いよいよ門前仲町ぶらり散歩も最終回。引き続き荒川や隅田川、中川などの多くの河川に囲まれている江東区にある「門前仲町」を散策致します(前回の記事はこちら)。
再び永代通りに戻ってきました。
「支那そば しんば」。久しぶりに支那そばもいいですよね。
「[イシイの甘栗 深川店](https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13108504/)」。門前仲町にある甘栗専門店です。甘栗を見るとついつい味見してみたくなります。
こちらは大根まんじゅうを販売している「亀戸升本すずしろ庵」です。
別名「お多福大根」と呼ばれた「亀戸大根」です。明治38年創業ですので、お店はリニューアルされたのかな?
深川公園前にある「小磯象牙店」。
大正7年から江戸深川の佃煮の味を守り続ける「[筑定](https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13134646/)」さん。
やっぱり深川はあさりの佃煮ですね!
深川公園を散策致します。
ここは明治42年の当時、東京市立図書館(深川図書館)がありました。この図書館はその当時、日比谷図書館に次ぐ、2番目の東京市立図書館という大きなものでした。
石窯ピッツァとイタリアンを味わうことのできる「モンナカーノ」。
こういう和と洋が調和する街は素敵です。
うん、こういうところだと思います。「[Bistro 2538](https://tabelog.com/tokyo/A1313/A131303/13162794/)」。
深川公園辺りはちょっと奥まっていていいですね、しっぽりと飲むのに。
深川ビールを味わうことができる「近江屋本店」。
深川の地で深川地ビールと、麦焼酎「深川」を味わうのも乙なものかなと思います。
私その街にいったら必ずその街のパティスリーに寄ろうと心に決めているんですが、最近できていません。
ここは知る人ぞ知る門仲の「辰巳新道」で御座います。
間口9尺50メートルほどの路地に飲み屋が軒を連ねる横丁です。新宿の思い出横丁やゴールデン街、渋谷ののんべい横丁、のん兵衛にはたまらないスポットで御座います。
ここは「門前仲町の火の見櫓」。
かつて江戸時代の江戸市中には火災早期発見のため、多くの火の見櫓が立っていたそうです。その当時の火の見櫓は現在の門前仲町の交差点付近で、富岡八幡宮の一の鳥居があったあたりにありました高さは6丈(約9m)で、1番上には火事を知らせる半鐘(早鐘)があったと伝えられています。今はビルの中に埋もれる様な高さしかありませんが、江戸時代にはこの高さでも見通しが利いたのでしょう。昔の光景が目に浮かんできます。
「清澄通り」と「葛西橋通り」が交差する深川一丁目の交差点に歩いてきました。
深川モダン通り。
モダンであるかはさておき。
ここは「深川東京モダン館」です。
ここには東京市深川食堂がありました。関東大震災の復興事業の一環として、昭和六年(一九三一)に着工、翌七年三月に竣工しました。市設食堂とは低所得者のために安くて栄養のある食事を提供する施設のことです。
そうです、あの大正6年に富山で起こった米騒動が、全国に波及し米の買い占め、売り惜しみにより、都市の中産階級以下の人々は厳しい生活難に襲われたんですね。東京市は安くて栄養価の高い食事を提供するべく、神楽坂や上野を皮切りに都内に十六カ所の市設食堂を置くようになります。この深川食堂もその一つ。
朝の定食が甲で10銭、乙で8銭といいますから当時の1銭を今に換算するとだいたい甲定食で360円。意外に高いですね・・・。そのように考えれば現代の牛丼チェーンって本当に現代の市設食堂的な役割を十分に果たしていると私は思います。
如何でしょうか。下町の雰囲気を肌で感じさせてくれる門前仲町。東京メトロ東西線のほかにも都営大江戸線も利用できるので交通の便も抜群。江戸時代から続く庶民の味、東京湾でとれるアサリを醤油で煮て丼にした深川丼や佃煮は江戸っ子グルメを楽しむにはもってこいの街です。
皆様も門前仲町を散策してみていは如何でしょうか。
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written by tamito0201(たみと)