ノストロ口座とは銀行間取引において資金決済を行う当方の決済口座のことを指し、また外国に現地の通貨建で保有する当方の決済口座のことをも指します。
カストロ口座が何に関わるのかについてリップルのソリューションが関わっています。
最近、金融機関がリップルのソリューションが関わり、国際送金分野において効率化を図っているニュースをよく聞きます。
それにより、どこを改善しようとしているのかについて、このノストロ口座の仕組みを知ろうと思いました。
ノストロ口座は銀行が送金先の国の通貨建てで保有する口座のことを指しますが、例を挙げると10カ国間の取引をすると45のノストロ口座が必要になると言われてます。
それをリップル社のソリューションであるxRapidにより、各銀行がXRPのウォレットを保有することで送金元の資金を一度XRPに変換。
その後受取側に送金後、受取側が自国通貨に再変換をします。
それによってシンプルなプロセスを国際送金ができることから、XRPが世界中の銀行との取引における中継通貨の役割を果たします。
銀行は自社の資産をノストロ口座上で管理するリスク、つまり流動性コストを大幅に削減することが可能となります。
まず考えられる点として新しく設立された金融機関がリップル社のソリューションを最初から採用することで効率化を図ることができます。
さらに国際送金においてxRapidを採用される金融機関が増えればXRPを多く使う機会を与えるためにリップル社の企業価値が高められるのと、さらにXRPが国際送金において足らなくなってくれば、XRPの価値が高くなります。
XRPが高くなるからと言っても、今は価格的にも低いために影響は限定的ですが、国際送金において必要なXRPの価格が上がったとしてもその分必要なXRP額に換金されます。
むしろXRPの価値が高くなることでメリットが大きいのがXRPを保有している個人投資家や企業で、XRPが低い時に保有したことで高くなったXRPは売却することで利益を確定することができます。
さらにリップル社のソリューションを採用する金融機関が増えれば、XRPを安く借りたいと言う機関に対して、安く貸すことによってその手数料を貸し出した企業や個人投資家に還元するサービスも出てくるかもしれません。
そのことからXRPはリップル社のソリューションによって意味のある仮想通貨として認められることもあり、将来とても期待が持てます。
ただ投機目的としてXRPを所有するのではなく、国際送金におけるブリッジ通貨としてもXRPは大きな価値のあるものだと感じさせます。
ノストロ口座の存在からリップル社のソリューションにシフトすることに生まれる価値はとても大きいものと考えられます。