ブロガーでイケダハヤトさんという方がいます。
本日、「ブログの未来は暗い」という記事を書いてました。
内容としては「そうですなぁ」という感じで、動画・音声コンテンツが拡大していくのかなぁと思いました。
ここで話が逸れますが、イケダハヤトさんを好きでない方がいると思います。
私は、彼を文章が上手だと、この方のように簡潔に書きたいなぁと思っています。
一般に完璧な人はいないので、良いところを真似して悪いところがあるんなら他山の石とするしかないと思うんです。
今回の話、ブログを書けという普段の彼の主張と相容れない矛盾、と捉えることもできますが私の見解は違います。
彼の主張は「半歩先行く未来にベット」であり、当然お金儲けを目的としています。
抽象的な事を言うと「当たり前じゃん、何言ってるの?」か「意味わかんない」という反応が多いと思われます。
多くの人にわかりやすく説明する為に具体的に「○○しましょう」と言っているのだと想像します。これが私の理解です。
分析力を武器とする企業、という本がありまして。データサイエンスの世界で有名な「ところてんさん」がおすすめしていたのですね。
(上記の記事自体一読の価値あり、です)
その本の序から一節を簡潔にして引用します。
分析重視への転換を妨げるのは次のような症状
・昔からの常識が幅を利かせる
・リーダーの裏付けのない意思決定がもてはやされる。ひらめき型の決断がもてはやされる
・分析のスキルがない
・内容ではなく「それを言ったのは誰か」が問題にされる
お分かりですね?
誰が言ったかはここでは問題でなく、良い話なので取り上げた、と。
そういうことを言うとこういう方がいます。
「いいお薬があります」という言葉を、医師の格好をした人と反社会的な勢力の格好をした人が言っています。つまりは「外見重要」と主張したいようです。
そうじゃない。何言ってるの?
医者の外見の方がちゃんとした薬で、やばい外見の方が危ない薬を扱ってるなら、外見で警告してくれてるからむしろ親切じゃん。
大体の詐欺は逆なんだよ。医者の格好をした詐欺がやばい薬を売ってるの。だから、内容が大事なの。内容を見る目が大事なの。
もちろん、医者が不潔な恰好や、怪しい格好をすべきだと言っているわけではないよ?
今までの信頼が?当然詐欺師は信頼させて距離を詰めるわな。がっぽり行こうとした時、あなたの真贋を見る目が問われるわな。
こういうの知ってるでしょ?最近話題になったし。
内容を磨く目を磨かないと詐欺に騙されるんじゃないかなぁと思う派です。
内容を見る人を増やしていかないと、質が高い記事が集まる好循環なんか生まれないよな、と思う派です。
錯覚資産に騙されるのが人間だから、で済ませてはいけないと思う派です。
質が高い記事を書いて、評価されないんだったらその人は評価される場所に移るからです。
私は質の高い記事を書けないので、現状の評価が客観的なものだと受け止めます。
閑話休題
現状ALISではTwitterやYouTubeを埋め込むことができますね。
こんな感じで。(上記は他人様の動画です。応援を込めて)
だから、動画を取ったり音声コンテンツを作ってそれをALISでも乗せる方は増えるかな?と思います。
今もいるんですかね?知りませんけど。
じゃぁ、テキストブログが絶滅するかというと、そうでは無い気がします。
1)動画や音声だと、声バレ顔バレ身元バレが跳ね上がる
2)テキストと相性が良い内容がある
説明します。
1)動画や音声だと、声バレ顔バレ身元バレが跳ね上がる
これは分かりやすいです。テキストは匿名性と非常に相性が良いのです。私は結構文体に癖があるのでわかる人にはわかります。
一方で顔出し動画をしちゃうと、一発であの人だってわかりますよね。
中学校時代の黒歴史、と笑い話にできるのであればいいのですが、実際問題ストーカーなんてあったりもするらしいです。
2)テキストと相性が良い内容がある
これです。
イケダハヤトさんの見識にはおおむね賛同するんですが、意見が違う部分もあります。
テキストより動画の方が情報量が多いという事はないように思うのですね。
娯楽用であれ、動画よりテキストの方がエネルギーを必要とすると解釈します。
私はこれを、費やす時間の性質の差だと解釈します。
「時間の資産価値測定における注意点の話」で書きましたように、人の時間は有限であり、エネルギーを込められる時間はより少なくなります。
なので、消費コンテンツとしては、読むという能動的な行為が要求されるより、眺めているだけで情報が入ってくる動画の方が良いという理解です。
テキストと相性が良い内容は、学術論文なんかでしょうか?
プレゼンの技術で印象が変わって、評価が変わってはいけないものですし、文字情報に起こすことで構造が誰にでもわかるので質を評価しやすいでしょうし。
だから、それに近い形のテキストは生き残る。
あとは、テキストの抽象化という性質を利用したものです。
(文章が抽象化されているという話は「具体と抽象の往復の話」をご覧ください)
「十角館の殺人」という推理小説があります。叙述トリックという「小説では文字に書かれていないと読者は認識できない」という性質を利用したトリックで有名な小説です。(お勧めです)
最後に、これはブログの書き方にもよると思いますがリンクが多い場合です。
官公庁のデータを引用したり、もうすでに他の人が書いてる内容はリンクしてしまうスタイルだったりすると、「知らない人はリンク先を見てください」というのが重要になります。逆に言えば、動画の場合は誰でもがわかる内容をしゃべるか、分からないかなぁ?という場合は自分のコンテンツ内で説明する必要があるように思えます。
動画で込み入った内容を提供する事は無理ではありませんが、ログミーなどがある事からもわかるように、文章があり、自分のペースで読めることが大事な分野もありそうです。
1)2)を総体的に見ても、消費コンテンツとしてのテキストブログは縮小していくのだろうと思います。
であれば、ALISが動画を埋め込めるようにしたのは先見の明があるなぁと思いましたです。
ALISの今後は、動画を乗せてそれに対するいいねを送りALISトークンをやり取りするプラットフォームになるかもしれません。
例えyoutube内での収益を期待して動画制作をしている人でも、動画を作った人がALISでその動画を紹介するのは収益の増加でしかありません。やらない理由が見当たりません。(手間がかかる、位でしょうか。)
オープンベータ版になって、ユーチューバーが大挙しても、それはそれでアリかなぁと思います。
個人的に「女芸人」というジョブというかロールというか、は、なかなかアツいと思います。
最後に他人様の動画ですが、なごみ動画を張って筆をおきます。
ではでは
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・かんがえる、かがんでいる人
・Steemit
・Twitter
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