クリプト

TRON(TRX)の将来性と今は買いなのか?

iTED's icon'
  • iTED
  • 2018/12/11 13:34
Content image

仮想通貨の時価評価額を表示しているコインマーケットキャップにおいて現在(2018年12月現在)10位を位置しているTRON(TRX)ですが、日本の仮想通貨取引所ではまだ取り扱っていない現状の中、海外の取引所で取り扱っているところが増えています。

市場が低迷している中でTRONは今後期待をしていいのか、今は買いなのかまとめてみました。


取引量はすでにイーサリアムの3倍

TRONのCEOであるジャスティン・サン氏によれば、業績がすでに4倍の成長をしていると語っており、さらに主要な仮想通貨でも知られているイーサリアム(ETH)の取引量と比べ、3倍に達していると言われています。

この3倍にも達していると言う要因として分散型アプリケーション(DApps)の開発が急速にすすめられている点と言われています。

今月12月には新しいDAppsが80種類リリースされる予定であることからTRONの利用シーンが増えることにもなります。


ブロックチェーンゲームが後押し

DAppsが増えている要因としてブロックチェーンゲームが普及していることやeSports分野の世界規模のイベントに人々が興味を示しているのも関わっていると言えます。

今まで家庭用ゲームと言えば、専用のゲーム機、好きなゲームを購入して遊んでいましたが、そのようなゲーム環境は変わりつつあります。

それがゲームでの「価値」についてブロックチェーンゲームを持たせることができると言う点です。

ブロックチェーンゲームとして注目を浴びたのが、かわいらしい猫を繁殖させるゲーム、「クリプトキティーズ」です。

クリプトキティーズは猫を育て上げるだけでもユーザーにとってはとても楽しいゲームとして認識されていますが、さらに注目を浴びたのが繁殖した猫をマーケットにて取引する点です。

それによって育て上げた猫に「価値」を持たせることができるためにある意味、資産運用的要素を含めています。

ただ育て上げるだけでなく、ブリーダーとしてユーザーが育て上げて取引することができるために、ユーザー登録者数が増えたことにも繋がりました。

DAppsによって今まで成し遂げることができなかったことができるようになるためにTRONはこの分野に力を入れていることがわかります。


DApps開発促進に向けて始まった支援プログラム「TRON ACCELERATOR」

DApps開発するにも開発者が必要であるために募集するだけでなく、支援する名目でTRON ACCELERATORプログラムを開始しました。

TRONの技術を用いて普及することを目的としており、開発者には総額100万ドルの賞金を与えるとしています。

そして優秀なDAppsを開発者に対しては来年2019年1月18日~19日にかけて米国・サンフランシスコにて開催されるTRONの国際サミット「niTROn SUMMIT 2019」にて発表されます。

同イベントには日本でもよく知られている元NBAバスケットプレイヤー、コービー・ブライアント氏も出席する予定で、盛り上がりを見せています。

同支援プログラムにはブロックチェーンゲーム以外にもアプリケーションツールや地方分権、イノベーションなど様々なアイデアに賞を与えるとしています。

これにより様々なシーンでTRONが使われることでさらに拡大をしていこうとしています。


ジャスティン・サンCEOによるマーケット戦略

様々な仮想通貨の中でも特に注目すべき点として「マーケット戦略」がしっかりしている点です。

TRONはただ優れているだけでなく使うシーンにも心がけており、この辺りは他の仮想通貨にはあまりない点だとも言えます。

TRONが身近に使われるシーンが増えてくれば、庶民が使おうと思うためにサンCEOはバランスよく成長させているのがわかります。

今後DAppsが増えてくるにつれて、時価総額が上がっていくことも期待できます。


TRONのライバルはETH?

TRONのプラットフォームにて作られるDAppsに対して、似たような環境としてETHがあります。

ETHのプラットフォームで作られたDAppsも増え続けていることから、サンCEOはETHと比べて優れている点をツイッター上にてコメントしています。

それに対しイーサリアムの共同設立者であるヴィタリック・ブテリン氏が皮肉なコメントをしたことでも話題となりました。

しかしこの事から競争原理が働くことから、さらに優れた技術やDAppsが出てくる可能性があります。

ETH側からも負けてられないと思うかもしれません。


TRONは今買いなのか?

TRONは技術的にバージョンアップをしており、マーケット戦略、DAppsの更なる普及などを見込むと長期的に見たとしても多少保有するのはおすすめかと言えます。

一時期TRON(TRX)は高騰を見せましたが、その後仮想通貨市場が落ち着きを取り戻したことからこれから使える仮想通貨なのか分別されていく時期と言えます。

TRON(TRX)は現在世界各国の仮想通貨取引所の上場をすすめており、日本の取引所の取り扱いに対しても時間の問題とも言えます。

TRON側が公開した記事によればTRXの1日の送金回数が184万回に達したと報告されており、この数字はETHの送金回数67万回を大きく上回っています。

今後TRONによる市場拡大が予想されることもあり、長期保有において期待は大きいと言えます。

公開日:2018/12/11
獲得ALIS:70.40
iTED's icon'
  • iTED
  • @yahweh777
なごやかな暗号資産(仮想通貨)&ブロックチェーンライター・家族関係心理士

投稿者の人気記事
コメントする
コメントする
こちらもおすすめ!
Eye catch
クリプト

Bitcoin史 〜0.00076ドルから6万ドルへの歩み〜

Like token Tip token
947.13 ALIS
Eye catch
クリプト

Eth2.0のステークによるDeFiへの影響を考える。

Like token Tip token
44.10 ALIS
Eye catch
クリプト

Uniswap v3を完全に理解した

Like token Tip token
18.92 ALIS
Eye catch
クリプト

UNISWAPでALISをETHに交換してみた

Like token Tip token
40.40 ALIS
Eye catch
クリプト

2021年1月以降バイナンスに上場した銘柄を140文字以内でざっくりレビュー(Twitter向け情報まとめ)

Like token Tip token
38.10 ALIS
Eye catch
クリプト

【初心者向け】JPYCを購入して使ってみました!

Like token Tip token
30.03 ALIS
Eye catch
クリプト

【第8回】あの仮想通貨はいま「テレグラム-TON/Gram」

Like token Tip token
69.90 ALIS
Eye catch
クリプト

バイナンスの信用取引(マージン取引)を徹底解説~アカウントの開設方法から証拠金計算例まで~

Like token Tip token
3.50 ALIS
Eye catch
クリプト

クリプトスペルズで入手したMCHCを引き出す方法

Like token Tip token
196.20 ALIS
Eye catch
クリプト

CoinList(コインリスト)の登録方法

Like token Tip token
15.55 ALIS
Eye catch
クリプト

Uniswap(ユニスワップ)で$ALISのイールドファーミング(流動性提供)してみた

Like token Tip token
59.99 ALIS
Eye catch
クリプト

ジョークコインとして出発したDogecoin(ドージコイン)の誕生から現在まで。注目される非証券性🐶

Like token Tip token
38.31 ALIS