ZAPです。お通夜にいってきました。
自分にとって遠目の親戚に当る方で老衰だったため、お悔やみというよりは親戚一同が集まって語り合う会のような雰囲気でした。
で、お通夜の開始30分前くらいに着いたんですが、みんなが喪服の中、青い作業着の姿の人が入ってきたんですよ。最初は何か式場の関係者の人とかでこのお通夜自体には関係の無い人だと思ったんですが、その人は受付で香典を渡して直ぐに会場を去っていきました。最初は「お通夜に来るなら喪服で来るくらいは常識だ」と思ったんですが、そこでふと考えたんです。
「それくらいその作業着の人も分かっているはずだ」と。そもそも足早に去ったのは自分の格好がお通夜にふさわしく無いと認識しているからであり、作業着を着ているということは仕事中に抜け出してきた可能性が高い。つまり本当はちゃんと故人に対して義理を通したかったが、通すことができなかったんだと思うんですよ。だから無理やり時間を作って香典を置きに来てくれた。そう考えたら、急に現在の葬儀のシステムに疑問が沸きまして。
つまり、お通夜、葬式のような法事の場合、お金を渡す方法は当日現金を私に行くという方法しかないんですね。それってどうなのかと。当然、「忙しいのにわざわざ時間を作って来てくれたことに価値がある」というのはあると思います。そう、なんですが、人間の時間は有限です。仕事と法事どちらかを優先しなきゃいけない場合もある。法事どうしが重なる可能性もあります。そういうばあい、現状ではどちらかを優先してどちらかを断らなくてはいけません。で、断った場合に後悔が残る場合があると思うんです。
そんなときこそ、仮想通貨を初めとする電子送金が役に立つのでは無いでしょうか。直接相手に渡さないと誠意が伝わらないですか?直接行ったほうがいいのは誰でも知ってます。でも特に法事は何時発生するか予想がつかない分いけないことが多いですよね。だからあくまで選択肢の末端の一つでよいので電子送金を一般化されるといいなと思ったんです。これからさらに高齢化社会なわけですし、故人をともらう文化はずっとなくならないと思います。
でもこれ系統の文化はテクノロジーを受け入れるのが最も遅いんですよ。僕がこうやって書いていることも「不謹慎だ」っていわれる可能性もありますし、何ででしょうね。不思議ですよね。ただ、こうやって「不謹慎だっていわれるかもしれない」と自分で書いている時点で、僕自身もそう思っている部分があるのかも知れません、でもどこかの時点で絶対導入はされるべきだと思うんですよね。
今日はこのあたりで。