前回、京都最強のパワースポット・鞍馬寺の霊気に圧されてクタクタになりながらも奥の院を参拝し、鞍馬寺西門から無事に脱出しました。
さて、鞍馬寺西門を出たその先に見えたものは?
本記事は前回の続きです。
うわっ、いきなり明るい朱色の鳥居!
先ほどまでの鞍馬山の鬱蒼とした感じから一転しています。
そして結構参拝者がいるではないですか。一体ここはどこ?
そう、ここが有名な貴船神社(きふねじんじゃ)なのですね。
なにが有名かというと…。
上の写真の二の鳥居をくぐったら、この光景!
両脇に朱色の灯籠がある、貴船神社本宮・表参道の石段!
この光景はとっても有名。どこかで見かけたことがあると思います。
そう、パワースポットと関連付けられた写真としてもよく取り上げられます。
なんで参道がパワースポットなのかよくわかりませんが、青もみじと朱色の春日灯籠のコントラストが美しいのは確かです。
石段に差す木漏れ日も素敵ですね。
それにしても、ここは大人気スポットなので人が写り込まないように写真を撮るのは大変なのです。
では、他の人が写真を撮っている中、かまわず石段を上りましょうw。
参道脇には秋海棠(しゅうかいどう)の可憐な花が咲いていて素敵です。
この石段を上がったところが、貴船神社本宮の本殿。
貴船神社本宮拝殿と奥に本殿。
ここには高龗神(たかおかみのかみ)が祀られています。
高龗神はイザナギノミコトの御子神で、水を司る神とのことです。
貴船神社は水と関係が深い神社。
と、本殿に参拝して後ろを振り向くと…。
そこには御神水があります。貴船山からの湧き水ですね。
飲めますが、このご時世ですからちょっと飲むのは控えてしまいます。
そして、この御神水が流れる先には…。
なにやら御神水に紙を浮かべている人が多数。
そうなんです、これが貴船神社名物「水占みくじ」!
みくじの紙を水に浮かべると文字が浮き出てきて、運勢を占えるのです。
これはやらないと!
水に浮かべると、こんなふうに文字が透けて浮き出てきました。
このおみくじは大凶まであるとのことなので、小吉ならまずまずかな。
貴船神社は紅葉の名所なので、もみじの絵馬もありますね。
というか、貴船神社って絵馬の発祥の地らしいです。知らなかった。
さて、貴船神社本宮を参拝しました。
しかし、まだ終わりではありません。
貴船神社は本宮、中宮、奥宮と大きく三ヶ所に分かれているのです。
なので三社詣と言って、中宮と奥宮にも行かないといけません。
中宮(結社)と奥宮は本宮から貴船川ぞいに上がったところにあります。
いや正直、鞍馬山を越えて疲れて、かつ鞍馬寺の霊気にあてられて結構ダメージが大きくてしんどいんですけど…。
でも、貴船神社のパワーを貰って行きます!
進む道の横を流れる、西日がさす貴船川。
いやー、癒やされるわー。これぞヒーリングスポットちゃうん?
貴船川沿いを上ってゆくと、奥宮の神門に到着です。
本宮と奥宮の間に中宮がありますが、参拝の順序は先に奥宮からなので一番奥まで来ました。
木立の中に拝殿、そして奥宮本殿があります。
もともと貴船神社はここが本宮でした。
奥宮は落ち着いた色で本宮の朱色のような華やかさはありませんが、その静けさや威厳、引き締まるような空気は訪れる人を黙らせるような独特の雰囲気をもっています。
ああ、やっぱりここが貴船神社の中心なんだと思わせる霊気に満ちています。
ここが貴船神社奥宮の本殿。
この下には龍穴という大きな穴が空いており、そこにエネルギーが集中すると言われています。貴船神社の龍穴は日本三大龍穴の一つです。
なので、貴船神社はパワースポットと言われるのですね。
しかし、この龍穴は見ることができません。誰も見てはいけないのです。
さて、貴船神社の一番奥まで来たので引き返しましょう。
この先は細い山道となりしばらく人家もなく、京都の秘境と言われる芹生という集落に続いていますが、遠いので歩いてはいけません。
帰り道、秋の日は短い。
特に山は日暮れ早く、もう日が暮れてきています。
帰りには本宮と奥宮の間にある中宮である、結社(ゆいのやしろ)を参拝します。
こういう順番で参拝することになっているのです。
結社はこじんまりとしており、縁結びで有名な社です。
それにしても、誰も居ない…。若い女性で賑わっているんじゃないの?
結社の解説はここALISでshumさんが詳しく書かれているので、そちらを見てください!(人任せ)。
もう夕方でかなり疲れているので、そそくさと結社を後にします。
帰り道、夕日が差す貴船川の川面を見ながら道を下って、バス停に向かいます。
貴船神社奥宮から15分、本宮から5分ちょっと下って、貴船のバス停に到着。
この京都バスは、貴船バス停から叡山電車の貴船口駅の間のシャトルバスとなります。
ということで、貴船口駅に着きましたが…。
叡山電車は土砂崩れの影響でこの区間は長らく不通になっており、貴船口駅も閉鎖です。
電車に乗れないので、並行して走るバスに乗ります。
めっちゃ人が並んでいますね。電車の代行バスなので混雑しているのです。
んー、なんだか一気に世俗に戻ってきたような感じ。
ということは、逆に考えると鞍馬とか貴船は世俗を離れた場所だったんだなぁと感じるのです。
やっぱり、あのあたりはパワースポットだったのですね。
と感じながら世俗にまみれた下界へと戻ってきて、まただんだんと心が汚れてきましたw。
鞍馬寺から貴船神社を鞍馬山をまたいで巡るコースは丸一日かかりますが、さすがに京都観光ゴールデンコースの一つだけあって見どころ満載、かつ山の清々しい空気を吸ってリフレッシュできる素晴らしい場所かと思いました。
早く叡山電車が鞍馬まで復旧して、新型コロナウイルス流行も収束して、またこの素敵な場所を訪ねやすくなることを願っています。
(本記事は2020年10月下旬の参拝時の様子をもとに作成しました。)
Camera: LUMIX G8
Lens: LEICA 15mm F1.7, LUMIX 25mm F1.7, 42.5mm F1.7
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