問題
厚生労働省が定める「介護ロボットの定義」で「3つの要素技術を有する知能化した機械システム」とあるが、3つの要素技術のうち間違っているものはどれか
①センサー系
②知能・制御系
③援助系
④駆動系
答え
③援助系
解説
厚労省が定めるロボットの定義とは「情報を感知(センサー系)判断し(知能・制御系)動作する(駆動系)これらの要素技術を有する知能化した機械システム」とされています。
また、要介護者の自立支援や介護者の負担軽減に役立つ介護機器を介護ロボットと呼んでいます。
問題
経済産業省と厚生労働省が公表している(介護ロボット重点分野)の「排泄支援」の内容で、誤っているのは次のうちどれか
①使用者が、居室で便座に腰掛けて用いる便器
②便器が使用者のもとへ自動で移動する便器
③排泄物のにおいが室内に広がらないよう、排泄物を室外へ流す、または容器や袋に密閉して隔離する
④室内での設置位置を調整可能であること
答え
②便器が使用者のもとへ自動で移動する便器
解説
排泄支援の介護ロボットは、排泄物処理、トイレ誘導、動作支援の3つの項目があります。動作支援は「ロボット技術を用いて、トイレ内での下衣の着脱などの排泄の一連の動作を支援する機器」と説明されており、「便器が使用者のもとへ自動で移動する便器」は対象外です。
問題
経済産業省と厚生労働省が公表している(介護ロボット重点分野)の「移動支援」の項目であてはまらないものは次のうちどれか
①非装着
②装着
③屋内
④屋外
答え
①非装着
解説
移乗支援の介護ロボットの項目は「屋外」「屋内」「装着」の
3つです。「非装着」は移乗支援の項目となります。
問題
経済産業省と厚生労働省が公表している(介護ロボット重点分野)の「排泄支援」の項目であてはまらないものは次のうちどれか
①排泄物処理
②トイレ誘
③排泄モニター
④動作支援
答え
③排泄モニター
解説
国や自治体の支援内容は、「開発支援」「試験導入・実証実験」「購入補助」「リサーチ」「普及推進活動」の5つに分けられます。
排泄支援の介護ロボットの項目は「排泄物処理」「トイレ誘導」「動作支援」の3つです。
問題
国や自治体が介護ロボット普及のため、支援している内容にあてはまらないものは次のうちどれか
①開発支援
②購入補助
③リサーチ
④育成支援
答え
④育成支援
解説
国や自治体の支援内容は、「開発支援」「試験導入・実証実験」「購入補助」「リサーチ」「普及推進活動」の5つに分けられます。
問題
介護ロボットの導入の課題としてあげられる内容について最も正しくないものは次のうちどれか?
①介護の世界は提供するサービスが細かく決められ、国からの保障もあ るため現状維持の意識が強いこと
②介護の現場は生産性や効率性第一主義ではなく、あくまでサービス業 でありホスピタリティが最も重要視される場所であるということ
③正しい介護とは何か、自立支援の概念についてなど、考え方や体制づ くりの体系化が統一されていないこと
④介護ロボット導入にあたっては、省庁や自治体に申請をし、許可が必 要になるため、手続きが非常に複雑化されていること
答え
④介護ロボット導入にあたっては、省庁や自治体に申請をし、許可が必 要になるため、手続きが非常に複雑化されていること
解説
正しい選択肢の3つのほか、施設の上層部・使用する介護職員・恩恵を受ける被介護者・その家族の意向など、意思決定の複雑さも、介護ロボット導入の課題のひとつとなっています。
問題
厚生労働省の推察によると、2025年には65歳以上の人口が3657万人となり、高齢化率が30%に達すると言われている。では、2060年の推測では高齢化率は何%になると試算されているか
①20%
②30%
③40%
④50%
答え
③40%
解説
厚生労働省の予測では、2060年には高齢化率は40%となると推察されていて、日本人の約2.5人に1人が65歳以上の高齢者となります。
問題
介護ロボット評価の考え方におけるオペレーションの評価を測る項目で「身体的負担(活動量)」があるが、正しく記述しているのは次のうちどれか
①特定の業務や看取りなどの際の緊張の程度について
②業務中の移動距離や抱える重量が減ったかどうか
③機器の効果で入居者の生活および社会機能の向上となり、仕事の達成 感を得ているかどうか
④特定業務および総合的な業務時間の削減(1ヶ月あたりの人員工数換算)
答え
②業務中の移動距離や抱える重量が減ったかどうか
解説
①特定の業務や看取りなどの際の緊張の程度について
⇒精神的負担・緊張度
③機器の効果で入居者の生活および社会機能の向上となり、仕事の達成 感を得ているかどうか
⇒業務意欲向上
④特定業務および総合的な業務時間の削減(1ヶ月あたりの人員工数換算)
⇒業務時間削減
問題
介護ロボット導入にあたって導入フローを描く際、はじめに考えなければいけないことで、最も適切なものは次のうちどれか
①解決策立案
②導入機器選定
③課題設定
④運用
答え
③課題設定
解説
介護ロボットの導入フローは、
課題設定→解決策立案→導入機器選定→導入準備→運用の流れで検討します。
高齢者が増加していく中で、介護人材不足が取り沙汰されています。
そんな中、話題を集めているのが介護ロボットです。
しかし、介護ロボットは運用の難しさや導入コストの問題などによって普及には到っていない現状があります。
スマート介護士は、そんな介護ロボットの専門家として創設された資格です。
スマート介護士によって介護現場に介護ロボットを導入を促進し、介護スタッフの負担軽減、そして、介護の質向上と効率化を図ることが出来ることが期待されています。
前提条件は特になし。(本資格を受験する上で必要な資格はなし)
介護の現場にて、業務改善の意識が高い方。
介護ロボットなどの導入・運用・オペレーションに関する関心の高い方など。
スマート介護士の到達目標
・これからの日本の社会福祉を担う使命感とそれに基づく持続可能な介護サービス提供モデルの必要性を理解する
・要介護者の生活機能の把握とあるべき支援を企画する
・効率的なオペレーションシステムを構築し、継続的に改善する
・利用者や同僚職員などの関係者を指導する
・介護ロボットの特性を把握する
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