こんにちわ、和らしべの井元です。
こちらの記事では複業と副業に関するテーマで私の経験を踏まえお話していきたいと思います。
では言葉の定義ですが
副業は副収入を得る事を目的にした生業です。主に主軸となる収入をサポートする程度の収入を指します。FX、ブログ、youtube、ポイントサイトなどが当てはまりやすいかと思います。本業に比べ労力や収入が少ないのが特徴です。
それと違って複業は複数の職業を持つ意味となり、パラレルワーカーなどと言われます。こちらは定義上、収入を目的とせずスキルアップや社会貢献などが主な目的で収益を取らずに活動している人もいます。
私もサラリーマン時代にパラレルワーカーになろうと思い企業アンバサダーや暗号資産を使った取組で社会実験していました。そういう意味では収益よりも自分のスキルアップや社会貢献を目的に行っていましたね。
では複業や副業に関して企業側はどう思ってるのでしょうか
2020年7月時点の大企業に関する副業解禁一覧です。
アイシン精機株式会社(自動車部品メーカー)
株式会社あおぞら銀行(金融)
アクセンチュア株式会社(コンサルティング)
アサヒビール株式会社(飲料メーカー)
株式会社エイチ・アイ・エス(旅行業)
オイシックス・ラ・大地株式会社(食品宅配)
株式会社オプトホールディング(インターネット広告)
株式会社オートバックスセブン(カー用品フランチャイズ)
オリックス株式会社(大手総合リース他)
カゴメ株式会社(飲料・食品メーカー)
花王株式会社(化学メーカー)
カシオ計算機株式会社(電機メーカー)
キリンホールディングス株式会社(飲料メーカー)
キヤノン株式会社(電気機器メーカー)
グンゼ株式会社(繊維製品メーカー)
コニカミノルタ株式会社(電気機器メーカー)
サイボウズ株式会社(ソフトウェア開発)
株式会社サイバーエージェント(インターネット広告)
佐川急便株式会社(物流・運輸)
株式会社資生堂(化粧品の製造・販売)
株式会新生銀行(金融)
ソニー株式会社(電気機器メーカー)
ソフトバンクグループ株式会社(電気通信事業・インターネット関連)
株式会社ダスキン(清掃業務、外食)
株式会社ディー・エヌ・エー(インターネット関連)
株式会社デンソー(自動車部品メーカー)
株式会社東京放送ホールディングス(TV局)
トレンダーズ株式会社(PR・マーケティング)
パナソニック株式会社(電気機器メーカー)
富士通株式会社(電気機器メーカー)
日産自動車株式会社(自動車メーカー)
丸紅株式会社(総合商社)
みずほフィナンシャルグループ(金融)
株式会社メルカリ(アプリ開発)
森永乳業株式会社(乳製品メーカー)
ライフネット生命保険株式会社(生命保険)
ロート製薬株式会社(製薬会社)
株式会社リクルートホールディングス(人材・採用支援)
株式会社リブセンス(インターネット関連)
ヤフー株式会社(インターネット関連サービス)
株式会社ゆうちょ銀行(銀行)
ユニ・チャーム株式会社(衛生用品)
LINE株式会社(アプリ開発)
株式会社NTTドコモ(移動体通信事業)
SMBC日興証券株式会社(金融)
株式会社WOWOW(衛星放送局)
参照:https://www.sidebizz.net/seek/archives/1929/
上記の様にIT企業だけでなく、レガシー企業も多くいます。
2016年頃に比べるとかなり増えたと思います。
しかし、いまだに厳しいのが中小企業で
平成26年の「兼業・副業に係る取組み実態調査事業報告書」によると、兼業や副業を認めていない企業の割合は85.3%と大多数を占めています。
推進していないが容認していると答えた企業の割合は14.7%、推進している企業は0%という調査結果でした。
リクルートキャリアが2018年に行った調査でも、似たような結果が出ています。
副業を容認している企業の割合は28.8%、禁止している企業は71.2%にのぼります。
兼業・副業を禁止する理由で多いのは、「長時間労働を助長するため」という意見です。
禁止が多い副業に関してはビジネスなので上手くいかないケースは往々にしてあります。逆に副業で失敗したケースを本業で生かしたり出来る様にも思いますが、本業とかけ離れすぎた副業となると生かすことは難しいので注意が必要です。
しかし複業は比較的自己満足の世界なので満足度は高いと感じています。
私自身がそうでした。特に新しい技術を使った社会的にも注目度が高いブロックチェーンは体験も新鮮ですし、熱狂するコミュニティも多く毎日が刺激的です。また価格変動がさらに加熱させます。
複業は本業と同じレベルで労力をかけるケースが多い分満足度も高いのでしょう。副業と違い共有できる仲間の存在も大きいですね。副業だと収入に群がる人は多いですが、決して仲間と呼べる人は少ない印象です。居ても少数ですね。
個人的には
副業は自分のCANを使って収入を増やす作業
複業は今あるサービスを使い倒して自分のCANを増やして自分のWILLを広げる作業
と理解しています。
ブロックチェーンは国家戦略ではないですが、複業や副業は国家戦略です
副業は収益の積み重ね、複業はキャリアの積み重ね
収益だけでなくキャリアを積み重ねる事で収益が増やせる方が社会的にも良い方向です。
とはいえ、別のキャリアを積み重ねる最初の一歩は難しいですよね。
クラウドワークスなどでも自分本業の延長の仕事から入りやすく、本業と異なる簡単な仕事は細分化されて募集は少ないものです。
だからこそ異なるキャリアの一歩を簡単にする、企業側は細かなタスクベースで仕事を依頼できる。
そんなキャリアのわらしべ長者を目指せる社会を実現したいと思います。
貢献度報酬リモートワークプロジェクト管理ツール「Hideaki.」を少しご紹介します
Hideaki.は成長指標であるメトリクス貢献度に応じて貢献度を可視化します。
貢献度は予めメトリクスに影響するタスクに報酬として設定できる様になっています。
例えば、新規事業を立ち上げた時に課題に対して解決策を決めるまでの時間が成長指標(メトリクス)としましょう。この時、貢献度が高いタスクはヒアリングやニーズ調査、ペルソナの設定、カスタマージャーニーを作る事など工程を細かくタスク化し解決策を決める時間を減らすことのできるタスクになります。
これらのタスクの報酬を設定し社内で消化するも良し、タスク毎に社外へSNSなどで募集するのもありでしょう。タスクは細かく設定すればするほど社外複業人材へのアピールと人材確保に繋がります。本業で忙しい優秀な人材が「それくらいのタスクなら」と手伝ってくれる可能性もあります。
また、複業を目指す人は収益性よりもキャリアの積み重ねや転換に高い関心や満足感があります。小さなタスクをきっかけに優秀な人材が来てくれる事は可能性として高い様に思います。しかも復業としてだと採用するよりコストも抑えられます。
固定費ではなく変動費として会社が使えるのはコスト削減の意味でもメリットがありますね。
今後も複業や副業の流れは止まらないでしょう。まだまだ少ない副業人材が今後どの様になるのか、そしてその時に必ず課題が出てきます、その課題をいち早くキャッチアップできるスタートアップも面白くなりそうです。