「マルクスの資本論」は、世界史でさらりと作者と名前を聞いて、テストのために覚えた方も多いのでは...?と思います。
読むと、私たちが「お金をもらって働く」ということの実態が見えます。
その実態とは、「生産手段を持たない私たちが、労働力という商品を売っている」です。
「君のノウハウを生かした品質の商品を
無駄のない費用でより安く生産し
スムーズに出荷、提供する」
引用:マルクス著 まんがで読破「資本論」p.52 (株)イースト・プレスよりより
いやぁ、耳が痛いです。
やりたいようにやると、ついつい納期と、結果としてコストがかかります。
納期があるからこそ仕事だよなと思いつつ...。
引用:マルクス著 まんがで読破「資本論」p.56 (株)イースト・プレスよりより
戦略はビジョンで、戦術は日々のコツコツ。
遠くを見据えて、毎日できるレベルに落とし込む。
これ学校教育でもっと浸透できると良いですね。全体像がなく小さな術ばかり学ぶから、何やってるのかよく分からなくなる。
引用:マルクス著 まんがで読破「資本論」p.64,65 (株)イースト・プレスよりより
チョコレートを作る作業をしているアフリカ現地の子どもは、それが何を作っている行為なのか実は知らない...
こちらと通じるものがありますね。
全体の仕事を細分化して、ひとつずつの作業を、誰でもできるくらい簡単にすること。
依頼する側としては教える作業が簡単なので楽チンですが、引き受ける側は何も成長に繋がりませんね。
しかも、文字通り誰でもできると、別に自分でなくても良い。代わりはたくさんいる。
この、ひとつひとつを細分化して単純化することを考えた方って本当に賢いなと思います。
引用:マルクス著 まんがで読破「資本論」p.154 (株)イースト・プレスよりより
一連のお金を出してもらっていた投資家の方に、実家のお父さんの資産(土地や牧場、工場など)を借金のカタにされたくだり。
投資家って何だろう?
投資家-経営者の関係は、
経営者-労働者の関係と似ているのでしょうか?
個人的には、相手を数字だけで見るかどうかなのかな、と思っています。
引用:マルクス著 まんがで読破「資本論」p.183,184 (株)イースト・プレスよりより
革命は革命といっても、産業革命でなく、フランス革命的な、ストライキの方。
そりゃこれだけ搾取を続けられたら暴動も起きるよなぁというもの。
何事もバランスが大事。
引用:マルクス著 まんがで読破「資本論」p.189,190 (株)イースト・プレスよりより
確かに、労働力はそれでけでは換金が難しいので、換金できる人に買い取ってもらわないといけなくなる。
となると、労働者に残された道は一つ。
「あなたじゃないといけないんです」と言われるようになること。
資本家に、「あなたを売ってください」と言わせること。
ということを「資本論」から受け取ったのですが、あなたはいかがですか?
まんがで読破シリーズを読んで、心に響いたことを投稿しましょう^^
今の所、投稿についての「型」のようなものは決めておりません。
自由にどうぞ^^
また投稿の際、もしカバー画像を同じ感じにしたい方がいらっしゃいましたら、canvaの編集リンクを貼っておきますので、ご自分のcanvaへコピーしてお使いください^^
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