京都の紅葉の名所の中でも、ここ数年のインスタグラムの普及とともに人気が高まり、今や数時間待ちと言われる大人気スポットがあります。
それが洛北・八瀬の「瑠璃光院」(るりこういん)。
でも、そんなに待つのは嫌だしなぁと思いましたが、この京都御朱印散歩記事を心待ちにしておられる方のために突撃してきました!
(心待ちにしている人がいると信じて。)
叡山電車の終点、八瀬駅。
のどかな比叡山の麓。レトロで素敵な駅舎ですね。
すでに左端には紅葉が見られます。
ここから徒歩で瑠璃光院に向かいましょう。
瑠璃光院にたどり着くかなり手前に、チケット販売所が!
人が多すぎて、お寺で拝観券を出すことができないんですね。
参拝者が列をなしています。やっぱりとんでもなく並ぶんだ…。何時間待ちなのか?
瑠璃光院は朝10時から拝観開始なので、朝早くに行けばまだ空いているだろうと思ってこの販売所に9時すぎに到着しました。
しばし並んで、チケットを購入すると…。
あら?、9時30分には入れるのね。
チケット売り場から瑠璃光院までは歩いて5分少々かかるので、9時40分に入場です。
チケット購入時間を含めて30分待ちくらいで入れたよ。やっぱり早起きは三文の得。
やってきました、瑠璃光院。
早速、紅葉が見られます。
中に入ります。
美しい緑のお庭を抜けて橋を渡ると、瑠璃光院の書院です。
建物はあまりお寺ふうではありません。
ここはもともと高級料亭として建てられたらしいです。
確かに内部は料亭のようにいくつもの部屋に分かれています。
では、有名なお庭を拝見しましょう!
書院二階、瑠璃の庭。
そうこれ、この写真! とっても有名です。
赤、黄、緑のもみじが鮮やかです。
そしてその色が磨かれた机に反射して、床もみじならぬ机もみじを映しています。
このもみじの色が反射する写真が瑠璃光院を有名にしました。
しかし、この鮮やかな光景をどうやって撮っているのでしょう?
机の上にカメラやスマホを置き、のぞき込んで撮っていますね。
このようにすると机上に反射した美しい写真が撮れます。
(人物にはモザイク処理を入れています。)
ここがインスタグラマーの気合の入れどころなので、みなさん必死。
素敵な写真を撮るとインスタでたくさんいいねが付きますから、頑張らないと!
(あっ、ALISでもいいねしてねw)
インスタ映えスポットなのでスマホで撮っている人が多いですが、でっかい一眼カメラを抱えたガチな人もチラホラと(自分のことか…)。
縦位置の写真にしても美しいですね。
この机はもともとは参拝者が写経を行う机で、自分が数年前に訪ねたときはみなさん写経をしていました。
でも今は写真撮影のために誰も座りません。んー。
では、一階に降りてみましょう。
書院一階から見た瑠璃の庭。
なんと苔が美しいこと。
とてもしっとりとした雰囲気に魅了されてしまいます。
そしてもう一つ、別の美しいお庭もあります。
臥龍(がりょう)の庭
こちらもしっとりとして素敵です。
石灯籠が良いインパクト。そして、右に池がありますね。
日本庭園の定番中の定番、錦鯉が泳いでします。
苔はあるわ紅葉はあるわで、もう最高潮!
さすが拝観料2,000円だけのことはあるー。
さてさて、御朱印っと。
紅葉をバックに御朱印。
瑠璃光院の御朱印はなんと、セルフサービスw。
筆書きが印刷された紙が積んであるので、真ん中の朱印を自分で押して、筆ペンで日付を入れて完成です。
志納料も特になく、横においてある賽銭箱に適当に入れます。
これはこれでアリ?
さて、美しいお庭を堪能して、そろそろ帰りましょう。
玄関まで戻ってくると、小さな滝とまたしても錦鯉が見送ってくれました。
どれだけ混雑するかと覚悟して突撃した瑠璃光院でしたが、もみくちゃになることもなく美しい紅葉を見ることができました。
瑠璃光院は京都中心部から遠く不便で、拝観料は2,000円と高く、紅葉と桜や新緑の季節に限定公開しているだけというハードルの高さですが、それでもやっぱりこの庭園は一見の価値があります。
混みにくい朝に行ってくださいね。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4
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