川藩主、立花家の邸宅だった。
1738年に別邸として作って、明治43年に、洋館と和館の並ぶスタイルにし、
庭の松濤園には280本の松を配置。
敗戦後、料亭旅館 御花として再出発。
明治、大正、昭和、平成を生き抜いてきた、立花家のお姫様が、料亭の女将として再建したのが、今の御花の始まり・・・
藩主の邸宅とか、お屋敷、洋館の玄関前とか、このにょきにょきした樹木、ソテツ?があるのって、定番?
どういう意味なんだろう。
御花に着いたのは夕方だったので、すぐ日暮れに。
見たまんまの空色に撮れた。
夜も、庭を鑑賞できる部屋があって、戸を開けてみたが、意外と虫がいないのが不思議だった。
ライトアップの工夫したらもっと庭が映えるように思った。
400年の歴史ある所蔵品があるそう。
江戸時代の兜も大量。この兜は200あると書いてある。
ふすまを開けて見せてもらったら、
翌日予約している人の、結婚披露宴の準備がされていた。
こんな印象的なところで結婚披露宴なんかやったら、のちのち、下手に別れられないんじゃないかなどと思ってしまう。
お雛様が飾られている部屋もあり、柳川名物の「さげもん」もたくさんで、かなり豪華絢爛。
夜のお雛様、怖い・・・
パッチワークのようだ。
最近、パッチワークって言葉自体聞かないが。
きれいな布の端っこで何か作るって、自分の子供のころ、祖母がお手玉とか作っていたけれど、今のおばあちゃんはあんまり作ってなさそうな。
人生50年以上生きれるようにって、51個の縁起物!
洋館の方も、夜でも時間は決まってはいるが、中を見学できる。
伯爵のこの洋館で、どんな暮らししてたのだろうな。
天井、凝ってる!
木の艶もいい。
訪れた期間は、守衛室Barと言って守衛室でお酒を提供していたので、洋館の周りにいくつかテーブルも出ていた。料理も頼めるようだった。
暑くも寒くもなかったので、割とのんびり、夜を楽しんでいる人たちもいた。
朝の松濤庭園。
これは飼われている鳥なのかな。セットのよう。
朝の洋館。ちなみにこちらには泊まれない。
この右側には、土産物屋と、所蔵品の収蔵館がある。
そばにあった自販機を見たら、大河ドラマ招致の宣伝が。
立花家の最後のお姫さまのネタの方が朝のドラマなんかに向いてそうだなと思った。
柳川は知らなかったが、時代を切り取ったままひっそり生きているような場所で、ゆったりとした雰囲気が独特だった。
わざとらしさもなく、この町のペースで進行している感じ。
記事内で紹介しなかったが、有明海の美味しい海苔や、名物のうなぎのせいろ蒸しもあり、食も楽しめる。
文学的気分になれそうな、落ち着いた観光地だった。
記事思ったより長くなってしまった。
読んでくださりありがとうございます!