bitnewsを見ると、以下の記事を見つけました。
ウォールストリートフォーキャストの2017年10月号では、2025年のリップル(XRP)価格を以下のように予想しているようです。 2020年のリップル(XRP)の価格が「1,046ドル(約12万円)」2025年のリップル(XRP)の価格が「8,033ドル(約90万円)」
リップルの発行枚数は1000億枚であり、550億枚はロックアップされているので、正味の発行枚数は450億枚とします。この状態が維持されると仮定しますと、2020年には時価総額が5400兆円ということになります。
となると、ゴールドの時価総額である850兆円を抜くという計算になります。株式市場の時価総額である8000兆円に迫る勢いであり、何かリップルを過大評価している感じがします。
現在、仮想通貨全体の時価総額は30兆円であり、うちビットコインは12兆円、リップルは1兆9000億円です。仮に値上がりするとなると、2800倍も値上がりする計算になります。
そこまでの信用が今のリップルにあるのならば、もう今頃は値上がりをし始めてもいい頃だと思います。しかし、そうではありません。単価が50円を切ったりしている状態です。どうしてでしょう?
また、リップルはビットコインやイーサリアムと仕組みが違い、送金システムであります。またブリッジ通過としての役割も期待されています。つまり、リップルは、送金や両替するための媒介通貨として活躍するのを目標としているのです。あたかも、銀行がやってそうな事をやろうとしているのです。
そうなると、我々の買い物で使うことを想定していないんじゃないの?と感じます。
もし、時価総額が5400兆円になったら、両替や送金システムとして役に立つのかという疑問も湧きます。
むしろ、お金の計算が難しくなって逆に使われなくなるのではないのかという疑念を持ちます。
リップルが使われるようになって、送金手数料がやすくなるということでありがたいが、高すぎるおかげでリップルは身動きが取れない状態になってしまうのではと感じます。
つまり、異常な値上がりはリップルにとってはかえてマイナスになるのではと感じます。
その点、イーサリアムやNEMの場合は、異常な値上がりを起こしても、コミュニティの中で使用できさえすればいい性格を持ちますので、マイナスにはなりません。
むしろ法定通貨から見ると、持っていたらお金が増えるという事で流れ込み、プラスに働くのかと思います。
リップルは便利なサービスだし、コミュニティがしっかりしているので、拡がるのは確実だと思いますが、値上がりするのかと言われると、疑問が湧いてきます。
むしろ、値上がりし始めたら困るので、それを抑制するために、リップルはロックアップ分を市場に回したり追加発行して、値上がりを抑制する方向に向かわせるのではないのかと感じます。