こんにちは。yoshihiroです。ALISトークンが配布されましたね。想像以上にいっぱいもらえた!と喜んでいる方も多いのではないでしょうか?(私もその内の一人です)
さて、たくさんもらえるのは嬉しいですが、こんなに配ったらすぐ取引所で換金されて、ALISの価格が暴落するんじゃないの?と疑問に思いますよね。すでにこの点に関していくつか記事が出ていますが、ALISの運営はどう考えているのか、ホワイトペーパーを読むことでもう一度整理したいと思います。
基本的な考え方としては、ALIS内ではALISトークンを多く保有している人ほど強い影響力を持つので、簡単にはトークンを手放さないはずだ、ということのようです。
記事作成者については、⾃分が作成した記事がより多くの⼈に、かつより ALIS トークンを多く持つ⼈に評価されることでより多くの報酬を得ることが可能になる。また、良質な記事の評価者に対しても、誰よりも早く、かつ多くの⼈が良いと認める記事を評価することでより多くの報酬を得ることができる。
これらに加えて、ALIS トークンを多く持っている⼈であるほど報酬の量は増えていく。つまり、よりALIS トークンの報酬を得れば得るほどより良質な記事を⽣み出すもしくはより良質な記事を発掘するインセンティブが働き、更に良質な記事が集まるというグッドスパイラルを形成することができる。
ALISトークンを持っていれば持っているほど、さらにALISトークンをもらうことができる。だからALISトークンをすぐに売る人は少ないだろうと。
でもそれなら、もらったらすぐ売って、安くなったらまた買い増しすればよいだけですよね。そこで、こんな条件も付いていました。
トークンを移してから実効性をもつまでには時間が必要であるというロジックを導⼊する。
取引所で購入したALISトークンをALIS内のwalletに移したとしても、すぐには有効なトークンとして認められず、一定の時間が経たないと有効化されないようです。この有効化には、以下の式が用いられるそうです。
ここで、t はALISトークンをALIS内のwalletに移してからの日数です。f(t) は有効化率とでも呼べばよいのでしょうか。この式をグラフにすると、下の図のようになります。
1日目は、有効化率は0となっていますね。つまり、ALISトークンをALIS内に移したその日は、そのトークンには意味がありません。2日目から有効化率は徐々に上がっていって、10日目には0.5を超えます。トークンを移して10日目にして、やっと通常の2分の1の有効性が得られるのですね。そして、60日目には0.9を超え、94日目にようやく1すなわち有効化率100%になります。
このシステムですと、せっかく記事を書いてALISトークンをもらっても、取引所に一度移してしまうと元の影響力を得るためには94日かかるわけですから、すぐに換金しようという意欲は薄れるでしょうね。
ALISトークンを手放しにくくするロジックは分かりましたが、トークンの価格を上げていくには、これだけでは不十分と考えます。ALIS自体の価値を高めて、みんながALISに参加したい!ALIS内で影響力を持つようになりたい!と思うようにしなければいけません。ホワイトペーパーにもこのような記述があります。
我々のトークンはそれ単体では価値を持ち得ない。しかしながら、ALIS のプラットフォームの価値があると認められれば認められるほど ALIS トークンが価値を持ち、取引所に ALIS が上場している場合は⾼値で取引されるようになる。
もらえたALISトークンがただの電子くずになるか、みんなが欲しがる価値あるものになるかは、これからのALISの盛り上がり次第ということですね。みんなでALISを盛り上げていって、ALIS自体の価値を高めていけるよう、頑張りましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
(本記事の引用部分はすべてALISホワイトペーパーからの引用です。)