随分前にアカウント作成したものの、今回が初投稿になります。
本日、とある記事を見たのでそれについて書きます。
既に沢山の方が目していると思いますが、スイスのバイオテクノロジー会社である、Roche社がNEMの新しいチェーンである「Symbol」基盤である「dhealth Network」にスーパーノードとして参加した。という記事です。
DHP(dhealth Networkのネイティブ通貨であるdhealth Network point)の供給量の10%をNEMのコミュニティにエアドロップするとうこともあり、NEM界隈の方達は大変盛り上がっているようです。
「Symbol」や「dhealth Network」についての詳細は書くまでもないと思いますので省きますが、Roche社がブロックチェーンを使用し始めたインパクトなどについて個人的な見解を書きたいと思います。
今から4年ほど前になるかと思いますが、当時、私はバイオテクノロジー関係の仕事についておりました。ビットコインのバブルが起こり第一次仮想通貨ブームの時ですが、仮想通貨そのものより、それを動かしているブロックチェーンの存在に非常に興味を持ち、ラボラトリーやヘルスケアの業界にブロックチェーンが活用される時代が来るのではないだろうか。との期待を胸に猛勉強を始めました。講師の方にヘルスケアなど分野での可能性を聞くと、ほとんどの方が「必ず活用される時代がくる」とお話をされていました。
それから4年が経ちましたが、まだまだそのような時代は遠いなと思っている時に今回のニュースが飛び込んできました。個人的にはとても衝撃的です。
さて、Rocheですが、医薬品や診断薬を基幹事業として、分析機器などの開発もし、業界の間では世界中で知らない人がいない超有名な大企業です。
日本では元々日本ロシュという社名でしたが、中外製薬などと合併し、現在ではロシュ・ダイアグノスティックス(株)の社名で事業を行っております。
長いのでロシュ社とさせて頂きますが、新型コロナ対策の診断薬キットやPCR装置ももちろん手掛けており、世界中で使用されています。
私がバイオ事業に携わっていたときはロシュ社のPCR装置などを販売していました。
そんな超有名なロシュグループが、ブロックチェーンのノードに参加することになった事実は、世界中のヘルスケア関連企業に大きな変革の一歩を与えたと確信します。
それだけなく、バイオテクノロジーやアカデミックな研究者の世界にも波紋を広げる可能性もあります。
dhealth Networkは4月にチューリッヒ大学のブロックチェーンセンターもスーパーノードとして参加をしており、まだまだこれからという段階でもあるかと思いますので、目を離さず注目していきたいです。
というか、このようなステージで仕事がしたいです。プログラムは書けないのでコンサルとかセールスってあるのかな?何でもよいけど、ヘルスケアとかアカデミックなステージで仕事がしたい!!!