さて、NFTゲームを始めようとしている方々にとってはとても気になる、
「稼げるの?」
という話題について意見を述べたいと思います。
クリプトスペルズは稼げるのか?という話の前に、今日はNFTゲームで稼ぐということの意味について意見を述べたいと思います。ご意見やご批判もお待ちしています。
もうすでにクリプトスペルズを始めようと思っている方は、ゲーム開始時、招待コード
「uAzq」
を最初の登録の際にご入力ください!
招待コードを入力すると、ゲーム内ガチャのような「採掘チケット」が20枚手に入ります。序盤ではあればあるほどいいので、必須です。
ゲーム好きにとっては、ゲームで稼ぐなんて夢のような話ですね。
そして海外では実際にNFTゲームで生計を立てている人がいるなんていう話を聞くと、自分もビッグドリームをつかめるのではないかという妄想に駆られてきます。
しかし、僕自身は
そんなに甘い話はない
と思っています。
極端な例ですが、例えばあるゲームで毎日1時間プレイするだけでゲームが発行する仮想通貨が誰でも簡単にゲットできて、それを日本円に換算可能な仮想通貨であるイーサリアムに交換すると、月あたり1イーサリアム(日本円で今34万円ほど)になるとします。
しかし、もしそのようなゲームが存在したら、瞬く間に人が殺到してプレイするようになり、その仮想通貨を湯水のように発行することになった結果通貨の価格は瞬く間に暴落し、結局
その労働に見合うほどの価値
にしかならなくなってしまうでしょう。
それは経済の仕組みであり避けられないことです。
もちろん、「稼げる」仕組みをいかに作り出すかがゲーム制作者側の腕の見せ所ではあるのですが、「誰もが簡単にたくさん稼ぐことができるゲーム」などというのはさすがに幻想です。
そして、ゲームというのは多くの人が好き好んでやることです。
例えば汚い仕事や、仕事に必要な資格取得のために膨大なコストと労力を使わなければいけない仕事は時間あたりの単価が高い傾向にあると思いますが、その逆です。
そうすると、経済の仕組みからすれば、労力に対する「稼げる」度合いは、通常の仕事よりもずっとずっと低くなってしまうはずなのです。
いやちょっと待ってくれ、それでもNFTゲームは稼げると言われていて、実際に稼いでいる人たちもいるじゃないか。という反論が返ってきそうです。
ここでNFTゲームで稼げる仕組みについて見てみると、一般的には
①コストを投じて購入したNFTの価格が上がり、これを売却することで売却差益を得る
②ゲームをプレイすることによってNFTや仮想通貨を獲得し、それを換金することで利益を得る
に分類できるのではないかと思います。
このうち①は通常の仮想通貨や株式などの取引と同じです。
要するにトレードの才覚が必要だと思います。
この方法で大もうけした人の一つのモデルは、ゲームにまだ人気がない頃(したがってその頃はNFTは安価)に買った希少なNFTの価格が人気向上と共に爆上がりし、ゲームを辞める際に売ったら何百万円にもなった、というものです。
この方法で大もうけするためには、無数に立ち上がっている無名のゲームの中から将来性のあるゲームを選び出して投資をする(もちろん、そのゲームの人気が上がらず投資損になるリスクを冒して)必要があると思います。僕には自信がありません。
②で大もうけするためには、類い稀なるゲームの才覚か、ゲームで強くなるための投資をする必要があります。
(前者はともかく)後者は、どうしてもNFTゲームは、強いNFTを高いお金を払って購入したほうがゲームを有利に進められるという要素があるからです。
これをもって、ゲームを「札束での殴り合い」などとして批判する人もいますが、僕は仕方がないと思います。持続性のあるゲームのためにはきちんと運営も儲けられる仕組みがないといけないからです。とはいえ、無課金勢も十分対抗できる仕組み作りがゲームの人気を高めるということもでき、そのバランスが運営の腕の見せ所ですね!
もちろんゲームに有利になるために買ったNFTの価格が大幅下落する可能性もありますし、投じたコストに見合う回収ができるかは不透明です。したがってこの部分も、結局①と同じ投資の性質を持たざるを得なくなってしまいます。
NFTゲームで大もうけした人は、投資に成功した人という要素が大きいです。NFTゲームをやったら儲かる、という安易な図式は成立しないということには注意が必要です。
しかし、それでもNFTゲームはとても魅力的なものだと思います。
Twitterでどなたか言っていましたが、一昔前はゲームセンターやファミコンソフトにお金を払ってゲームをすることしか選択肢がなかった時代から、スマホアプリなどで無料ゲームができるようになって(ゲームを提供する側はスポンサー広告費などで稼ぐ)、そして、今はプレーヤーがゲームをやって稼ぐ(ゲームを提供する側とユーザーとがWin-Winの関係に立つ)という時代になってきました。その流れに乗らない手はありません。
もちろん上述のとおり、簡単に稼ぐことはできないはずです。
「稼ぐためにNFTゲームをやる」というつもりでやると、たちまちのうちに「バイトした方が稼げるわ」となってしまうでしょう。
そこで、その人固有の効率に沿ったゲーム選びが必要です。
どういうことかというと、例えば仮に、歩くだけで稼げるというゲームがあったと仮定します(仮定どころか現実にあって今話題ですね)。
ここにおいて、ある人が仕事上毎日絶対に1万歩は歩くという人だった場合、その人にとってそのゲームを選ぶことは非常に効率的です。
しかし、PCに座りっぱなしの仕事で移動も電車や車ばかり、という別の人にとっては、このゲームを選ぶのは非常に非効率です。歩きながら稼ぐのではなく稼ぐために歩くことになり、おそらく経済の仕組みからは、それはとても割に合わない仕事になるでしょう。
これを通常のゲームに当てはめてみると、ゲーム好きは、ゲームを楽しみながらお金を得ることができるように、画面に向かって熱中できるゲームを選ぶべきなのです。
ここで大事なことがあります。それは「熱中できる」という部分です。
つまり、楽しく熱中できるゲームであれば、プレイすること自体が楽しいのですから、それだけでゲームを楽しんでいる人は効用を得ています。ここにお金がくっついてくれば、それはとても効率的です。
逆に、NFTゲームで稼げる要素があってもゲーム自体が面白くなければ、ゲームの時間が苦痛になってしまいますから、たちまちのうちに、歩かない人がわざわざ歩くのと同じように割に合わない作業になってしまうはずです。
その帰結として、運営がゲームを成功させるためには、NFTゲームやNFT自体が価値を持つことができるよう、たくさんの人が効率的に楽しむことができるゲーム、つまり面白いゲームを開発することが最大の道であることになります。はい、当たり前ですね。
かなり前置きが長くなってしましましたが、ここが本題です。
本題は、また別の記事で書いてみようと思います。
もしご興味を持っていただけましたら、またお読みいただければ幸いです。