今回は熱狂する働き方をしている人物を紹介したいと思う。
スポーツジャーナリスト・ブロックチェーン企業アンバサダーの上野直彦氏である。お忙しい中沖縄のお仕事から帰ってきたばかりで風邪気味でしんどそうだったのだが時間をとって頂いた。
働き方改革が世間では話題になっている一方、働き手として働く時間を減らす事が本当に幸せに繋がるのか、それとも働く意欲や気持ちを改革する事で幸せに繋がるのか今回はそういった文脈で語っていきたいと思う。
・人物紹介
・どうやってスポーツジャーナリストになったのか?
・今の仕事に熱狂している理由?
・スポーツビジネスとは何か?
・サラリーマンの働き方について思う事は?
・ALISへの関わり方について
・最後に上野氏の理想の働き方は?
・あとがき
上野直彦
兵庫県生まれ。
スポーツジャーナリストとして執筆をしながら、現在は複数のブロックチェーン企業のアンバサダーも務めている。
その他にいくつもの作品を世に送り出してきた。
沢山の肩書きを持つ上野直彦さんに今回は東京でお会いし最近流行りの働き方について質問してきた。
上野氏は阪神淡路大震災があった事をきっかけに元々ライターの仕事をしたかった為、東京でシナリオセンターへ通い始める。
ロンドン在住の時に・・といっても留学などではなく死ぬほどイギリスのサッカーと音楽が好きで住んでいた。その頃は世界のあちこち、例えばフランスの北部や南部、またイスラエルにも短期滞在していた。
そのロンドン時代にサッカーのプレミアリーグ化が起こった。これはビッグクラブのクーデターだったのだが、その事件を記事にしないかと突然とある編集部から当時のニフティのパソコン通信に連絡をもらったのが、スポーツ記事を書くきっかけだった。なので最初からピッチサイドというよりかはスポーツビジネス面の記事だったと言う。偶然が重なり合ってのデビューだった。
シナリオ教室では漫画原作講座という講座を聞いた時、漫画連載を書かれている先生から「この設定でプロットを書いて下さい」と言われ仕事を貰う。その後も定期的にお仕事をいただける様になる。
しかし当時は財務仕事もやりたかった事もあり、サラリーマンとして経理の仕事をしながら、夜は漫画の原作作成のお仕事もこなす日々。さらに土日はINAC神戸のスカウティングをしていた。当時のGMが日本代表応援仲間だった。
当時は2.5足の草鞋を履いて激務をこなしていたが全く苦ではなかったそうだ。むしろ経理の仕事、漫画の仕事もスカウティングも全てがワクワク出来た30代だったと言う。
また上野氏は投資経験もある。仮想通貨の前に株式投資をしていたそうだ。
その当時投資ブログを運営しておりPV数もかなり稼ぐ事ができたと言う。2000年〜2004年くらいまでブログを続けてその後削除した。そして会社も辞めて、株の売買に専念し得た収益でドイツW杯を観戦。サッカー好きすぎやん!!と突っ込みを入れたくなる程だ。サッカーを今まで日本代表を応援してきた上野氏としては必然的行動だったのだろうと思う。日本代表は惨敗だったが、上野氏はドイツW杯を大いにサッカーを楽しんだそうだ。
その後も様々なスポーツ雑誌で執筆。
また出身の兵庫県の神戸市では女子サッカーが盛んでアイナック神戸のGMが友人という事もあり以前から取材を兼ねて応援にかけつけていたそうだ。
特に川澄奈穂美選手を取材し「なでしこのキセキ 川澄奈穂美物語」(少年サンデーコミックス)を原作者として漫画化。私の記憶では確か単発で週刊少年サンデーで読んだ事を覚えている!
こうして常に自分がワクワクする事が仕事になるスポーツジャーナリストとして上野氏は現在も活躍している。
現在、スポーツライターの仕事や漫画のお仕事、そしてブロックチェーンとスポーツに関する講演での仕事などをこなす上野氏だが、仕事の魅力やどこに熱狂して仕事をしているのか聞いた。
「マスにウケた時の快感。」これが堪らなく楽しいと言う。幻冬社の見城徹氏も同じ言葉で表現しており、上野氏も影響を受けているそうだ。現在の仕事は1対1での仕事というより1つのコンテンツでたくさんの方々へ言葉や作品を届けている。要はマスに語りかけているのだ。自分の想いに共感してくれる方が多くなり広がる時に熱狂している。
この記事をお読み頂いている人はツイッターをされている人が多いと思うが、例えばツイートがバズった時、誰もが熱狂する。マスにウケるという意味では上野氏の熱狂とこれも似ているのではないかと私は感じている。
そしてその熱狂はお金では得られるものではないと言う。
上野氏は常にワクワクする事を追いかけている。
スポーツビジネスのビジネスも他のビジネスも変わらない。スポーツビジネスだから特別なわけではないという。
上野氏が尊敬する電通の高橋治之さんは電通を大きくした立役者の一人でその高橋治之さんの元へ教えを乞いにいったのが現UEFAチャンピオンズリーグヘッドオブアジアセールスでアジア人で初めてUEFAチャンピオンズリーグへ関わった岡部恭英さん。彼らの教えを上野さんは受け継いでいる。「ギブアンドテイクは駄目!スポーツビジネスはgive and give and giveだ。」と言う
スポーツビジネスは最後に少しのテイクをもらうのが上手く行くコツだ。
ステークホルダーが多い分、周りのステークホルダーが利益を享受してから最後に少し利益を頂く。それが一番綺麗な形だと上野氏は語る。
これを守らず上手くいかなった企業やスポーツチームを沢山見ていきた上野氏だからこそ語れる言葉だろう。
2018年は箕輪厚介さんが編集する本がたくさん売れた。数字もだし、サロンも運営しお金も普通のサラリーマンより稼いでいるが独立しない。絶対幻冬社を辞めない。
これからのサラリーマンの働き方としては彼の様に会社を使い倒す事が重要だと感じている。
それを率先して行動に移している現在ZOZOTOWNで有名な株式会社ZOZOの田端慎太郎さんに会ってみたい!と呟いていた。私にはどうしようもできないがいつかお会いして頂きたいと思う。
上野氏はALISへの関わり方としては「死ぬまで関わりたい」と言う。
私はこれからも情報を取り行かねばどこでALISの事をPRしてくれているか分からない上野氏を直接会いにいく事で情報を取り、コミュニティへ還元できる事はしていきたい。
正直今回はこの部分で伝えたい事が沢山あったがNGが入り言えません。 ごめんなさい。
え?そんな場所でブロックチェーンのプレゼンしてるんですか!!って思いました。
自分の好きな人としか仕事をしない生き方を目指している。
世間では働く時間を効率化する事、休日を増やしたり、プライベートを充実させる事など長時間労働の是正こそが働き方改革の基本となっている風潮があるが、上野氏の言葉を聞いていると働く時間の効率化とは別に働くという意味や何故その仕事をしたいのかを改めて考える良いキッカケを与えてくれた様に思う。
そこがわかると長時間労働が必要な仕事でキツイとは思わないだろうし、好きな事であれば長時間でも楽しい。
問題は好きな仕事ではない場合の長時間労働の是正は自分で気づいて転職や起業、独立するために動く事も必要だろうと思う。
自分の好きな事や好きな人と仕事ができる職業を私も目指したいと感じた1日だった。
作者