ブルガリアでは道路の脇にこんなかんじの水汲み場がある。
蛇口を開くまでもなく、ただとめどなく水が流れ出ている。
井戸水なのかなんなのか。
よくわからないが、空のペットボトルにこの水を汲んでごくごく飲む。
子どもが10Lくらいあるペットボトルを持って水を汲みに来ている姿も目にした。
この国の「はじめてのおつかい」は水汲みなのかもしれない。
誰もいない道端でただひたすらに流れ続ける水はなかなかに涼しげである。
腹を壊さないか心配だったが、勇気を出して飲んでみた。
やや鉱物っぽい味がするが意外と飲める味だった。
以降、しばらくのあいだこの水を汲んで飲んでいたが、腹を壊すことはなかった。
大量に汲むと色がやや黄味がかっており、沸かすとポットの中が沈殿物まみれになるのでなにかしらの成分が多いのだろうがよくわからない。
おそらく場所によって味も違うのだろうが、わたしのバカ舌では判別不可能だった。
ブルガリア全土を見て回ったわけじゃないので、この手の水汲み場がどこにでもあるのかは不明。
水つながりで言うとブルガリアの首都ソフィアの水道水はすさまじく金属臭い場合があるので、うっかりうがいに使うと口内が恐ろしく不快になる。
ママの言うとおりに手洗いうがいをする習慣のある子は気を付けてほしい。