自動車販売会社を退職し、某業界に転職したワイン氏
2008年10月新たな仕事先で社畜人生が始まる・・・し
うららかに晴れた秋の日。
新大阪から新幹線に乗り、1歳の娘の泣き顔を見ながら車窓から手を振る。
私は新しい職場の東京へ向かった。
私は東京へ降り立った。
大都会東京は人が多い。臭い。ウザイ。帰りたい。
もう気持ちが萎えてきた。
しかし綺麗な女性は多い。お洒落な場所も多い。キモイ野郎も多い。
なんか元気が出てくる。
そんなくだらない妄想を掻き立てながら
会社へ到着した。
ワイン「ここか〜でっかいビルやな〜。え!何これ!」
私はこの時衝撃を受けた。数十階建のビルで1〜8階まで全部が自分が就職した会社の名前が記されていたからだ。
大阪の中小企業出身の私からすると衝撃だった。
その衝撃のまま1階の入社式会場へ入っていく。
すると16名くらいの男性が疎らに座っている。「男だらけかよ。」と落ち込みながら席に着く。
すると会社の役員や社長が入ってきた。
早速社長からの挨拶があり、聞き逃せない言葉を聞いた。
社長「ご苦労様。ではこれから1ヶ月間勉強漬けの日々になると思いますが頑張ってくださいww」
ん?
勉強漬けとは?
この時あまり会社の仕事を理解せず、入社式まできていた。
人事「はい、ではこれからバスに乗って頂きます。そして研修施設までお送りしますので、そこで疾病と治療、薬理学、薬剤学、添付文書、医薬概論、PMSについてみっちり1ヶ月学んで頂きます。では行きましょう!」
全く何の勉強の事かわからず、医療系だという事はわかった。
取りあえず強制的にバスへ収容されバスは走り出した。
それからどれくらい時間がたっただろう・・
気づいたら外は真っ暗。
しかも山を登っている。
周りに全く灯りがない。人影が全くない。
これはヤバイ会社に入社したかもしれない(; ゚д゚)
そんなヤバイ妄想をしている中、隣の席の同期入社した年下の同僚が話かけてきた。
同期A「ワインさん、何の仕事してたんですか?」
ワイン「あ、カーディーラーです。前職は何されてました?」
同期A「某大手国内保険会社です。ディーラーさん担当してましたw」
この時私は思った。その会社の自動車保険売ってたぞ!
いやいや年収とかすぐ1000万超える職種やん。なんでおるねん!
ワイン「え!めっちゃお世話になってました。てか年収もいいはずですし、なぜここに?」
同期A「確かに年収は良いんですけどね。鬼ブラックでして。耐えられませんでした。」
24歳の彼に一体何があったんだ・・・
次回予告
子供の泣き顔に後ろ髪を引かれながら、転職先の会社へ向かったワイン氏
そこでいきなり1ヶ月の研修を宣言される。更に人影のない場所に連れて行かれているバスの中で同期からの辛い前職経験を聞く事になる・・・
そして私の仕事は一体・・
次回、損保会社の高年収の闇!
お楽しみに!
作者