京都五山第二位に列せられる名刹・相国寺(しょうこくじ)。
かの有名な金閣寺と銀閣寺が相国寺の塔頭(敷地内の系列のお寺)という、すごいお寺。
室町幕府三代将軍の足利義満が建てたお寺なのです。
この相国寺の開山堂庭園が特別拝観されているとのこと。
自分はお庭好きなので、お散歩してきたよ!
巨大な法堂(はっとう)。重要文化財です。
ここは普段は非公開。でも、よく特別公開をしているので見る機会もあるでしょう。
この法堂は「鳴き龍」で有名なんです。
天井一面に龍の絵が書かれています(撮影は不可)。
法堂の中のある場所で手をたたくと、その音が反響してまるで天井の龍が鳴いているような音が聞こえるのです。
ええー、ホント? そもそも龍の鳴き声ってどんなんなの?
という方は、ぜひ手を叩いてくださいませ。ほんとに鳴き声のように聞こえます。
相国寺方丈。
ここも立派ですね。
方丈の前庭は一面に白砂が敷き詰められています。
窓から見える方丈前庭も味わいがあります。
この窓は火灯窓(かとうまど)といい、禅寺によく見られる窓ですね。
正面、白砂の向こうに法堂の堂々とした姿が見えます。
その手前にある門は勅使門。
こちらは方丈裏の庭園。
表と違って、緑が豊かです。
この方丈で御朱印をいただきます。
「無畏堂」と書かれていますね。
無畏堂とは先に上げた法堂のことで、恐れずに法を説くとの意味で名付けられたとのことです。
では、特別公開の開山堂を拝観しましょう。
開山堂とは、相国寺を開山した夢窓国師の木像を安置しているお堂です。
開山堂南庭。
手前が白砂、奥が苔の築山の二段になっているのが、他ではあまり見られないユニークさです。
築山と流れの「山水の庭」と、御影の切石に縁取られた白砂に庭石を配置した「枯山水平庭」の、二様の形態の庭がひとつに同居しているわけで、しかもこの二様の庭が一体となって連繁を保っている面白い形式です。
(相国寺オフィシャルサイトより)
白と緑のコントラスト、それに青空が加わって素敵なお庭。
こういうの好きです。
木陰が白砂に落ちて、絶妙なコントラストを作っています。
日の動きに合わせて刻々と変わる影を見ていると、時が経つのを忘れます。
時が経つのを忘れてしまっていたら、ほんとに時間が経ってしまいました。
さて、そろそろ帰らないと。
帰り道、四条大橋から鴨川を。
日が傾いたうろこ雲の秋らしい空を見つつ、今日の御朱印散歩は終了ですー。
Camera: PENTAX K-3II with SIGMA 17-70mm F2.8-4
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