先日「ALISの今後~テキストのみから動画の包括へ~」という記事を投稿しました。
ブログという文字情報だけでなく、音声や動画の比率が上がるよね、という話です。ALISで自分の動画を紹介するような記事が増えるかもしれませんね、という結論でした。
これ、ですね、もう少し便利になるよなー、と思うのです。
検索機能があれば。
もっと言えば動画「内容」を検索可能な情報への加工がなされるんじゃないかと思うんです。
それ自体は私たちが目に見えるところで行われるものではないかもしれません。
実際に字幕なんて、勝手につきますし(すごいですよね)。自分でつけることもできます。
それがないと、自分が見たい動画にアクセスしずらいはずなんです。
ここからはいくつか具体例を挙げていきます。
まずは、すごくわかりやすいセミナー系の動画からです。
話す内容が主であり、画面はどちらかというと従。
話す内容を(見せるかどうかは別論点として)テキスト化してロボサーチに対象とすればいいので、なんだかできそうです。
ログミーさんのように、文章に落とされるとすごくわかりやすいですし、お年寄りを含む耳の不自由な人も情報にアクセス可能です。
そして何より、先述の検索可能性が上がると思うのですね。
さらに具体的な例を挙げます。
全体的には起業について話しをしているが、人事考課についてとてもエッジのきいた話をしている。
動画タイトルは「○○さんの起業講座」。
上記の「動画内で話している内容を検索対象にする技術」が実用化されるのであれば、その動画は「○○さんの起業講座」としてではなく、その「人事考課の説明」動画として有名になる。
タグとハッシュタグだけでの検索ではなくなるのですね。
なるほどね、と。
別の例。
上記の機能で全文をブログのように検索対象にすれば、「おいしいハンバーグの作り方」という動画で管理会計を熱く語っている動画があり、タグもハッシュタグも料理に関するものであったとしても、Googleの検索アルゴリズムに合致すれば、管理会計に関する動画として高く評価されるわけです。
素晴らしい。
上記の例は極端だとしても、あるものを、別の人が別観点から見ることで意図しない価値を見出すことはできるわけですから。
難しいのが動画・画像としての検索です。
いや、今までも動画についてでした。言いたいのは、音声が主で動画が従であるものではなく、動画それ自体がメインのコンテンツの場合、という事です。
動物の「おもしろ動画」や「なごみ動画」等を例にします。
犬の動画、猫の動画なんてたくさんあります。動物はかわいいだけじゃなくいろんな面があるわけで、視聴者(利用者)は自分たちが見たい場面を見るわけです。かわいい動画、癒される動画etc。。。
きっと今ではリンク集という形でまとめられているのだと思います。
しかしそれでは静的で、検索した時期の最新版ではありません。リンク集を作成した時期の癒し動画集なわけです。
さらには、リンク集作成者の主観でのセレクトでありチョイスであり、ランキングなわけです。
「Googleが人工知能で猫を区別した」というのは有名な話です。ご存知の方が多いかもしれません。
あれは機械が大量の情報を比較することで猫とそれ以外を区別する特徴を自分で学習した点がポイントで、後はその特徴を持つ画像が猫という名前だと教育してやればいいのですね。なので、人間も間違える犬のような猫は猫と認識されるはずです。
じゃぁ、技術が進めば「人間が癒しを感じるものを学習できるのでは?」
となると、検索エンジンで「癒し動画」と検索すれば、その時点で検索対象になっている「人間が癒されるであろう」場面が入っている動画が、一覧になって出てきます。
こりゃ便利。
最初は「癒し動画」で検索したら、なぜだか「骨の折れた傘の動画」(例です)のようなトンチキなものが出てきて、未来の笑い話になるんでしょうが。
(癒しを感じるか否かについては、AIの教育が行われるタイミングで主観の集積になるので、客観性の強化(というか、極端な主観性の排除)が行われると思われます)
となると。おいしいハンバーグを作りながら質の高い管理会計の講義をしている動画はどう評価すればよいのか。
ミートローフで検索されたり、煮込みハンバーグで検索されたり、コストドライバーの選定における現場責任者とのすり合わせについて検索されたりするわけです。
全く異なる二要素で検索対象に上がります。
これはこれでいいのでしょうか?
料理の動画として評価されるか、管理会計の動画として評価されるかで表示が異なるのが、正解っぽいものだと私は思います。
評価とは何かとなると、また、難しい話になるのですが、Googleの基本的な原則から言えば、他から参照されている回数が多ければそれは質が高いと評価されるし、そのような場所から評価されていれば他から参照されているよりも高い評価を得ることになるでしょう。
現状、画像検索でもそれなりの正確さ(に思える)でほしい画像が出てきます。
そのうち、アクセス数を稼げる動画は「何かについて絞った一本」ではなく色々なものを詰め込んだものになるかもしれません。
ここで、もうGoogleは「やってるんだろうな」と思い検索しました。
うん、やってますね。
ま、いいんですよ。これが仮説思考ですよ。さらっと考えて検証して、「ま、誰でも考えますよね」と世間(の一部)を知るのも大事です。
あ、でも、ほら、セミナー的な動画で全てを文字起こししてサーチ対象にしたらタグ以外でも引っかかってくるっての、そこのアイデアは書いてないっぽいです。
(ざっと、本当にざっと検索した結果の個人の感想です)
どうでもいいですか?そうですか。
ではでは
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