筋肉と筋力の違い

施術中、患者さんとの会話の中で

「あっ、この人勘違いしているなぁ」って

思うのが「筋肉」と「筋力」なんですが

この違い知ってますか？

まず知っていてほしいのは

筋肉≠筋力ということ。

筋肉と筋力は別物と考えてください。

まずは筋肉について。

筋肉は筋原線維と呼ばれる一本一本の線維の集合体からできてます。

そうめんの束を想像してもらえたらいいと思います。

この筋原線維の数は一生増減することはありません。

そしてその筋線維に脳からの命令が伝わることで力を発揮するのです。

筋肉をつけるということは、

一本のそうめんがパスタやうどんの太さになるということ、

つまり、筋原線維自体の太さが太くなることを言います。

次に筋力について。

筋線維にどれだけ脳からの命令が通っているかということを表します。

たとえば100本の筋線維に脳からの命令が出たとき30本だけが反応すれば30の力が

70本だけが反応すれば70の力が出せるということです。

毎日筋トレをしていても筋肉量がほとんど変わらないけど身体は軽く感じる。

以前よりも長い時間歩ける・走れる・泳げるようになっている、

疲れにくくなったというのは筋力があがっているのです。

ボディービルダーのようになること＝筋肉をつける

競技のパフォーマンスを上げる＝筋力をつける

となります。

あなたに必要なのは筋肉？筋力？