以前は参議院議員でしたが、今は容疑者となってしまいました。
そこで思い出した話があるので、書き残しておこうと思います。
(元の動画は既に消去されているので、ソースはありません)
東谷義和氏は元々、大物芸能人などに若くて美しい女性をアテンドする(連れて来て接待をさせる)仕事をしていたそうです。
その動画で東谷氏は「その時点ではお金を受け取らなかった」と仰っていました。
で、その後も毎回お金を受け取らず長いお付き合いにして、何かあった時にその人に何らかのお願いをしていたそうです。
その相手は皆、概ね快く引き受けてくれていたとのこと。
つまり、ちょっと嫌な言い方をすると「恩を売って、ここぞと言う時にそれを返してもらい、それを報酬としていた」ということになります。
そしてそのことによって、別の芸能人を紹介してもらったりすることもあれば、別の仕事をさせてもらったりすることにも繋がったそうです。
(確か、元いいとも青年隊の何とか君などが所属する、芸能事務所みたいなお仕事もされていたと思います)
これはある意味、芸能界に流れるお金の一部で経済圏を形成している、とも言えますね。
つまり、一度の「需要VS.供給(供給VS.需要)」の取引とはせず、経済圏を形成し循環させようとする考えと同じです。
しかし東谷氏には、経済や金融を机上で学んだご経験はないと思われます。
恐らくですが、商売人の感性によってそれを成し遂げていたのではないかと。
で、この経済圏をもうちょっと細かく言えば、以下の二つの特徴があります。
その一、継続させていること。
その二、循環させていること。
一度の「需要VS.供給」の取引で終わらせる場合と経済圏とを比べると、この二つが決定的に違いますよね。
今回の東谷氏の話は「その場で報酬を受け取らず、次回に繋げる」という、一つ目の話でした。
それともう一つ、先ほど東谷氏が「何らかのお願いをしていた」その人は「皆、概ね快く引き受けてくれていた」と書きましたが。
この大物芸能人のような明らかに出世した人は皆、お返しをしてくれていたということもわかります。
所謂「ギバーとテイカーとマッチャーのうち、出世した人にテイカーはいなかった」ということも表していると思います。
もちろん、東谷氏がアテンドの仕事をしてお金を受け取らない相手というのは、そういう人を東谷氏が選んでいるというのもあるでしょう。
このことについても、東谷氏は「ギバーの中でも、テイカーを相手にしないギバーであった」ということが言えるかと思います。