UGOKのみのり🐥です。
今回は、世界の貧しい生活を送っている人々がブロックチェーンを使った金融サービスによって生活が変化する可能性について書かれている章を読みました。
ここで学んだことについて書いていきたいと思います。
前回
アフリカの貧しい国や地域で生活している人たちはたくさんいます。毎日生きていくために漁業や農業で必要最低限の収入だけを得て生活しています。貯蓄できるほどのお金は持っていないので銀行口座は持っていません。その代わりに豚や牛などの家畜がその人たちの財産になっています。
しかし、家畜では遠くの人と取引することは出来ません。また、コレラやインフルエンザなどに感染してしまうと自分の財産だけでなく、その地域全体の財産が失われてしまうかも知れません。
このような暮らしをしている人たちにどうやってブロックチェーンを使った金融サービスを普及させるのか。それが携帯電話です。
アフリカの多くの地域では固定電話の整備がされていませんでした。しかし、携帯電話はその整備が必要ないので一気に普及したようです。
総務省のHPにアフリカの携帯電話普及率が載っていました。
貧しい国や地域の人々はお金を稼ぐために外国へ出稼ぎに行きます。東京のコンビニやチェーン店では日本人より外国人労働者の方が多いのではないでしょうか?(田舎者の想像です🏞️)
外国人労働者は、その稼いだお金を故郷にいる家族に仕送りをします。その時利用するのが銀行の海外送金です。
ここでは、送金にかかる手数料や相手の手元に届くまでの日数が問題に挙げられていました。
では、実際に海外に送金するのにどれくらいの手間とお金がかかるのでしょうか?少し調べてみました。
調べる方法は楽天銀行の海外送金シミュレーターです。
上の画像のように受け取る国や通貨、送金金額を入力してシミュレートするようです。今回はフィリピンに5万ペソを送金すると仮定してみました。
「計算する」ボタンをクリックした結果がこちらになります。
5万ペソ(114,500円)を送金するのにかかる手数料は1,750円。着金まで2~4日ということが分かります。
十分高い手数料だと思いますが、楽天銀行の送金手数料は750円で業界最低水準のようです(他の銀行では2,000~35,000円かかる所もあるみたいです)。さらに、ここではペソを送るという設定にしているので円貨送金手数料は0円ですが、日本円を送る場合、3000円の円貨送金手数料がプラスされてしまいます。
手数料だけで時給2時間分が必要になってしまいます。かなり大変ですね。
もちろん受け取る側も大変です。もし、銀行の無い地域に住んでいる人なら、銀行まで遠出をし、たくさんの必要書類を書いて受け取らなければいけません。治安の悪い地域なら現金を引き落として持ち歩くだけでも危険です。
先ほど述べた通り、これを解決するものがスマートフォンです。
モバイル送金サービスのアプリを使えばわざわざ銀行まで出向く必要がありません。相手にお金が届くのに何日もかかりませんし、手数料もずっと少ない額で済みます。
スマホに入っているお金を現金にしたい場合はそのアプリを使って良い条件のテラー(現金に交換をしてくれる人)を探して現金に交換してもらえば良い。テラーの評価にはブロックチェーンの評価システムが利用されるのでちゃんと約束を守らないテラーは低評価をくらいます。なので、安心して交換してくれるテラーを探せます。
このシステムはモバイル送金サービスアプリを開発したアブラ社が考案した方法です。
アブラ社が開発したこのアプリは世界が現金主体で動いていることと、ブロックチェーンが普及していない問題を解決できます。
まだまだ現金主体の国ではテラーが必要になってきますし、簡単に利用できるアプリとして作ることで手軽に試してもらえるようになるようです。
今回は国際送金を例に書かせて頂きましたが、直接海外に寄付金を送ったりすることも可能になります。自分が送った寄付金がどんな目的に使われたのかを確認することができるようになると面白そうですね。
今回はこれで終わりです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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