えっ、3月半ばなのにもう桜が満開なの??
はい、そうなんです。
早くも桜が満開。
それも1本の桜の木でだけではなく、延々と続く桜並木が満開。
そんな壮観な光景が京都にありますので、訪ねてきました。
訪ねたのは、淀水路(よどすいろ)。
ん、淀?、水路??
では、早速やってきました、淀へ!
おおー、確かに桜並木が満開じゃないですか!
って、ここはどこ?
なんで、こんなに早くに桜が満開なの?
この場所は、京都盆地の南西、伏見区の淀(よど)です。
豊臣秀吉の側室である淀君はこの淀にある淀城に居たことから淀君と呼ばれたという、歴史のある場所です。
現在では、広い京都競馬場があることでも知られる場所。
しかし今回訪ねるのは淀城跡ではなく、その近くの水路なのです。
交通手段は京阪電車の淀駅から徒歩10分くらいの便利な場所。
この淀水路には昨年の河津桜の時期にも訪ねています。
しかし昨年は曇り空で今ひとつ映えませんでした。
今年はリベンジとして、青空の日に出かけてみました!
おおお、ピンクの桜が満開!
桜並木が圧巻です。
桜並木の横はコンクリートで覆われた川というか水路ですね。
ここが淀水路。
桂川と宇治川をつないでる水路です。
水路自体は取り立てて見栄えがするものではないのですが、この水路の脇に2002年から地元の方々が200本もの河津桜を植えられ、1.1kmに渡っての桜並木が見られる桜の名所になりました。
雲ひとつない青空と満開の濃いピンクの河津桜、春爛漫の光景です。
河津桜(かわづざくら)とは早咲き桜のひとつ。ここでは例年2月中旬から咲き始め、3月上旬には満開になるとのことです。
伊豆の河津町で発見されたことから河津桜と名付けられています。
ここ淀水路の河津桜も伊豆から取り寄せて、植えられたとのこと。
河津桜のこの濃いピンクの花が鮮やかで、一気に春の明るい気持ちになります。
淀水路の上には京阪電車が通っています。
このあたりはマンションも建っている住宅街なので特に観光地というわけではありませんが、この時期だけは観光客で大賑わいです。
特に女の子やペット(ワンちゃん)を撮影しに来ている人が目立ちます。レフ板とか持ってきていて本格的にポートレート撮影しています。
外国語も結構聞こえます。
桜並木の横を通るともう一面に桜が咲いているので、目までピンク色に染まってきそうです。
そして、桜の枝には鳥も。
ヒヨドリが蜜を舐めに来ていますねー。
全長1.1kmの淀水路の桜並木をどんどん歩いてゆきます。
とても良いお天気。
雲ひとつない青空も美しく、まさに春の陽気。
河津桜の下には菜の花も咲いていました。
このコラボレーション、良い色ですね。
水路の川面に反射する桜もきれい。
この写真ではカメラのレンズにC-PLフィルターをつけて、水面の反射の程度をコントロールしています。
このフィルターを使うと青空をより青く写せたり、光の乱反射を抑えて景色を少しくっきりと写せたりして、なかなか良いです。
菜の花も満開。
菜の花と桜、黄色とピンクは春色の代表格ですよね。
暖かく明るい雰囲気が素敵です。
淀水路は宇治川へと流れてゆきます。
桜並木は全長1.1kmと長いので、ある程度並木が途切れたところで引き返しましょう。
うららかなお天気の、心地よいお昼間の散歩でした。
河津桜はもう葉桜になりかかっています。
この日は気温も高く、少し暑いくらい。
葉桜を見ると3月半ばですが冬から春を通り越して一気に初夏の気分になって、変な感じ。
そんな気持ちになるのも面白い、今回のお散歩でした。
京都では毎日どんどん季節が変わっていっています。
慌ただしい気持ちになりますが、今年も春を楽しんでゆきたいと思います。
Camera: LUMIX G8
Lenses: LEICA 12-60mm F2.8-4 with C-PL filter, LUMIX 42.5mm F1.7, 45-150mm F4-5.6
昨年(2021年)の淀水路の河津桜。
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