梅雨の京都で、鬱陶しい日々が続きます。
とはいうものの、ちょっとした晴れ間にお散歩。
今回は、花手水(はなちょうず)が鮮やかな東福寺塔頭の勝林寺へ。
勝林寺さんは、いつも鮮やかな花手水を見せてくださるので今回も楽しみです。
昨年秋に訪ねたときの花手水を記事にしています。
勝林寺は京都駅からほど近い、便利な場所にあります。
京都駅からJR奈良線でたったの一駅。東福寺駅で下車。
そこから徒歩10分くらいで到着です。
勝林寺は東福寺の塔頭なのです。
駅から歩いて10分。この階段を上がると勝林寺です。
梅雨の晴れ間が見えていますねー。
毘沙門天の幟が立っています。
勝林寺の御本尊は毘沙門天像で、東福寺仏殿の天井裏に密かに安置されていたものだそうです。
階段を上がって参道を進んで左手が本堂。右手が花手水の手水舎です。
普通は手水舎で身を清めてから本堂へ参拝するのが順序ですが、今回は邪道にも本堂へ先に行きます。
こちらが勝林寺本堂。
本堂は大檀那であった近衛家の大玄関を移築したものとのことです。
お堂へ上がらせていただくこともでき、御朱印をいただけます。
勝林寺は御朱印にも力を入れておられ、季節のイラスト入りなどバラエティに富んだ御朱印を書いていただけるので人気です。
ただし、御朱印帳に書いていただくのは手間がかかるのでお堂でしばらく待たないといけません。
この日も10人近くの方が待たれていました。書き置きの御朱印ならすぐに頂けますが、僕は以前にも頂いているのでこの日はパス。
では、後先になりましたが花手水を拝見しましょう。
うわっ、今回も花がてんこ盛りで鮮やかですね!
花手水を上から見るとこんなに色とりどり。
紫陽花をベースにひまわりなど季節の花々があしらわれています。
ここまで来ると手水に花を浮かべるというレベルではなく、生け花かフラワーアレンジメントですね。
紫陽花のそばには可愛いお地蔵さんが。
京都の瓦工房さんというところの作品だそうです。
そして水もしたたるオオサンショウウオくんも。
この花手水はちゃんと筧から水は出ているので、もちろん手水として手を清めることもできます。
みなさん撮影しているだけですが、たまに手を清める人もいます。
って、本末転倒?
お庭は苔がむしていて、新緑の季節を感じさせてくれますね。
梅雨の雨を吸って、蹲にむした苔も青々として元気そう。
青もみじも美しく、梅雨の晴れ間の日差しを十分に楽しむことができました。
色のくすんだ梅雨の時期、勝林寺花手水の鮮やかな色はジメジメとした気分を明るくさせてくれました。
まだしばらく梅雨は続きそうですね。
そして梅雨のあとには、暑い暑い京の夏がやってきます。
Camera: LUMIX G8
Lenses: LEICA 12-60mm F2.8-4, LUMIX 25mm F1.7
昨年秋に訪ねた記事。
季節によって花手水の花々が違い、いつも楽しませてくれます。
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