こんにちは!すたーとあっぷきっちんの木村です。
突然ですが...マルシェやイベントに行かれたことはありますか?
手作りの雑貨やごはん、お菓子、パンなど、こだわりの品々が販売されるイベントです。
会場は、公園や、お寺や、時には駐車場だったり...多くのマルシェが屋外です。
テントを立てて、テーブルを並べ、商品をディスプレイしていきます。
そして、お越しくださったお客様との会話を楽しみつつ、商品をお買い上げ頂きつつ、他出店者さんとのやりとりも楽しみつつ...という一日を過ごします。
・常時設営ではなく、期間限定の一時的な開催
・任意のマルシェに出店できるため、移動販売の形である
・手作り雑貨や服飾、アクセサリー、野菜、お菓子、パン、お弁当からマッサージなどの施術まで幅広い出店がある
・ジャンル限定(ハンドメイド雑貨のみ、パンのみ)のマルシェもある
例えばお菓子はネットショップでも販売することが可能ですが、メッセージでのやりとりが主になります(多くは、業務的なメールのみのやりとりです)。
対面よりは「ふれあい度」は下がりますよね。
目の前で向き合っていると、店主とお客さんの間では、言葉のやり取り以上の情報を交換しています。
・お店の雰囲気
・店主の雰囲気、見た目、空気感、商品の扱い方
・ディスプレイによる演出
・商品そのものの見た目
・そもそもマルシェ全体の雰囲気
言葉としてやりとりされる情報はほんの一部であることがわかります。
上記がマルシェに行くとわかること、つまり「マルシェ参加のメリット」だとすると、反対にデメリット(?)も存在します。
・開催日時が決まっているため、行きたいマルシェに行けるとは限らない
・行きたいマルシェが遠方
時間と場所、物理的な制限です。
受け答えする店主、つまり相手がいるものについてはリアルタイム性が問われるので、時間については今の所解消が難しいです。マルシェ開催の時間に、自分の予定を合わせるしかない。
しかし、場所が遠い、その時間にマルシェ会場に行けない、といった地理的制限については、テクノロジーで解決できそうです。
先日、知人宅でVRメガネを体験させて頂きました。あれ、面白いですねー!
VRとは?
一言で表すと、「かければその場にいるような臨場感を味わえるメガネ」。
もう少し正確に説明すると、
バーチャル・リアリティは、コンピュータによって作り出された世界である人工環境・サイバースペースを現実として知覚させる技術である[2]。時空を超える環境技術であり、人類の認知を拡張する[3]。
wikiさんより
私たちの脳みそって、空間をそのまま空間として認識しているのではなく、電気信号を認識していますよね。
例:お菓子を食べる
→舌が刺激をキャッチする
→刺激を電気信号として脳みそがキャッチする
→美味しいまずいetcを知覚する
(と理解しているのですが、誤りがあれば是非教えてください m(_ _)m)
つまり、マルシェの情報を電気信号に変換すれば、現地に行かずとも「マルシェに行く」ことが可能になると考えます。
InstagramやTwitterなどのライブ配信に近いものです。
マルシェ会場に、会場の風景(お店屋さんの並び、どんなお店があるか、どんな店主さんか、どんな商品が並んでいるか、他にどんなお客さんがいるかなど)をVR化する装置を置いておきます。
マルシェ開催時間にその場に行けない人が、VRメガネをかけます。
すると、メガネをかけた瞬間、見える世界はもうマルシェ会場です。
メリット&デメリットはこちら。
◎ 現地に行かなくても、雰囲気が味わえる
◎ 商品の情報をVR化(電子信号化)できるなら、見た目も試食の味も感じることができる
◎ 店主さんもVR化できるなら、会話などのやりとりができる
△ VR映像が現実の物理的距離を採用しているなら、VR参加者の滞在空間が広くないと歩き回れない(VR内で歩いた1mが現実世界の1mと等しいなら、マルシェ会場と同じ広さが必要になる)
× 商品の現物は、後から発送してもらうことはできても、リアルタイムで手元に得ることは難しい
× 雑貨は発送可能だが、飲食物(とくに期限の短いもの)は実際に口にすることは難しくなる
× 一人だけオンラインで参加する飲み会のように、オフラインとオンラインでやや温度差が生じてしまう
マルシェそのものがVR空間で行われている、というものです。
先ほどはオフラインの現地会場があって、そこをVRライブ配信している、というものでした。
②は、出店者さんも、お客さんも、みーんなVRにアクセスして、その仮想空間上でマルシェを楽しむ、というスタイル。
メリット&デメリット。
◎ 出店者は、自分の拠点にいながらにして、VRメガネをかければマルシェに出品できる
(出店者にとっても、会場現地に行くことはやっぱり労力がかかることなのです^^;)
◎ 全員がオンラインで参加している、つまりオフラインで対峙している人たちがいない環境だと、温度差は生じにくくなる
△ 食品をリアルタイムで届けることは難しい。クッキーなど日持ちの飲食物は発送可能
× 商品そのものをすぐ手にとってもらうことが難しい
× 飲食物(とくに期限の短いもの)での出店は難しい
・今すぐ手元に欲しい
・今すぐ食べたい
・発送の難しいもの
以上の条件のものは出品する、購入することが難しい。
逆に、上記3点に該当しない商品であれば、オンラインで出品、購入(通販)、店主と触れ合うことが可能となりそうです。
VRでマルシェ、実現する日はそう遠くはないのでは...?と感じています^^
それではまたー!
書いた人:きっちん木村