前回の記事をALISのおススメ記事として取り上げていただきました。
思い立ったが吉日、とても感激しております!
ツイッターも始めてしまいました:@tec_kaigo
私はリアルで介護教員をやっているものです。
実は私、【介護職不要論】を影で唱えているだいぶ痛い系講師です(笑)
今回は、「テクノロジーは障害と言う概念をさえ終わらせるか?」というテーマで記事を書きたいと思います。
少しでも何か感じていただけましたら、とても励みになりますので、
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この記事を読むと以下のことが理解できます。
・テクノロジーを活用した新たな障害の乗り越え方について知ることができます。
・テクノロジーの進化によって障害者のいない世界が誕生するその可能性について知ることが出来ます。
【はじめに】
みなさんの周りには障碍者の方はいますか??
私の専門は高齢者介護なのですが、学生時代に重度身体障害者の方のグループホームで働いていた経験があり、入浴のお世話をしたり、着替え、寝返りの介助などを通して会話は通じないもののなんとなく心が通う瞬間があり、嬉しかった記憶がよみがえってきます。
なかなか普通に生活をしていて、重度身体障害の方と接する機会は少ないかと思いますが、車いすで移動されている方を目にすることは割とあるのではないかと思います。ALISISTAのみなさんは、そういった障害を持つ方を見かけて、困っている様子だったらそっと声をかけてあげられるような優しい方たちであること願いつつ、本題に移りたいと思います。
「テクノロジーが障害を終わらせる」というぶっとんだ話に移る前に、障害の基礎的な話が理解できていないと、先に進めないので簡単にご説明しておきます。
障害とは、心身の病気や怪我によって、生活上の活動に制限が生じることを指します。
例えば、あなたはある日、交通事故によって片足を失ってしまったとします。
片足しか使えないあなたの移動行為に障害を感じるようになります。
移動ができなければ通常の生活行為すらままならなくなります。
その状態で、今までみたいに会社に行ったり、友達と出かけたり、家族と旅行に行ったりすることができるでしょうか?
車いすを使えばなんとかなるんじゃ・・・。
答えはNOです。
ちょっとした段差や、急な坂道など、車いすを使って当たり前に生活をするにはまだまだ困難を極めます。
「今までみたいに」というわけには行かないのです。
障害を負うということはそういうことなのです。
これまで「障害」について考えたこともなかった人も少し立ち止まって考えていただけると幸いです。
ところで、みなさんは「アイス・バケツ・チャレンジ」をご存知でしょうか?
難病である筋萎縮性側索硬化症 (ALS)の研究と患者を支援する目的で行われた著名人が氷水を入れたバケツを頭からかぶるというものです。
ビル・ゲイツやスティーブン・スピルバーグなど多くの有名人が参加したこともあり、2014年に社会現象となりました。
現在、登録者数700万人越えのユーチューバー「はじめしゃちょー」さんも「アイスバケツチャレンジ」やってましたね。
「アイス・バケツ・チャレンジ」の名前だけが一人歩きしてしまっているような感じがして、少し冷ややかな感じで私は見ていたのですが、この取り組みがはじまって約8週間で100億円もの寄付金が集まったことには非常に驚いたのを覚えています。
ALS患者の恩田聖敬さんは、JリーグFC岐阜の元社長さんです。
想像してみて下さい
ある日突然、手も足も頭も動かせず、話すことも出来なくなる自分を
想像してみて下さい
どれだけ頭が痒くても、じっと耐えるしかないやるせなさを
想像してみて下さい
鼻水も汗も唾液も、拭えず、垂れ流すしかない情けなさを
想像してみて下さい
どれだけトイレに行きたくても、自分でズボンをおろせない惨めさを
想像してみて下さい
自分の子供を抱きしめることさえ出来ない哀しみを
想像してみて下さい
好きな人が隣にいても、口説き文句も言えず、指一本触れられない切なさを
alsとは、こんな病気です。
しかし、私は絶望していません。知覚、思考は奪われてないからです。 片道切符社長のその後の目的地は?ALSと共に生きる恩田聖敬のブログより引用:http://blog.livedoor.jp/onda0510/archives/972650.html
現在、治療法は見つかっておりません。
彼らの望みはただひとつ。
新薬の開発です。
新しい治療法が見つかることにいつ途絶えるかわからない人生をかけ、必至に生きているのです。
ALSに限らず、「障害を背負う」ということは特別なことではありません。
生きている限りだれしもに降りかかる可能性があるのです。
次は私かも知れませんし、あなたなのかも知れません。
テクノロジーは、我々の希望です。
現にテクノロジーの進化は我々に希望の光を与えてくれています。
▼動画をご視聴下さい▼
「Sony "Stories" | ロボティクスが広げる人間の未来の可能性」(動画:約3分)
テクノロジーの進化はこれまで「障害」だと認知されてきたことさえ覆してしまう可能性を秘めていると思いませんか?
▼こちらは筋電義手と呼ばれる最先端の「義手」です▼(動画:約一分)
今後、加速度的に進む超高齢社会へ向けて、「車いすのあり方」も進化を遂げようとしています。(動画:約1分半)
2019年、MaaS:Mobility as a Service、という新しい概念が日本に上陸を果たそうとしています。
MaaSとは、自動運転やAI、オープンデータ等を掛け合わせ、従来型の交通・移動手段にシェアリングサービスも統合して次世代の交通を生み出す動きのこと。※ 総務省「情報通信統計データベース」より
WHILLがMaaS(*)事業で目指すもの:年齢や障害の有無に関わらず、だれもが乗れて、だれもが乗りたくなる、ラストワンマイルのための新しい移動手段です。
一般的には、MaaSとは、自動運転やシェアリングなどを従来の交通・移動手段に統合し、次世代の交通を生み出す動きのことです。現在、さまざまなプレーヤーがMaaSに参入していますが、電車やバス、タクシーなど、既存の交通手段を降りた後のわずかな距離=ラストワンマイルをつなぐ、だれもが安全に乗れるインフラは、まだ存在していません。
WHILLはMaaSの中での『最後の1ピース』としての役割を果たし、すべての人の移動をシームレスに繋ぎ、歩道領域の移動にイノベーションを起こします。https://whill.jp/maas
上記にあるように、年齢や障害の有無に関わらず。ということが、これからの時代を創っていく上でもっとも重要なキーワードになると私は考えます。
これからお年寄りが増えていくことは間違いありません、しかし、お年寄りの人数が多いからと言って、お年寄りばかりが優遇されていては社会は良くなりません。
ですから、先にも述べましたように、年齢や障害の有無に関わらず、日本に住むすべての人にとっての「豊かさ」や「便利さ」を追求してしくべきなのです。
そうすることで、誰しもが住みやすい社会が形成され、障害があろうがなかろうが、幸せに暮らせる社会が実現していくのではないでしょうか。
「奪い合い、蔑み合う社会」には終わりを告げましょう。
これからは「与え合い、共に高めあう社会」を目指すのです。
ここまでお読みくださりありがとうございます。
少し、熱く語りすぎてむさ苦しかったらすみません(汗)
私は社会人になって介護関係の仕事しか経験がないため、はっきりいって完全に「アナログ人間」です。←そんなやつがテクノロジー語ってすみません・・・。
ただ、新しいことにはどんどんチャレンジしたいと思っていますし、人生の大半を介護に捧げてきた来た人間が「ALIS」という世界の中で、どれだけ認知度を高められるのか非常に興味があります。
こんな私ですが、良ければ今後ともお付き合いくださいませ。
ブログはど素人故、至らぬ点が多々あるかと思います。
建設的なアドバイスや取り上げてほしい題材などございましたらコメントをよろしくお願いします。
たくさんのいいね、ほんとうに感謝いたします。
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