空き時間ができたので、前々から読みたいと思っていたARUKのプロジェクトペーパーを読みました。(下記プロジェクトペーパーのリンクです。)
http://realworldgames.co.jp/files/ARUK_project_paper.pdf
プロジェクトペーパーを読んで思ったこと3点まとめます。
うまくゲーム(バーチャル)をリアルを結びつけているところが、ARUKのすごいところと感じました。
現状のブロックチェーンゲームは、トークンを通じてゲーム間でアセットの交換をできるようになりゲーム資産の有用範囲が広がりました。ただ、それらのトークンはゲームの中だけで使えるのもでリアルの場面ではなんら効力を発揮しませんでした。
ですが、ARUKの場合だとゲームを通じてARUKがたまり、そのARUKをリアルで使うことができるように設計されています。トークンの使用先をリアル社会に落とし込むよううまく設計されてるなと感じました。さすがです。
トークンの設計に関しても参考になりました。
「人が歩いてスポットを探すこと」がARUK Coinの原資となっています。これはトークンだからこそできる価値創出だと感じました。
また、トークンの価値もしっかり設計されていました。初期ユーザーはまだ周りがスポットを申請してないので比較的容易にスポットを申請してARUK Coinを獲得することができます。ですが、参入が遅くなるほど申請できるスポットが少なくなりARUK Coinを獲得するのが難しくなります。そうすると初期のユーザーの保持していたARUKの価値は相対的に高くなります。Bitcoinと似た印象でとても参考になりました。
コントラクトも公開されていたのですが気になる点がありました。
コントラクトを見るとARUKコインは全て発行済のようです。
スポット用のトークンはどのように管理されてるのか気になりました。
あと、発行配分も適切なのかも気になりました。
完全に備忘録感覚で書きました。ですが、需要があれば、今後は「おもしろそうなホワイトペーパーまとめ」でも書いていこうかと思います。