昔、ネットだったのか、人づてだったのか。
この話を聞いたときに、涙が止まらなくなり
ライフスタイルを見直して、
リセットボタンを押そうと感じたことを
思い出しました。
そういうきっかけをいただいたモノを
整理していて、見つけたのでシェアしようと
思います。
ある小児病棟で、
早くに小児ガンを宣告されて幼くして
長く生きられない少年がいました。
彼のガンは顔面に転移して、
顔半分を失うような手術をしました。
当然、二目と見られぬ顔になってしまい、
彼を傷つけてはいけないと、
その病室から鏡という鏡を
すべて取り払ったそうなのです。
当然、窓ガラスも映らないものに
取り替えたのだそうです。
少年は自分の顔、
そして少ない余命のことを知らずに、
「退院したらみんなといっぱい遊んで、
いっぱい勉強して・・・」
ということ楽しげに語っていました。
そんなあるとき、
若い看護士さんが少年の病室に入ってきた時、
少年は看護士さんの胸ポケットに
小さな手鏡を見つけたのです。
何も知らない若い看護士さんは少年の
という言葉に素直に従い、
手渡してしまいました。
少年は手術後初めて自分の顔を見て
愕然となりました。
その時、少年はこう言いました。
その看護士さんは、
この言葉を聞いて気が狂いそうになったそうです。
自分が鏡を見て愕然としたことを
母親が知ったらどんなに悲しむだろうか
余命幾ばくもない幼い少年は
そんな気遣いをしたのです。
と考えることで
その心が救われることになります。
その少年は無駄に早死にしたのではなく、
現にこうやって
今、彼の教えた「優しさ」を
伝えているではないか、と。
記事を書いていて、
また、あらためて感じる機会を
いただきました。
ありがとうございます。