前記事の続きです。
バスで降りて、向かったのは下鴨神社。
その日すでに、貴船神社、鞍馬寺、圓通寺と見たので、ひとつ、派手目なのを入れるかくらいで、寄った。世界遺産なのですよね。
母も前に来たことあると言っていたし、疲れているようだったから、ざーっと見ながら歩いた程度で、説明などもよく見なかった。
お守りの種類がすごく多く、かわいらしいものがたくさん。
水が流れているところ(御手洗川)では、女子何人かしゃがんで、水みくじを水にひたしていた。
小さな社、言社(ことしゃ)。7つあって、珍しく感じた。
やはり、参拝客少なめ。
割と楽に、人が入らない写真が撮れる。
緑が多くて、参道にも覆いかぶさるような感じだが、じとじとした様子はない。
立派な石。舟形磐座石だって。
しばらく歩くと、河合神社の看板が出てきたので、そちらにまがってみたら、赤い鳥居があり、河合神社に到着。
近くでは、望遠レンズおじいさんが、若い女子二人に、ほら、撮ってあげるからとつきまとっていた。二人を撮ってあげて、その写真を見せて、いいでしょ、綺麗に撮れてるでしょ、送ってあげるから、などと・・・
河合神社は女性の守護神だそうで、美の神様だとか。
御祭神は玉依姫命(神武天皇の母)。玉のように美人だったらしい。
手鏡型の絵馬に、自分の顔を描いて、美麗祈願するそう。
女子二人が描いていた。
自分が気になったのはこちら、鴨長明の方丈。
鴨長明は河合神社の禰宜(ねぎ。宮司。権宮司の補佐役)の息子だったのですって。
子供のころから勉強できて、和歌でも注目浴びて、って、割と華やかなところで育ってきたのかね?
50歳で隠遁。
世の無常と人生のはかなさを随筆にしたという方丈記、まだ読んだことない。
50歳の頃の鴨長明が何を感じて考えてたか気になるな。
晩年にあちこち転々としたときに、このような方丈を住まいにしてたらしいが、これ、簡単に移動できる、折り畳み式らしい。
トイレとか風呂場とかないから、居心地のいい寝袋的な部屋?
母も疲れてるしで、ざっと見て、出た。
境内を出たらすぐに、新しめの高級マンションのようなものがあり、母が、
ここ、人が毎日通って落ち着かなくないかなぁと言った。
しばらくしたら、旧三井家別邸が見えた。ちょっとお茶したかったが、時間が微妙だったので寄らず。
出町ふたばの豆餅は食べてみたいなぁ、せっかく近くだし。
というわけで、鴨川渡って、ふたばへ。
店の前には小さな列ができていたが、店員も多く、テキパキしているので、すぐ買えた。売り切れになっているものもあったなあ。
栗が入っているものと、豆餅を買って、鴨川の近くの公園的な場所で、母と食べた。
ちょっとおやつ。
ここでも一定の間隔で、人が座ってるんだな。
上空、トビが飛んでいた。
(続く)