知って得するセージの５つの効能

コ～ヘイ
2018/08/20 10:40

“セージ”ってご存知ですか？シソ科サルビア属の植物です。料理にも使われるハーブの一種です。

シソ科サルビア属は、世界中に広く分布し、薬効のある種類、花が美しく観賞的な価値の高い種類など仲間が多くあります。セージはその仲間で今は様々なフルーツの香りのする品種もあります。そのセージの効能や使用方について、ご紹介していきましょう。

香辛料として使用

コモンセージ　シソ科　サルビア属　
主に香辛料として扱われるのがコモンセージです。和名はヤクヨウサルビアと言います。昔のヨーロッパの牧畜に携わっていた人たちは、肉を貯蔵するとき、防腐や香りづけに他のハーブと一緒にセージを使っていました。
今でもソーセージやハムなどの加工食品に入れられています。肉、特に豚肉の臭みや脂っこさを少量で消すため、使いすぎないことが大切です。
ハンバーグや手作りのソーセージには欠かせません。豆類と野菜と一緒にスープ煮にしても美味しいです。
チェリーセージは通常は食用にはしませんが、花も葉もサクランボに似た甘い香りを持ちますので花や葉を少量サラダの色取りとして飾ったり、クッキーに張り付けて焼いたり、飲み物に浮かべて楽しみます。葉がパイナップルの香りがするパイナップルセージも同様に楽しめます。またお茶代わりにも用いられます。普通に葉や茎や花をお茶として楽しんでください。
★薬効が強いので間違っても煮出した汁や煎じて飲むようなことはなさらないでください。

観賞用に使う

チェリーセージ　シソ科　サルビア属
ハーブとしても知られています。店頭などで”チェリーセージ”の名で売られているものは「サルビア・ミクロフィラ」、「サルビア・グレッギー」など、いくつかの種類の総称として”チェリーセージ”と呼ばれています。花色も赤、ピンク、白など、数種類あります。花期が長いのが特徴で、5月から11月頃まで咲き続けます。
コバルトセージ　シソ科　サルビア属
コバルトブルーで小さな花の中にグラデーションの鮮やかなブルーが混在している可愛らしい花。それだけでなく暑さ寒さに強く、冬は地上部が枯れますが春にはまた芽吹きます。背が高くなりますので支柱を立てて補助してやります。
アメジストセージ　シソ科　サルビア属　
赤紫色の花を楽しませてくれます。
メドウセージ　シソ科　サルビア属
濃青紫の花をスリーシーズン楽しませてくれます。地上にすると大株になります。

薬用としての効能

セージは殺菌力が強いことでしられていて薬用にされることもあります。ふけや抜け毛の防止や、肥満解消、防腐、消化促進などがあります。収斂作用も備えているため、セージティーでうがいをすると風邪や感染症の予防になり、歯ぐきからの出血を押さえる作用もあります。歯肉炎や口内炎にも効果があります。
発汗を抑える効果があります。セージティーを飲むと空気でお腹が張っているときや腹痛や胃が荒れているときに、症状を緩和してくれます。
★精油や煮出した汁を飲むようなことは絶対になさらないでください。
★お茶も、妊娠中の人や高血圧の人、てんかんのある人や発熱時の子供は使用を避けましょう。また、長期間服用せず、休止期間を設けたり適量での使用をおすすめします。

浄化作用がある

ホワイトセージ　シソ科　アキギリ属
アメリカ西海岸に自生するハーブです。スマッジング・ハーブとも呼ばれて、ネイティブアメリカンが様々な呪具や、パワーストーンや、占いに使う道具を「浄化」するために、また「瞑想」するときにも使用していました。
・浄化方法　お皿や灰皿など燃やした後の灰を落とす器と干したホワイトセージを用意してください。
葉っぱに火をつけたらすぐに振って火を消してください。するとお香のように煙が出てくるので、１０～２０秒ほど浄化したいものを煙にくぐらせてください。
初心者には栽培が難しい事から、浄化用に売られています。
デザートセージ（ブルーセージ）　シソ科　サルビア属
ネイティブアメリカンの間では古くから場所や空間や、タロット等の道具の浄化、薬草、神聖な祈りをささげる時などに使われます。見た目は牧草のような感じですが、爽やかでほんのり甘い香りがします。
悪い霊や感情、影響力を追い払うために焚かれたり、少量を袋に入れてお守りにすることもあります。
★セージを焚くときには換気をしっかりして、終わったら窓を全開にして、煙を全部追い出してください。そして必ず火が消えたことを確認してからその場を離れてください。
★風邪などで体調の悪いとき、妊娠授乳中の方、多量の飲酒をしたとき、薬を服用した時などは、使用しないでください。万が一使用中、使用後に体調を崩されたときはただちに使用を中止して医師の診察を受けてください。