『幸福論~ただし、令和時代を生きる日本人専用~』の「まえがき」です。
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お急ぎの方はこのまえがきを飛ばして、次の「この本の戦略を図に表すとこうなる」からご覧ください。
この度は『幸福論~ただし、令和時代を生きる日本人専用~』にご興味を持って頂き、ありがとうございます。
はじめまして、本木れいです。
中には、ご愛顧ありがとうございます、という方もおられるでしょうか。
私は加筆して出しなおしたものも含めて十五冊ぐらい電子書籍を出しておりますが、熱を入れるようになったのはひきこもり問題をテーマにしたものを書いてからです。
その時に「ひきこもりに陥る理由は人それぞれの事情があって一概に言えないが、共通する部分がある」ということに気付きました。
その後、その共通する部分はほとんどの日本人全体に当てはまる上に「日本人を自ら不幸に導いている」ものであり、時代と共に「日本が相対的に貧しくなった理由」に繋がるものだということにも気付きました。
(日本人が不幸なのかどうかについて、最終的には人によるということになりますが、全般的に言えば「不幸な人が先進国では比較的多い方だ」と言えるかと思います。
というのも国連の関連団体が発表した「World Happiness Report 2022」による世界幸福度ランキングで、日本はG7最低の五十四位となっていましたし、厚生労働省自殺対策推進室が二〇一八年の世界保健機関資料から作成した自殺死亡率の資料でも、日本はG7の中で最も高くなっていましたので)
さらに、その共通する部分とは主に「我々日本人の持つ従来からの価値観と、そこから由来する教育」ですが、残念ながらこの価値観が、時代の流れによって合わないものとなりました。
ただしこれは、平時では、の話です。
災害時などの非常時には必要な価値観であり、決してムダなものではありません。
災害時は平時と違って、使えて当たり前のものが使えない上に、場合によっては生命の存続の危機すらあるという状態です(このような時は、自らの命を守るために「絶対に生き残る!」という根性が必要です)。
災害時は平時よりも短いですが、いつそうなるかわからない上に生命を脅かす危険もありますから、これまでと同様に大事にしなければならない価値観です。
ただし、くどいようですが平時では従来の価値観のみで対応することは限界を迎えておりますので、別途新たな価値観を持つ必要があります。
この新たな価値観を持つことができれば「精神的な豊かさ(の象徴である幸せも含まれる)を持つ」ことができるようになるだけでなく、さらに「経済的な豊かさ(の象徴であるお金も含まれる)を持つ」こともできるのです。
それらの豊かさを持つことで、日本人はより幸せになることができます。
この本では、できるだけ多くの方に活用して頂くために、できるだけ多くの方に当てはまる事柄を、できるだけ多くお話し致します。
そのため、中にはご自身に当てはまらないことも含まれているかもしれませんが、その場合は時代の流れはそういう方向にあるということの参考として頂くことをおすすめします。
また逆に、ご自身当てはまることで記載の方が足らないということもあるかと思いますが、その場合はインターネット等で、ご自身によって必要な情報を補って頂くこともおすすめします。
さらにここでは、従来から名著と言われている他国の「三大幸福論」のみならず、現代の日本の著名な幸福論でも書かれていなかったことも盛り込みました。
それが「どのようにして、本に書かれている内容(情報)を使うのか?」の具体例です。
本文で後ほど詳しくお話し致しますが、インターネットがインフラ化した今、これからの時代は「得る」ことよりも「使う」ことの方が、より重視されるようになっています。
しかしながら日本では、このことは未だ十分に浸透しているとは言えない状況であり、本もその例外ではありません。
従来の本は「本に書かれている内容(情報)は、読者がその内容(情報)を得るため書かれたもの」であり、そこから先の「どう使うか」については(読者の皆さんご自身で考えてその情報をお使いください、というスタンスで)書かれていないのが当たり前のものだからです。
ですがこの「使う」ということこそ、多様化が前提でありかつWeb3.0時代も目前に迫った今の時代には、もはや省くことのできない大事なことではないでしょうか。
その「具体的にどう使うのか?」ということについても、番外編でお話しさせて頂きました。
もしもこの一冊の本で得た情報が些細なものであっても、それを尋常ではない上手い使い方をすることができたら、素晴らしいと思います。
そのようにお使い頂くことで、精神的にも経済的にも豊かに幸せになってくださる方が一人でも多くおられましたら、それ以上の私の幸せはありません。
どの部分でも良いのでそれをできるだけ活用して頂き、この電子書籍に出会う前よりもさらに幸せになって頂けますよう、お祈り致しております。
なお、本文の日本人という主語は本来「日本国在住の国民」などとするべきところでしょうが、長くなりますので「日本人」という表記にさせて頂いています。
※ここに書かれている内容については仮説であり、結果を保証できるものではありません