イーサリアムとは:
ブロックチェーン上にプログラムを実装できるプラットフォーム
イーサリアム(ETH)とは「分散型のアプリケーション(DApps)」や「スマートコントラクト」を動かすためのプラットフォームで、オープンソースで開発が進んでいるプロジェクトです。
イーサリアム(ETH)の大きな特徴である「スマートコントラクト」は、さまざまな契約をブロックチェーン上で契約・締結できる仕組みです。「スマートコントラクト」によって、今までは各種機関が認証していた多くの人手を必要とする手続きを自動化することが可能になります。また、契約・締結の結果をブロックチェーンに取り込むことで改ざんが困難になることから、非常に汎用性の高いプラットフォームであると言われています。
時価総額はトップクラス、且つ発行上限なし
スマートコントラクトを搭載した汎用性の高いプラットフォームであるイーサリアム(ETH)上で使われる仮想通貨を「ETH(イーサ)」と呼び、その時価総額はビットコイン(BTC)に次いで世界第2位です。イーサリアム(ETH)のプラットフォーム上で新しい仮想通貨「トークン」を発行することが可能である点が注目を集めています。
イーサリアム(ETH)は「マイニング」によってブロックが生成される度に「マイナー」の報酬としてイーサリアム(ETH)が採掘されることで生成されていきます。発行上限は、現在設けられていないというだけで今後発行上限が設けられる可能性も考えられます。
イーサリアム(ETH)を生み出した天才的な青年
イーサリアム(ETH)を生み出したのは、当時19歳だった「ヴィタリック・ブテリン」です。ビットコイン(BTC)に興味を持った父の影響から、17歳の時にビットコイン(BTC)に関するライターのアルバイトを始めました。徐々にビットコイン(BTC)にのめり込んでいき、大学に通いながら週に30時間以上もビットコイン(BTC)に関するプロジェクトに参加していることに気づき、大学を中退してしまいました。
ビットコイン(BTC)の研究・開発に明け暮れたヴィタリックは2013年「あらゆる目的に使えるブロックチェーンのプラットフォームをつくる」という新しい方向性を模索し、イーサリアムプロジェクトを開始しました。その後、2014年7月から8月にかけて「ICO」によって開発費16億円をビットコイン(BTC)で資金調達しました。当時19歳だったヴィタリックによって開発されたイーサリアム(ETH)が、今やビットコイン(BTC)に次ぐ時価総額2位の仮想通貨へとなっていったのです。