
エントロピー増大の法則というのをご存知でしょうか?
熱力学第二法則というのが正しいらしいですが、ここではもっと雑に、汎用化した意味で使います。
物事は放置しておくと乱雑になるという意味合いになります。
元々は宇宙全体の事を考えてヒートデスに行き着いた考えと関連があったと記憶しています。
どういうことか、具体例を挙げて説明します。
水槽に仕切りをいれて、二分割します。
片方にお湯、片方に水を入れます。
そのままでもいいのですが、今回はこの「仕切り」を外します。
一気にお湯と水が混ざり合います。そしてしばらくは上部にお湯が下部に水がある状態でしょうが、数分後には混然一体となって「水槽のぬるま湯」として同じ温度のものになります。
別の例を挙げます。
トランプを買ってきました。封を開けます。順番に並んでいるはずです。
それをシャッフルしましょう。多少ズレる事はあろうとも、おおよそシャッフルすればするほど乱雑になると考えてよいでしょう。ある程度ばらけた後は、たまに偶然順番が整うことがありますが、基本乱雑です。
正確な事、詳細な事を言うと閉じたシステムの中での話とかいろいろと余談はありますが省きます。私自身、エントロピーの知識はこの程度の理解しかありませんので。
重複しますが、自然の中にそのままにしておくと、おおよそ、乱雑になっていくものである、と。
ここではこれが言いたいことです。
しかし、自然の中でもエントロピーが減少する現象があります。
それは、食事であり、生物が何らかの巣を作ったりする行為です。
逆に言えば、私は、生物が生物である所以は、エントロピーを減少させていることだと言えるのかもしれないなぁと思います。
整え、集中させ、作っていることが生きていることと言えるのではないかと。
であれば、ビジネスで「仕組み」を作っていくのはとても生物的で、大げさに言えば「生きている証」何じゃないかなぁ?と思います。
ではでは
私が最初にエントロピーの話を強く記憶にとどめたのは清水義範さんという小説家の方のエッセイです。
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本題とは関係ないのですが、cryptakさんとはどこかで絡みましたでしょうか?
フレンドリーな口調でしたので気になりまして。
もし、この返信をご覧いただきましたら教えてください。
そうですね、分子の形成もエントロピーの増大だと思います。なのでエントロピーの減少させることが生きる事、と一般には言えないですね。
この記事で言いたいのは、生物にとって、生きているという事はエントロピーを減少させるという事です。
だから「私は、生物が生物である所以は、エントロピーを減少させていることだと言えるのかもしれないなぁと思います。整え、集中させ、作っていることが生きていることと言えるのではないかと。」と書きました。
エントロピーの減少が生命である、ではなく、生命が生きているとエントロピーを減少させているのでは、と。さらに人間であれば哲学があり仕組みを作る中で、何かを整理し秩序立てているので信条を形に表す点で他の生物と一線を画しているんじゃないかな?ということです。
生命が生命であることとエントロピーが減少することの包含関係は分かっているつもりです。
ただ自然界において、エントロピー増大はマクロな現象であり、エントロピー減少はミクロな現象であるという点は付記
うーん、原子同士が結びついた分子の形成もエントロピーを減少させる現象であるので生命所以とエントロピー減少を結び付けた考えに同意できない