つまり「熟議の質」の高さが集合体運営のセキュリティなので、
熟議の広さと深さ、ネットワーク効果を効果的に「「プルーフオブ民意」(Proof of Public will)(PoPw)(民意の証明)」に内蔵させたい。と。
(ちなみに「PoPw」プルーフオブパブリックウィルは、略称「ぽぷぅ」です。かわいいでしょ?w)
そうだ、PoPwの前に、PoExがあった。
Proof of Excellence、優秀さの証明。
結果的に契約民主主義は提案や審議の質を高め、優秀さを高めることに繋がっていく。
「インフォームドシチズン(よく知らされた市民)」という概念に代表されるように、教育の質の向上や、専門家の資質向上は、政治のあり方と同時に変化させていく必要があるもの。と、捉えられてる。
ここまでの整理。
「契約民主主義」は、Proof of Excellence、優秀さの証明というセキュリティモデル。
「DeGovプロトコル」は、Proof of Public will、民意の証明というセキュリティモデル。
「契約民主主義」は、「DeGovプロトコル」を用いた政治形態のひとつの具体例であり、最も広く活用されると考えられ標準的な政治手法となるだろう。
独裁国家でも共産的政治体制でも、味付けの差はあれど民意をオラクル化して政治を動かす、各種パラメーター設定によって広範な政治形態に適用でき、政治経済管理運営をクラウド化できるオペレーティングソフトウェアがDeGovプロトコルである。
また、各DeGov経済圏同士は、相互交流と経済交流も可能であり、現代の国交を再現することが可能です。
さて、本題に。
まず、「熟議の質」の鍵を握るのは、
「教育」「メディア」「大学」という専門的ファシリテーターであると仮定する。
ここでの「教育」は「義務教育」、「大学」は「専門教育」と仮定する。
つまり目指すは、「国民総専門家」戦略です。
これがインフォームドシチズンを実現することだと思います。
専門家の質を向上させることが、契約民主主義の肝である「提案」と「審議」の質を高め、より「Proof of Excellence、優秀さの証明」による国の政治と財政の堅牢性が増す。
次いで、
共同体単位で見た時に、インフォームドシチズンの地理的移動や人材流動が問題になるのでは?というショーゴ氏の意見。
これは移民など広範な外部から流入(及び流出)も視野に入ってる。
つまり、教育をどのように徹底できるか?という問いです。
さてここまでで結論に近づきました。
大枠では、人権的なものへの継続努力学習と同じような概念に落ち着きそうですね。
私も一つアイディアが思いつきました☆
専門家カテゴリーとしての「教育」(義務教育、初期教育)に焦点を当てます。
ひよこ提案
まず、できる限り広く民意を集めたい。その過程を教育のプロセスにしたい。
「「主観」の集まりが「客観」である。」(←誰か偉い人が言った。)という通りに、広く「主観」を集めることが、より効果的な「客観」(≒民意)を集める術であると仮定する。
そこで、
公共性の高い政策提案(←これは別途規定)の審議を、小中学校等の義務教育機関へ一部委ねるというのはどうだろうか?
ある程度の時間が要すると想定されることから、緊急性のない提案であることが必要ではある。
週に一時間だけでも「政策審議の授業」を導入するのです。
審議すべき提案がない場合は、契約民主主義という政治形態自体を学べばよいと思う。
審議すべき提案に対して、数週間(数回)から数か月(十数回)の熟議を経て、クラス単位、学年単位、学校単位、地域単位、市単位等、熟議の結果を取りまとめて、総合的な民意の一部としてオラクル化できるのではないかと。
ここでの狙いは、子供たちに考える機会を提供すること。
そして子供たちはきっと、家庭でもその話を親にする。
親達は、親たちのコミュニティでそれを話題にし、また子に話題を振るだろう。
そうしてもっと広範に政策提案への参加意識が高まり、何らかの意思表示が反映される流れになる。
広く民意が集められ、オラクルとして政策決定に反映されるという仕組みになるのではないだろうか。
そのサイクルが意識の成熟と教育水準の向上に寄与するのだと思いたい。
DeGovプロトコルによってできる、IDの一意化と熟議の超効率化が成せる次の時代の手法だと思う。
教育の変化など、そのプロセスは長いものになるかもしれないけど、目指す理想は明確にし続けていく必要があるし、望まなければ成し得ない。
さいごまでお読みいただきありがとうございます。