日本で人気の仮想通貨といえば、なんと言ってもビットコイン、そしてリップル、異イーサリアムですよね。
そろそろ旧正月休みもあけようかという中国では、仮想通貨は規制されているはずなのに、バンバン取引されているという噂のw中国では、ぜんぜん違うランキングなのです。いったいどんなランキングになっているのでしょうか?
10位はSteem(STEEM)という仮想通貨です。ブロックチェーン利用のSNSに関連する総合プラットフォームです。いい記事を書く投稿者に仮想通貨を投げ銭することができる機能があります。管理者がいないので、中央集権的ではなく、投稿者の権利を保護できます。
9位はKomodo(KMD)という仮想通貨です。コモドというと「ドラゴン」しか思い浮かばない人も多いかと思いますがドラゴンって中国ぽいですよね!
Komodoはビットコイン以上に強力なセキュリティー、そしてプライバシー保護(匿名性)担保を目指している仮想通貨です。
送金や決済ができるのはもちろんですが、DEX(分散型取引所)、dICO(分散型ICO)も実装し、エネルギーの削減をも目指しています。
8位はNebulas(NAS)です。この仮想通貨はブロックチェーン上の分散型検索フレームワークです。といってもGoogleなどの普通の検索ではなく、スマートコントラクトやDapps、ユーザーの資産などブロックチェーン上の検索となります。
また、Developer Incentive Protocolのシステムがあるので、ユーザーが任意でバグ修正や機能の追加などをすると、それによって報酬がもらえます。
7位はNEO(NEO)となりました。この仮想通貨なら知ってる!という方も多いのではないでしょうか?
NEOは、中国版イーサリアムと呼ばれており、スマートコントラクトを実装しているので、Dappsやトークン発行もできちゃうんです!
また、イーサリアムのようなPoWではなく「DBFT」という独自のアルゴリズムなので、有名な「ビザンティン問題」などが起こらなくなっています。
イーサリアムのSolidityみたいな特殊言語ではなく、言語も普通のプログラマーが書ける言語なのがいいですね。
さて、6位ですが、NULS(NULS)という仮想通貨です。こちらも日本ではあまり有名じゃないですよね。
分散型アプリケーション(Dapps)の開発プラットフォームであるNULS。これによってもっとブロックチェーンが使いやすくなることを目指しているんです。
ブロック生成と生成失敗のマイナスから計算される「クレジットスコア」という特殊なシステムで行うPoC-Proof of Credit(信用の証明)で、保有するだけで報酬が得られるのも魅力的ですね。
さて、5位はBitShares(ビットシェアーズ・BTS)という仮想通貨です。「分散型仮想通貨取引所」OpenLedgerを実現しているんです。
この分散型取引所で、価格固定型の通貨SmartCoinが取引できるんです。残念なことに創始者がSteemの開発に移ってしまったのですが、なにせ中央集権機関がない「分散型仮想通貨取引所」でいわば取引所の自動販売機なので、特に影響はないと言われています。
4位はGXChain(ジーエックスチェーン)です。個人情報管理プロジェクトなんです。ビッグデータの時代のデータ取引のプラットフォームで、すでに中国では実社会に実装されているのも強みと言えます。
中国で人気の仮想通貨ランキング、3位はOntology(ONT)です。こちらは知る人ぞ知る仮想通貨かも知れません。「リップルに匹敵」するほどに高い処理能力を持っていると言われている、契約や業務の遂行を後押しするプラットフォームなんです。
将来的にはNEOと統合すると言われていて、これも有望視される材料となっています。
中国での仮想通貨ランキング2位
さて、2位ですが、Ethereum(ETH)となります。こちらは日本のランキングと似ていますね!
イーサリアムについては、すでに説明も要らないと思いますが、「スマートコントラクト」機能を搭載しており、通貨としての機能の他に様々な情報を組み込む機能があります。このため、送金や決済だけでなく、契約や保険、物流、身分証明などいろいろな使い方をされているんですよ。
このイーサリアムを発明したロシアの19才の青年は、大学中退後「仮想通貨を見て回る旅」に出て、仮想通貨がお金以外のいろいろなことに使われているのを見て、イーサリアムを思いついたそうですよ!
さて中国で人気の仮想通貨ランキング、第一位はなんとEOSです。EOSは日本でも知られている仮想通貨ではありますが、イーサリアムに似ていて、毎秒数100万の処理能力がある仮想通貨です。
将来は企業などで「業務サポート」に役立つであろうとされていますが、運営のHPにも「価値がない」と言われているのが面白いですね。なんでもPCでいえば「OSのようなもの」だからだそうです。
アメリカの格付会社にも、世界で初めて仮想通貨として格付けされて「真に投資価値のあるスーパーコイン」だと評されています。
ここでは、中国で人気のある仮想通貨をご紹介しました。日本と被っているのはイーサリアムくらいでしょうか?意外なランキングに驚かれた人も多いのではないでしょうか?
ところで、あれっ?ビットコインが入っていないと思われますか?実はビットコインは15位なのです。ちなみにリップルは20位なんですよ!
ビットコインもリップルも「約束された未来」だと日本では言われていますが、中国ではちょっと視点が違うのでしょうか?皆さんの投資計画の参考になれば幸いです。