※ネタバレはちょっとだけあります
(今回の記事は表ブログに出す予定でしたが、ここALISの皆さんにだけお伝え致したいと思いましたので、急遽こちらで。
表ブログには香川照之氏の話を移動させることにします)
テレビ東京系にて毎週金曜 夜10時より放送中の番組「ガイアの夜明け」の「2022/8/26放送分」を拝観しました。
今ならGYAO!さんで無料で視聴できます(2022年9月9日(金) 22:53まで)。
動画が苦手な方はテレ東プラスさんの以下の記事をどうぞ。
『紙袋が3000円以上に...買い取りビジネス最前線!老舗百貨店の参入も』
今回のテーマは『家の不要品がお宝に! 驚きの“買い取り”現場』ですが、大きく分けて二つ。
1.紙袋からなんと仏像まで……“なんでも買い取る”出張サービスが急成長! その秘密
2.あの「三越伊勢丹」も参入! 最高査定額1000万円超!? 不要品が続々お金に……驚きの現場
先にざくっと書いておきますと。
1番は「他社で買い取ってもらえないような物でも買い取りOK、査定はGoogleの写真検索を使う(査定が難しい美術品等は本部)」無店舗かつフランチャイズ方式の業者さん「買いクル」です。
2番は「百貨店"初"の買い取りサービス、ブランド品や貴金属から骨董品や美術品まで(家具や家電などは対象外)」伊勢丹新宿本店内の「アイムグリーン」です。
両者に共通するのは、経済圏を形成しているところです。
前者はフランチャイズ形式なので、こう言っちゃなんですが「あるっちゃーあるよねー」と言えなくもありませんが、後者は正直驚きました。
だって百貨店ですよ???
そりゃ百貨店"初"だよねーて感じ。
これまでの百貨店さんと言えば、お客さんに商品を売るだけでした。
つまりトレード(=供給VS.需要)であり、それを何度も繰り返すという商売です。
それが今回、お客さんとの間で一方的に物を売るだけではなく中古品を買い取ることが加わり、上手く経済圏を形成しているわけです。
上記リンク先の記事を引用させて頂きます。
このサービスは、百貨店の本業にも相乗効果をもたらしていた。不用品を売った客を追いかけると、立ち寄ったのは靴売り場。迷うことなく1万5000円のサンダルを購入した。買い取りを利用した客の約8割が、当日「伊勢丹」で新しい商品を購入するという。
ここら辺の話にご興味のある方は、以下の記事もどうぞ。
『トレード(供給VS.需要)とフロービジネス、さらに支配者の束縛からも解放されるために「使う」力を』
と、まぁ、ここまでの話は私が個人的に面白いと思ったところではありますけども。
もうちょっと汎用的な話としては、ここからになります。
1番の買い取り業者さんの「買いクル」さんで「査定はGoogleの写真検索を使う」という話が出てきましたが。
それで思い出したのが中田敦彦氏の以下の動画です。
(この動画は前編と後編がありまして、前編は「こちら」です)
この時のテーマは安宅和人氏の書籍『シン・二ホン』でした。
上記動画の4:55ぐらいから、以下のような話をされています。
「入口産業(インフラ部分)はもう米国に取られちゃったから、出口産業(それを応用して何に使うか?)で頑張れば良いんだけど、そのためには意識改革が必要だよね」
その意識改革については、以下の画像をご覧ください。
画像で言えばこんな感じ。
「入口産業(インフラ部分)はもう米国に取られちゃったから」
その取られたインフラ部分の一つがGoogleさんなわけですが、そのGoogleさんの写真検索の機能を「使う」ことで、新たなビジネスを生んでいるという話です。
以前に拝観した中田氏の動画によって得られた情報を、どのように応用し使うのか?
確かに情報というものは得られないと話にならないのですが、どのように使うかというのもまた非常に大事なことです。
と、偉そうに言う私も「ガイアの夜明け」を拝観した後で気付いたわけですが。
というわけで、今回は「情報を上手く使えていなかった、そのことに後から気付いた例」として、ここに書き残しておくことにしました。ははは。