江戸時代中期の絵師、伊藤若冲。最近とくに大人気です。
現代でも古臭さを感じない、独特のセンスある作品が高い人気を得ています。
その伊藤若冲が眠る伊藤家の菩提寺が、京都にあります。
この宝蔵寺さんは若冲の作品も所有されているのですが、お堂は普段は非公開。
それが、年に一度、新暦2月8日の伊藤若冲の誕生日の前後にたった数日だけ特別公開されます。これは行かないと!
お堂の中にまで入らせていただき、カッコいい御朱印や御朱印帳までゲットしましたのでレポートします。
宝蔵寺は京都一の繁華街、四条河原町から歩いて10分たらずの便利の場所にあります。裏寺通りという、その名の通りお寺がいっぱい並んでいる通りに面しています。
山門をくぐって中に入らせていただきます。
宝蔵寺本堂と前庭
右手に鳥居がありますね。面白いです。
いつもは非公開ですが、この日は特別公開中なので中に入れます。
季節はまだまだ冬。南天の実が鮮やかな時期です。
今回は、本堂にお参りする前に御朱印帳をいただきます。
伊藤若冲満載の御朱印帳、カッコいいですよね!
描かれているのは有名な「竹に雄鶏図」と「髑髏図」です。
もちろんこれらの作品は宝蔵寺さんが所蔵していますが、普段は非公開。
でも特別拝観の今日は見せていただきました!
御朱印帳を開くと最初のページには、これまたカッコいい若冲の御朱印が。
御朱印帳を求めると、この御朱印がついてくるんです。
この御朱印帳は御朱印ファンや若冲ファンの垂涎の的?らしいです。
ALIS記事でもha-maさんが、この珍しい御朱印帳と宝蔵寺の記事を書かれています。
しかし今は御朱印帳の郵送での申込みもされているので、ご希望の方は宝蔵寺オフィシャルサイトからお申込みください(アフィリンクではありませんw)。
さらに、宝蔵寺の本堂は普段は非公開ですが、御朱印帳や御朱印は横の寺務所で普段から求めることができます。
まぁ、実際に宝蔵寺を訪れて実物の絵を見て御朱印帳を求めるのが一番感慨深いので、毎年2月8日前後の特別公開時にぜひ訪ねてみてくださいませ。
さて。お堂に入らせていただいて、御朱印帳に描かれているドクロや鶏の作品などの実物を拝見しました。
特にドクロの「髑髏図」は拓版画なので立体感があるため印刷で見るより迫力があって、素晴らしかったです。
また、今年は若冲の弟の伊藤白歳の生誕300年ということで、白歳の作品も展示されていました。
作品が展示されている書院から眺めた宝蔵寺庭園。
京都の繁華街がすぐ横なので、お庭は高いビルで囲まれていて窮屈な感じですが、小さいながらも様々な要素が詰め込まれていて賑やか。
蝋梅が咲いていて、梅も咲きかけています。
伊藤家のお墓
宝蔵寺は伊藤若冲など伊藤家の菩提寺なので、もちろんお墓があります。
お墓はお堂の横にあって、特別拝観の日でなくてもお参りできるようになっています。
御朱印もドクロでカッコいいです!
しかも若冲生誕会と書かれた特別御朱印。
この御朱印は本堂へ拝観された方、全員に授与されます。
本堂の参拝料500円に含まれています。良心的ですね。
若冲生誕の2月8日あたりは立春は過ぎたもののまだまだ冬ですが、若冲のお誕生日を祝うかのように梅が咲いてきていました。
相変わらずノロノロしている自分を尻目に、季節がどんどん進んでゆきます。
もう京都は春になります。
美しい京の春の景色を、また今年も見ることができそうです。
Camera: PENTAX K-3II with 17-70mm F2.8-4
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