UGOKのみのり🐥です
このシリーズでは、今までブロックチェーンの良い点ばかり挙げてきました。
しかし、悪い点ももちろんあります。今回はブロックチェーンの短所や課題を書いていきたいと思います。
前回
ブロックチェーンにはまだまだ解決しなければならない課題がいくつか存在します。その中から大きく5つに分けてみます。
①発達途上の技術
ブロックチェーンを広く普及させようと思うと、どんな人にも使いやすいツールを整備する必要があります。例えば、普段私たちが使う電子メールアドレスは「ユーザー名@ドメイン名」という構成になっています。一方ビットコインアドレスは26~35文字の英数字で表わされます。電子メールアドレスと違って覚えにくく、使う度にそれを入力するのはかなり面倒です。しかも、そのアドレスを忘れてしまったらバックアップを取っていない限りどうしようもなくなってしまいます。使いやすいツールを用意しておくだけでとりあえず登録をしてみるというハードルは低くなると思います。
しかし、大量のアクセスに耐えられるキャパがありません。もし使いやすいツールを用意した事でたくさんの人が一気にアクセスしてきたらネットワークはそれに耐えられずキャパオーバーを起こしてしまいます。その問題を解決するための対策が必要になります。
②過度な消費エネルギー
どうして大量のエネルギーが必要になるのか。簡単に言うと「たくさん計算する必要があるから」です。ビットコインの処理をするだけで年間1憶ドル以上の電気が消費されているようです。ただ計算するためだけにこれだけの費用がかかるのはかなり勿体ないような気がします。
どうしてここまで大量の電力が必要なのかというと第2回でも出てきたプルーフ・オブ・ワークという仕組みの消費エネルギーがかなり大きいことが原因のようです。さらに、計算することで発生した熱を冷やすためにもエネルギーが必要になってきますし、ビットコイン獲得の競争が激しくなればその分必要な計算量が増えてエネルギー消費量が増えてしまいます。
エネルギー消費に関しては仕方がないという意見もあるようですが、一方で省エネ化に取り組んでいる人たちもいるようです。
③政府や業界からの規制・圧力
もし政府が本気でこのシステムを潰しにかかってきたらブロックチェーンは耐えることが出来るのでしょうか?その答えはまだ分かりません。しかし、中国ではビットコインを規制する動きがひそかに起こっているようです。また、大企業がマイナー達(新しいブロックを生成しブロックチェーンに追加をする人や組織)を買収して計算能力の過半数を手に入れてしまうと自分たちの好きなように書き換えることが出来てしまいます。もしそうなってしまうと、信頼もなにも無い「ただの一企業のシステム」になってしまいます。
④持続的な報酬
マイナーのモチベーション維持に欠かせないものが報酬です。しかし、世界中の人が利用したくなるような報酬を十分に保持し続けることは難しいです。現在、報酬のシステムは約4年ごとに報酬が半減するようになっています。このままだと報酬は微々たる量になります。そうなると報酬目当てのマイナー数は減少してしまい、不正をしやすい環境になってしまいます。
この問題を解決するものが取引手数料による報酬です。しかし、取引手数料には手数料の額に違いがあります。皆が高額取引のものばかり優先して取引を行ってしまうと少額取引のものがいつまでも放置されてしまうという別の問題が発生してしまいます。
⑤人との関わり
ブロックチェーンに限らず何でも自動化になる流れがここ数年ずっとあります。特にインターネットは大きな変化をもたらしました。例えば、曲を聴くとき、それまではCDが主流でしたが今ではダウンロードの方が多いんじゃないでしょうか?旅行の予約や買い物もネットで完結します。
人間のしていた仕事を機械が奪って仕事が無くなってしまう。生活を便利に豊かにするために開発されたもののせいで生活が苦しくなったら意味が無いような気がします。上手く共存していく必要があります。
上記に挙げたもの以外にも細かく見ていくと課題はあると思います。これらの課題をどうやって解決していけば良いのか。ブロックチェーンはこれからも進化していく可能性を持っていますね🙃
今回はこれで終わります。
このシリーズは次で最後です🐤
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