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大人になってから知能検査を受けました。

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  • 苦学生
  • 2019/06/06 02:59

 

この前、WAIS-Ⅳ(ウェイス・フォー)という成人対象の知能検査を受けてきました。その時の感想を忘れないうちに残しておこうと思い、タイプライターに手を置きました。

知能検査について知らない方は、調べていただけると早いのですが、ざっくり説明すると、思考や表現の方法が聴覚や視覚などのどの五感に頼っているのか等の自身の能力の得意不得意を知るための検査です。

もとい、私生活で何か生きづらさを感じている人たちが、どうして生きづらいのかを知る目的で受ける方が多いのですが、私もその例に漏れなくと言った感じです。その辺の自分語りはここでは控えておきます。

検査自体は、診療所等で「発達障害を疑っています。知能検査を受けたいです。」と伝えれば繋いでくれます。検査料は保険適用で数千円になりますが、自費だと数万円ほどかかるので、いくらかかるのか事前に聞いておくとよいでしょう。

ちなみに私は、教育機関で受けることができたため検査料はかかりませんでした。学生の方であれば、調べてみるといいかもしれません。

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本題:検査の感想

 私が受けた知能検査WAIS-Ⅳでは何をしたのかというと、主に以下の15項目の検査を受けました。

 これから検査を受ける方や興味本位で調べている人のためにも、検査の内容は公式が公表している範囲のことに止めることにします。検査を受けた方々には意味が通じるような表現で記していきますので、未受験の方には分かりづらいかもしれませんがご了承願います。

公式サイトに15項目と各項目でみる能力がまとめてあったのでこちらをご覧下さい。

 

改めて、検査の15項目を挙げていき、一つ一つ感想を述べていきます。

 

1. 積木模様

 知覚推理の項目です。一番最初の検査は、積み木を渡されて「指定された遊び方で遊んでね。」というものでした。子供の頃よく一人でオモチャとして慣れ親しんでいたため、童心にかえって言われた通りの遊び方で楽しみました。検査実施者が時間を測りながら、指定した目的を達成するまでの時間を随時メモしていました。

 困難感は慣れていたためなかったように思います。2,3分ほどで終わりました。

 

2. 類似

 言語理解の項目です。検査実施者が質問をするので、随時答えていくという内容です。個人的にはかなり量があったように思い、2番目の検査だったのですが、この時点でかなりの疲労感に苛まれました。

 困難感については、普段から専門書などは環境柄よく読むのですが、小説などはこれまで10冊も読んだ記憶がなかったため、検査は非常に難しく感じ、答えるのに体感5分ほどかかった問題もあり、全部終わるまでに30分以上かかったように思います。

 

3. 記号探し(うろ覚え)

 処理速度の項目です。内容そのまんまです。記号を探していきます。制限時間が設けられていますのでその時間内でどこまでできるかを見ているようです。

 困難感については、問題量も多くこれ全部できる人いるのか?と言った感想です。6まで行きました。測定時間はわかりません。

 

4. 数唱(うろ覚え)

 ワーキングメモリーの項目です。項目名通り数字を唱えます。検査実施者が質問をして、回答者は答え方を指定されるのでその通りに数字を唱えます。回答方法は全部で3つ要求されました。(検査実施者によっては多少変更あるかも?)

 困難感については、だんだん苦しくなりました。後半あたりから『あれ?なんだっけ?』というのが1,2問ありました。3つともまで答えたと思います。

 また、検査終了後に実施者から、頭の中でどのようなことを意識して答えられましたか?と質問される場合があるかと思いますので、答えられるようにしておきましょう。

 

5. 単語

 言語理解の項目です。項目名通り単語に関する質問をされるので、答えていきます。検査項目2の類似と同様、そこそこ問題があった気がします(30問ぐらい)。先ほども述べたように、小説を読まないので非常に語彙力のなさを痛感しました。

 困難感については、後半になるにつれて、答えられない問題が増えていき、最後あたりは半分ちかくを『わかりません』で済ませてしまいました。この項目も30分近くかかったように思います。今度から小説読もうかとひとしきり悩んだ瞬間でもあります。

 

ここで、一度休憩が入りました。その際に、各項目に対して、難しかったかなどの感想を聞かれるので、見栄を張らずに思ったことを答えるようにしましょう。ここまでで1時間かかった気がします。

 

この辺からもうどの順番で検査をしたのか忘れたので、順番怪しいです。

 

6. パズル(うろ覚え)

 知覚推理の項目です。項目名通りパズルをします。実施者が時間を測りながらやるので焦ると思いますが、落ち着いてやりましょう。

 困難感はあまりなく、全てできたと思います。

 

7. 符号(うろ覚え)

 処理速度の項目です。内容としては記号探しと似ていますが、今思えば自動車の教習所でも似たようなことをやった気がします。制限時間があるので、その間に指定された目的を随時達成していくものです。

 困難感については、自動車教習所のときよりもできなくなっていたなぁと思い、少しショックでした。

 

8. 算数(うろ覚え)

 ワーキングメモリーの項目です。項目名通り算数をやらされますが、ワーキングメモリーという短期記憶の能力を測られるので、全て暗算を要求されます。検査実施者によるのかもしれませんが、原則問題は1回だけしか読まれません。どうしてもというときだけもう一度だけ読まれます。

この項目も時間を測りながら行われますが、落ち着いて取り組みましょう。

 困難感については、数学は得意な方でしたが、言われた数字を聞き取れなかったりと聞き直しを1度だけ要求してしまいました。やはりこういうのは紙面上じゃないと正確にはできませんね。確実に計算ミスしたのが最低でも1問はあります。

 

9. 行列推理(うろ覚え)

 知覚推理の項目です。よくあるネットに転がっているIQテストの類の問題です。この問題に関しては、普段から遊びでその手のテストをしていたため、全体的にも正しい数値が出ないだろうなぁという感想です。

 困難感については、経験もあったため全問正解できてしまっています。検査を受けようかと思ってる人は、安易に無料のIQテストはやらないほうが良いでしょう。

 

10. 知識(うろ覚え)

 言語理解の項目です。もう皆さんお分かりのように、私は言語理解の項目がてんで駄目でした。この検査も同様にあまりできたという自覚がありません。実施者が小中学校で習うような内容の質問を投げかけてくるので、それに立ち向かうというものです。

 困難感については、特定の分野ならよく知ってるのになぁと思いながら『わかりません』を連発しました。おそらく言語理解全体の総合値は非常に低く出るかと思います。

 

ここで再度休憩が入ります。そこそこの疲労感があり、おそらく全体通して1時間半ほど経ったと思います。ここでも先ほどの5項目についての感想を聞かれるので、素直に答えましょう。

 

11. 語音整列(うろ覚え)

 ワーキングメモリーの項目です。項目4と項目8の数唱と算数のように短期記憶を使用します。数唱ちっくで、実施者が質問するので指定された回答方法で答えていきます。この項目と数唱は時間は測られてないように思うので、落ち着いて取り組みましょう。

 困難感については、数唱ではできたのになぁと思いながら7ぐらいから半分ぐらい『忘れました』と答えてしまいました。どうやら、苦手な部分がはっきりしてきたように思います。

 

12. バランス(うろ覚え)

 知覚推理の項目です。項目名では伝わりませんが、モノの大小関係を推理する問題です。確か時間を測られたと思いますが、即答できるわけないのでじっくり考えて良いと思います。特に時間は関係ないかと。

 困難感については、時間が測られるため急いで答えなければ!という焦燥感から深く考えてなかったように思います。本当にわからない問題は、じっくり考えると『あっそうか』なるので、少し面白い項目でした。複数問題誤答したと思いますが、意地で最後の問題は正解を導きました。

 

13. 理解(うろ覚え)

 大嫌いな言語理解の項目です。実施者が質問するので、それについてどこまで理解しているのかを見る項目です。森羅万象幅広い質問が来ますので、雑学王かな?と思いながら答えてました。

 困難感については、○○について説明してください。と言った内容なので、知ってるものは辞書的に、知らないことは分かりませんと正直に答えましたが、どうやって説明すれば良いんだろう…という悩みから、やはり結構時間かかりました。

 

14. 絵の抹消(うろ覚え)

 処理速度の項目です。言われた通りのことを行いましょう。この項目も制限時間が設けられていますので、その間にできるところまでやりましょう。

 困難感については、最初に練習問題の時間があるのですが、すごく混乱しましたが、なぜか本番では混乱もなくできたように思います。しかし、これに関しては少し遅いのかなと、おそらく6割ぐらいまでしかできなかった気がします。色がついてると混乱しますね。

 

15. 絵の完成

 知覚推理の項目です。絵を見せられますが、その絵についておかしなところがあったりなかったりするそうなのでそれを指摘します。時間を測られるのですが、焦らずにじっくり取り組むと良いと思います。

 困難感については、一部納得のいかない絵がありましたが、ファニーでプレーンな絵が多く、すぐにわかるときは3秒もかからず、本当におかしなところあるか?って絵のときは2分ぐらいかかったと思います。個人的には全ての絵におかしなところがあると指摘を入れました。

 

これで以上15項目の検査が終了です。同じく先の5項目についての感想を聞かれるので、素直に答えましょう。その後全体を通しての感想やその他質問をする時間が設けられます。思ったことを聞いてみましょう。

 

・全体を通しての感想

 私の場合、検査実施者から、視覚的な情報処理の能力が高そうですね。と言った所感をいただきました。確かに私もそう思います。そのせいか受験期に参考書を買ったりしましたが、カラフルな配色やビビッドな絵が入ってると内容が入ってこないので、視覚に対する刺激に敏感なようで、少し苦労した覚えがあります。

言語能力に関しては、会話はできますが喧騒の中だと相手の声が聞こえないことがしばしばあり、コミュニケーションを積極的に行わなかったためか、あまり得意では内容に改めて感じました。

 

検査結果が出るまで、3,4週間はかかるそうなので、早くて6月下旬ごろに結果を出せる範囲で公開しようと思います。

 

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