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本日より再開します。
今回からネタバレあり。デザインせずただ書き連ねる方針でいきます。
更新は不定期です。
いつも映画館に行く時はタイトルと直感で観る映画を選びます。
なので、恋人が死ぬ映画だと知りませんでした。
後であらすじみたらがっつり恋人が死ぬって書いてますね汗。
全体通して思ったのが舞台ぽいなと。
一般的には大声を出して動きで表現するのが舞台でしょうけど、私にとっては平田オリザさんのような不可解で独特の世界観が広がっているのが舞台だと思っているので、最初に共通認識しておきます。
原作が吉本ばななだと聞いて納得。
舞台監督が映画にアレンジしたかのような演出だったので個人的に好みです。
急に声を張り上げず、変な演出やオーバーリアクションが無かったのも高ポイント。
親友の部屋が舞台道具や深夜番組のインテリアみたいで自分も真似したくなりました。
でもミニマリストだから叶いそうにないですね。
上映中に疑問点がいくつかあったので考察します。
ひとつ目がなぜさつきだけ月影で逢いたい人を聞かなかったのでしょうか?
他の人は母方の祖父母や馬場先生など候補に挙げていました。
しかしさつきだけスルーしたように見えます。
忘れてたというのはまずあり得ないので、これも演出のひとつだと思います。
結局、月影で会っていた人物もぼやかしていた気がします。
うららとの会話や最後で私は止まらないと言った事から等だと思われます。
この作品が視聴者目線で投影した作品だとしたら相手は視聴者が一番思い浮かべた人ということになるでしょうね。
ふたつ目が月影は結局何なのか?
月影が満月が出る日にいくつか偶然が重なってできた現象で条件が満たされると死んだ人に会える事がわかりました。
一見、小説にありがちな設定で非現実的なので深く考えないと思います。
しかし、月影現象に遭っている間は気を失っていることが最後に明らかになりました。
わたしには死の直前に起こる三途の川にしか思えません。
結果的に死ななかったからホラーじゃなかったんだなと安心しました。
3つ目が麗は一体何者?です。
突然登場したかと思いきや月影の案内人というなぞしかないです。
ラジオパーソナリティの仕事してるのかと思ったらしゃべっても喋らなくてもいいと自由にさせた上本人はただ頷くだけなので本当に分かりません。
突然さっきの部屋に現れるし、なぜ案内人の仕事をしているのかもさっぱりわかりません。
この人のせいでホラー映画かなと勘繰ってしまいました。
大方の予想は自分も月影の案内人に救われて、先代に引き継ぐ形で案内人になったのでしょう。
それでもよく分からないので、この小説におけるスパイスということにしておきます。
色々疑問はありましたが、ストーリーや演出、登場人物が絶妙な知名度なので演技に集中出来ること。
この事から総合点は5つ中星5つとします。
撮影も絶妙なぼやかし加減と料理な色鮮やかさが好みなので、何回でも観たいです。
この映画みたらご飯食べたくなったので、この記事を投稿したらすぐに食事します。